船旅の魅力
船旅の魅力は何と言っても雄大な空と海がいつでも目の前にあることです！！
朝陽とともに活動を始め、一日の終わりは夕陽を眺めながら・・・
贅沢なひと時ほぼ毎日を味わえます。星空も最高！
水平線を眺めていると天気の変化もよくわかります。
右手の方は晴れているのに左手の方では雷雲とともに
大雨が降っている様子が見れたり。
水平線から立ち上がる半円形の虹やダブルレインボー、彩雲も見ました。
身近に大自然を感じることができます。
一番印象に残っている体験は甲板でヨガをした時のことです。
いつもは船内で揺れに負けないように
地上よりバランスに気をつけて行うのですが
甲板で行う時は風があります。
ある時は暴風が吹き荒れる中だったのでヨガマットはめくれあがるし、
タオルも吹き飛ばされました！！
そんな暴風と戦いながらのヨガは
「一生こんなハードな環境でヨガをすることはないだろうな」
と思う、忘れがたい経験となりました。
船酔いは？
船旅に慣れていないと船酔いが心配になると思います。
私もかつて国内のフェリーや上海からの鑑真号の船で船酔いになったことがあり
乗船前は不安でした。
しかし、ピースボートの船体は豪華客船からすると小さめで、
「これで世界一周大丈夫？」と思うような外見ですが、
やはり長旅に耐えられるだけの安定性はあって、
意外に揺れは少なかったです。
天候に恵まれたこともあって一度も船酔いにはなりませんでした。
慣れだと思います。
1，2日で常に揺れている状態に体が慣れたら違和感はなくなりました。
上陸時に足元がふらつく人もいると聞きましたが、
私はそのようなことはなかったです。
レセプション前には酔い止めがいつも置いてあるので
気分が悪くなりそうなら早めに飲んだら大丈夫でしょう。
船内で気分を悪くしてる人はほとんどいなかったと思います。
操舵室拝見
乗船中の楽しみに操舵室見学の機会があります。
一人1回は予約制で見学できます。
事務局長さんの詳しい説明つき。
（一般の客船で見学する機会があるか知りませんが、ピースボートならでは
の企画かと思います。）
船舶も飛行機と同じで
普段は完全オートマ運航だそうでそれにはびっくりしました！
寄港する時や天候が悪い時などだけ手動に切り替えるそうです。
オリエンテーションでは
船体や航路についての説明、
気象が船の航行に与える影響なども詳しく教えてもらえるので
楽しいですよ。船に関する知識も増えました。
チリ マゼラン海峡航行時の説明
事故や故障について
私が乗ったオーシャンドリーム号はピースボート2代目です。
1代目では洋上航行中に船が運航できなくなり数日間停泊。
熱帯地域にかかわらずクーラーが効かなくて大変だったとネットでみました。
（気になる人は検索してみてくださいね）
今回航行中に事故はありませんでしたが
スクリューの一部が故障して数時間停泊しました。
次世代の船を造船中とのことなので老朽化は進んでいるのでしょう。
しかしいつもどこかでクルーがペンキを塗りなおしたり、窓掃除をしていたり
こまめに点検をしているのを見かけたので
手入れはされていると思います。
そして乗船時と毎月1回ライフジャケット着用で
乗船者全員参加の避難訓練が行われます。
いい加減なものでなく、真剣に行われます。
一人ひとり点呼があり、不在だと部屋まで確認に行くくらいです。
