旧正月とは
中国、香港、台湾、韓国、ベトナム、モンゴル、ブルネイ等と
華僑の多い地域や中華街で大切にされている旧暦のお正月のこと。
毎年1月下旬から2月中旬が旧暦の1月1日にあたり毎年移動します。
台湾では「春節」といい、
春節の前は伝統市場等が正月の食べ物を準備する人々でごった返し、
デパート等も買い物客で賑わいます。
高速道路、鉄道は帰省客で大混乱になります。
又、大晦日の日が1日より重要?で、
家族親戚が一堂に集まって一緒にご飯を食べます。
春節期間(大晦日から初5日)は商店のほとんどは閉まり、
皆家で家族と過ごすか、
正月2日、3日は先祖の墓参りやお嫁さんの実家に行くなどするので
都市部は人が少なく、デパート等以外は閑散としています。
移動するのに交通がお正月運行であったり混雑していたりで
不便なこともあるし、
お目当てのショップが閉まっていたりするので
観光客にはあまりおすすめでない時期になります。
ベトナムではこの旧正月のことを「テト=節」といい
やはり1年で一番重要な祝日らしく、多くの人が故郷に帰省するそうです。
ベトナムの旧正月はどんな感じ??
台湾での旧正月の状況をよく知っていたので、
ベトナムでも同じような感じだろうと想像して
元日にホーチミンに到着しました。
すっかり日が暮れた時間帯。
空港から市内へ向かうタクシーの中から様子を伺います。
確かに噂通りオートバイの量が凄い!!ですが
街全体の様子は特に変わりありません。
台湾や中華圏の旧正月では派手な装飾が街のあちこちに見られ、
お正月ソングが流れています。各家庭の戸口も赤い飾り等で飾られ、
いかにも「お正月!」という感じがします。
しかし、ベトナムで第1の商業都市と言われるホーチミン、
お正月感は想像したほどありませんでした。
私の滞在したホテルはホーチミンの中心地でしたが
それにしても人とバイクが多すぎるような気が・・
帰省する必要がない人がこんなにいるとはびっくり!
街行く人の服装も普段着です!
チェックインしてからホテル周辺をぶらぶらしましたが
レストランや屋台は普通に深夜まで開いていて料金もいつもと同じ。
コンビニや一般のお店も開いていました。
観光客にとっては嬉しい状況ですが、
多少のお正月感を期待していたので少し残念でした。
テト 昼間の様子
ホテルも正月料金を請求されることはありませんでした。
翌日の正月2日目、出かけようとするとフロントのお姉さんが
ここに行ったらいいよ、と正月らしい風景が見れるところを教えてくれました。
統一会堂前の大通りです。
おお~、
やっと正月らしい服装の人達が!!
統一教会の前の大通り、
歩行者天国で正月期間は色とりどりの花で
埋め尽くされるようです。
お正月、日本のように初詣の習慣がかどうかわかりませんが(多分なさそう)
皆家族で記念写真をとって楽しそうにしてるのは
見ていて微笑ましかったです。
統一教会前通りの近くでは屋台や出店も出ていました。
近くの高級ブティック等は閉まっていましたが
デパートは営業していました。
街の装飾はやっぱり中華圏より控えめでしたね。
他の場所と違う雰囲気を
味わえたので訪れてよかったです。
まとめ
確かに飛行機のチケット(国際&国内)は高めで
取りにくいこともあるかと思いますが
現地で「お正月だから不便」と感じることは
一度もなかったです。
行く時期がたまたまお正月であっても
心配する必要はないでしょう。
反対にベトナムのお正月ってどんなの??
特別な風景が見られるの?と思って期待していくと
ちょっと残念な気分になるかもです。