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今も現役、ジャンタル・マンタル(天文台)って?
ジャンタル・マンタルで「計測する機器」の意味。(引用元 Wikipediaより)
旧市街、風の宮殿やシティ・パレスの傍にあります。
9時から17時まで 入場料200R
ニューデリーにもありますが、こちらのほうが規模が大きいです。
開場直後から団体ツアー客が訪れるのと、
日影がないので午前中早くか日が傾いた頃に行くのがおすすめ。
ジャンタル・マンタルは実際目の前に立つと凄さがわかります!
巨大観測儀は合計16あって、
その中でも太陽光の影によって2秒単位まで正確に計測できるという
巨大日時計(サムヤート・ヤントラ)は迫力満点!
一回りするのに時間はかかるし
広角レンズを使っても一つに収められないくらい大きかったです。
他にも異なる角度で12各星座に向かっている観測儀、
マハラジャが単なる趣味で作ったのではなく
相当な天文学の知識や興味があった上で作ったとわかります。
実際にどうやって測っているのかが気になりました(実演はなし)
ツアー客には英語ガイドがついていました。
各観測儀に説明台はあるものの、読むのは面倒ですね。
より詳しく知るには英語公式ガイド(200R)を頼んでもいいかもしれません。
(英語オーディオガイドは150R)
横で聞き耳を立てていましたが、歴史や成り立ち、
背景を話していたような感じで
どうやって計測する等の話はなかったかもです。
古代文明も星や天体の動きを観測していましたが、
誰がいつ建造したかまでははっきり特定できません。
しかしこの天文台は作った人や建造された時代、何を計測するのかまで
はっきりしているところが凄いと思います!
インド人にとって星の動きや位置とは
インド人はこの世に生まれ落ちた瞬間の天体の配置や動きに
とても関心があります。
「人は宇宙の一部であり、その動きの影響を受けて生きている」
という考え。
生年月日時間&生誕地によって
その人の運命はある程度決まっているそう。
予測される未来の不都合な出来事(事故や病気)を予防し、
大難を小難にするために
インド人はアーユルベーダで健康管理し、宝石を身につけ、
マントラを唱えたり瞑想したりするそうです。
そういう各個人の生まれた瞬間の星の位置を読み解くのが
ジョーティッシュ(インド占星術)と言われるものです。
インドでは単なる占いではなく「時間の科学」として
大学でも教えられているそうです。(宇宙研究機関コンピュータ科もあるらしい)
各個人だけでなく、国の運命も読み解いていると聞くと
マハラジャがなぜここまで天文学に傾倒し、
正確な位置を知るため天文台を建造したのかがわかるような気がします。
女子なら気になる、興味本位でインド占星術鑑定!
手相占いかな?なんて思いますが、
こちらがジョーティッシュを鑑定してくれるところ。
風の宮殿(ハワ・マハル)のところにあったので興味本位で覗いてみました。
英語やフランス語もOK!とあったから外国人でもOKだと思ったのです。
事務所みたいなところに入ると女性がいて
「手相を見てもらいたい」と言ったら
「今はやってない、アストロのみ」と
言われたからジョーティッシュのことかと思って、
お願いします、と申し込みました。
だって鑑定料500Rって安い!(約825円)
そうしたら奥から男性が出てきて
生年月日正確な時間、正確な生誕地を聞かれました。
しかし、その先生はインド人にしては英語は達者でなく、こちらも達者でない。
しかも専門用語を使われるからいまいちコミュニケーションがとれません。
(アーユルベーダの先生はわかりやすい英語だったから何とかなりました)
仕方ないので先生は
「英語の資料があるから
それを持って帰ったらどう?」
と提案してくれ、2冊印刷してくれました。
出てきたのは分厚い資料でびっくり!!(北インド方式 2冊で700R)
家に帰ってから辞書との闘いだな、と思いながら受け取りました。
本当は将来のことを聞きたかったのですが、
なぜか先生は一番聞きたくない過去の出来事をズバリと言い当て、
やっぱりそうなると決まっていたのねー、となり、
インド占星術当たってるやん!と思ってしまいました。
肝心なこれからのことを(時間切れで)知れなかったのは残念です!
まとめ
インド人にとっては星の位置はものすごく重要なことのようですね。
実際に行って五感で感じると
その国の歴史や習慣、国民性をより納得して理解できる、
それが旅の楽しみの一つでもあります。
貴女も一人で旅に出てみませんか?
一人だからこそ楽しめることもあります。
TVや本からだけでは感じられない、LIVE体験は格別ですよ!