50代からの旅 気になるピースボートの旅 想定外の出来事に必要なのは・・・やはりコレ!

3か月もあればいろんなことが起こります!

普段健康に自信がある!

そういう参加者がほとんどのピースボートです。

しかし3泊4日の海外旅行と違って、

3か月もあれば思いもよらぬ病気やケガが発生していました。

船内の空気は悪い

想像してみてください。

もう何年も1年中(ドックに入って定期検査以外は)航行している船、

その度にいちいち空調の掃除をしていると思いますか?

私は呼吸器系も強いのでそこまで影響はありませんでしたが、

旅も大詰めを迎える頃には多くの乗客が喉をやられて咳き込んでいました

飛行機の中で埃が舞っていたり乾燥しやすくなるのと同じ。

それが1日ではなく3か月近く続くのです。

インフルエンザは広がりやすい

私の乗船した回もインフルエンザ患者がでました

日本出航して間もなくの時と日本に帰国する数週間前でした。

日本からの出航は冬だったので、

国内にいたときに感染した人が乗ったのでしょう。

帰国前は南国から北上して日毎に気温変化が激しい時期でもありました。

毎日イベントがあり、限られたスペースの船内を多くの人が行き交うので

空気感染しやすいと思います。

とにかく船内医務室で「インフルエンザ宣告」を受けた場合

4階の客室に有無を言わさず隔離されます。1週間も!

そしてその間の客室使用料は別料金で請求されます!

ぽっくりさんも

高齢者の方では疲れなどから肺炎になって現地病院で手当てをうけたとか、

砂漠の砂で目をやられて旅を続けられなくなり途中で帰国したとか

船内でシャワー中に転倒して腰骨を骨折して病院に運ばれたとか

いろいろありました。

また、ある日突然朝になったら呼吸が止まっていた高齢者もおられました。

こういうケースは毎航海であるらしく、

下層階には棺桶が数棺いつも待機しているそうです。

ご本人は楽しい旅の最中に天に召されたから後悔はないと思いますが

ご家族が大変です!

なぜならご遺体は日本まで運んでくれません。

亡くなられた後、一番最初に寄港した国で降ろされ、

そこから飛行機で日本へ運ばれます。

ご家族はそこまで迎えに来ないといけないので費用は相当なものでしょう。

若くても

若いからと言って安心はできません!!

オーバーランドツアーに参加した時のことです。

昼食は地元のレストランでカニの身の入ったラビオリ等を食べ、

夕食はホテルのレストランで魚のコースを食べました。

夕食後から体調を崩し始めた人が出て

夜中トイレを何往復もした人がいたそうです。

私も翌朝いつもよりお腹がぐるぐるするな、とは感じましたが

便秘薬を飲んで寝たせいだと思っていました。

しかし夕方まで一人で自由行動の時間を過ごしている間

悪寒と体にだるさを感じて「風邪?」とその時は考えました。

その後あまりにもしんどくなり、集合時間まで外にいられないので

ホテルのロビーで休もうと戻りました。

すると・・・ホテルのソファーどころか、

場所がないため床にまで横になっているツアーのメンバーたちが!!

食あたりと思われる原因で脱水症状を起こしてるようでした。

その日は南極船に乗り込む日で、皆楽しみにしていたのにとんだハプニング!

ホテルでは一人の男性が意識不明になって倒れて病院搬送。

もう一人、30代の若い女性は南極船の船医からドクターストップがかかって

南極行きを泣く泣く断念。

(この食あたりの件に関してジャパングレイスは

確かな証拠はない、旅行の疲れからくる体調や胃腸不良ではないか?として

特に補償等はしてくれませんでした。20人以上が同時に発症していたにもかかわらず。

日本なら保健所が乗り込んで大ごとになったと思いますが海外なので立証できないのが残念・・)

海外旅行保険加入は必須!

以上のようなことから、何が起こるかわからないピースボートの旅、

保険加入は絶対必要です。

私は海外旅行保険付帯のクレジットカードを持参していますが

3か月以上もの長期は保障されないので別に加入しました。

 

ジャパングレイスと損保ジャパン日本興亜が提携してだしている保険です。

よその会社の保険でもOKなのですが、ジャパングレイスが関わっていると

万一の際の支払い手続き等がスムーズにいくと思って選びました。

69歳以下だと保険料は4か月で58000円から65000円の3タイプがありました。

船内医務室

4階に船内医務室があります。

ちょっとしたクリニックのようになっていて

入り口を入ると受付があり、看護師の女性が対応してくれます。

その奥に診察室があり医薬品などが揃っていました。

南米上陸で1週間ほど過ごした後、雨にぬれたせいか風邪をひき

長引いたので医務室で薬をもらいました。

自宅だと一人で静かに1日寝ていれば回復しますが

4人部屋では人の出入りもありそうはいきません。

しかも咳が続くと同室者にも迷惑をかけるから気を使います。

こういう時は一人部屋の人はいいな、と思いました。

 

初診料は高い?です。4000円

船は海上を航行しているので日本国外、日本の健康保険は使えなかったと記憶しています。

なのに風邪薬等は安いです。3種類で1200円

合計5200円で保険が効くか、と思いますが5000円は自己負担となっているので

200円のためにわざわざ保険の請求はしませんでした。

 

マラリア予防薬

アフリカや南米に渡航する場合、マラリア感染対策が必要になることがあります。

日本国内ではどこの病院でも扱っているわけではありません。

取り扱い病院を調べてそこで処方箋を書いてもらって薬局に行くという手順。

近くに病院がないとかなり不便です。薬局も取り扱ってないところがほとんど。

(日本での参考価格は1錠830円+保険対象外で初診料、処方料、調剤料が必要。)

しかし船内では簡単に手に入ります。

確か初診料4000円だけで薬ももらえました。

(内訳控えをなくしたので合計金額しかわかりません。)

毎週1回1錠、4週間にかけ飲みました。

その他 高山病

高山病になる、ならないかは現地に行ってみないとわかりません。

私は以前スイスアルプスでも大丈夫だったので、

4000m越えのボリビアのラパス等でも大丈夫だろうと予想していました。

予想通り大丈夫でしたが、

ウユニで調子に乗って歩き回ったら少し頭痛がしたくらいで済みました。

しかし、高山病になった人は本当に大変そうでした。

酸素ボンベとお友達!

普段元気な方でも吐き気が止まらないようでずっとぐったりされてました。

楽しい旅のはずなのにお気の毒としかいいようがありません。

年齢などは関係ないと思います。体質なのでしょう。

ゆっくり歩いて!等とアドバイスを受けますが、

ダメな人は安静にして座っているだけでも息苦しいようです。

中にはツアーをあきらめてホテル待機の人もいました。

まとめ

とにかく、3か月もの旅は想定外のことがいろいろ起こるので

体調管理に気を付けるとともに海外旅行保険には加入しておきましょう!

何もなければ御の字!お守り替わりとして。

 

 

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