スペインでフランス国境から大西洋までを徒歩横断^^
スペインにも四国お遍路さんのような巡礼路があります。
ピレネー山脈フランス国境から聖地サンティアゴ・デ・コンポステーラ
(もしくは大西洋沿いのフィニステーラ)まで
の約900キロにわたる道(カミーノ)です。<通称フランス人の道>
サンティアゴに向かう巡礼路は他にもあるのですが
どの道も景色が素晴らしいです。
私は2016年5月にフランス人の道と呼ばれるコースを旅しました。
約30日かけて歩く旅は移り行く素晴らしい景色と美味しい料理、
各国の人との交流ができて女性でも安全な旅ができます。
70代のおばあさんや体の不自由な人でも参加しているカミーノ。
巡礼路に沿って巡礼宿があり、
世界各国からどの宗教を信じているかにかかわらず
多くの人が訪れていますよ。
全行程800キロを歩かなくても
ショートコース100キロなど自分で選べるのもいいですね。
スペイン巡礼旅とは
ヨーロッパ各地から聖人ヤコブの遺骸が発見された
スペイン北部ガリシア地方
サンティアゴ・デ・コンポステーラまで歩く聖地巡礼
のことです。
(四国お遍路さんのようなもので実際香川県と姉妹都市提携をしているところもあります。)
11世紀にはヨーロッパ中から多くの巡礼者が集まり、
最盛期の12世紀には年間50万人を数えたそうです。
16世紀には偶像崇拝が禁止されたこともあって
一時巡礼者数は大きく減少することとなりました。
しかしフランコ体制が崩壊した以降1980年代に本格的に復活し
今日に至っています。
現在、サンティアゴ・デ・コンポステーラを目指す巡礼者は
毎年20数万人以上、日本人の参加者も急増中です。
(アジアからの参加が多いのはカトリック信者の多い韓国人。ダントツでトップ!)
巡礼は徒歩だけでなく自転車や馬、交通機関を使う人もいます。
全行程を一度に歩ききる人もいれば数回に分けて踏破する人もいます。
(サンチャゴの手前100kmから歩いたことを証明できれば公式の証明書が発行されます。)
信仰のためだけでなく観光やスポーツ、単なる目標達成のため、
自分探しのために歩く人もいてその目的は様々。
一番メインのフランス人の道は(約800㎞)は
銀河に横たわるレイライン(地球エネルギーの線)とも言われ、
このライン下は非常に高い波動を発していることから
人がこの高い波動に触れると、思考・体験・記憶が明晰になり
啓示が起こるとも言われています。
このようなことから
近年はスピリチュアルな体験を期待して巡礼をする人もいます。
感想
実際歩いてみると、最初体が慣れるまでは大変でしたが
中盤から最後の辺りは1日25キロくらい歩いても平気になりました。
「自分探しの旅」と言われますが、私は仲間と行動していたので
そのような時間はあまりとれませんでした。
早朝に出発、ひたすら歩く、食べる、洗濯して寝る!だけの繰り返し生活は
日本ではなかなか体験しにくいことで面白かったです!
その時々を精一杯生きる、集中して生きることに専念できた時間は
今となっては思い出深く、貴重な体験をなりました。
四国お遍路さんと違うところはスペインの美しい風景が見られること、
世界各国から来た人々と交流できることでしょうか。
時間と体力に自信のある女性にはぜひおすすめです。奇跡も起こりますよ^^
巡礼の詳しい様子は今後記事にしていきますのでお楽しみに!