トイレ事情について
行くまでは雄大な景色に果てな続く一本道を見て
「途中でトイレがなかったらどうしよう?」
「トイレットペーパーはどのくらいで足りるだろう?」と心配していました。
で、実際はどうだったか?答えはそれほど困りませんでした。
なぜなら2時間も歩くと必ずカフェがあったからです。
カフェの場所は先日紹介したガイドの地図にも載っていますから
どこまで我慢したらトイレがあるのか がわかります。
カフェのトイレはどこも清潔に保たれていました。
トイレットペーパーもちゃんとありました。
カフェの人も巡礼者はトイレ目的で来てることをわかっています。
お金の出費をできるだけ抑えたいからドリンクの注文は・・という人は
青空トイレの覚悟は必要かもしれませんが、
緊急時や大きい方等の場合は注文なしでも借りられるので大丈夫です。
ちゃんと無料で貸してくれますよ。
又、一人で歩いてるからトイレに行ってる間荷物はどうしよう?
と思うかもしれません。
それも大丈夫!
毎日皆同じルートを同じくらいのペースで進み、
宿も同じということになりがちで、自然と顔見知りの人ができます。
カフェでは見知った顔があったり、
知ってなくても巡礼者同士親近感があるので
「ちょっと荷物見てて!」とジェスチャーで伝えればOKです。
ただし、貴重品は手から離さないように!
フランス人の道はロマ(ジプシー)を見かけなかった気がしますが
ポルトガル人の道で勧められたタバコに喜び、
会話してるうちにカフェのテーブルに置いた貴重品を盗られてしまった、
というドイツ人に会ったことがあります。
くれぐれも油断はなさらずに~
お役立ち一言スペイン語
トイレのことを aseo(アセオ)、lavabo(ラヴァボ)、 bano(バーニョ、文字oの上に~の印が入ります) servicio(セルヴィシオ)といいます。 いくつもありますが日本語でもお手洗い、洗面所、便所など いろいろな言い方がありますよね、その違いです。 「¿Donde esta el lavabo?どんですたる ラヴァボ/バーニョ?」 (↑発音の ’ が表示できなくてすみません) と言えばトイレはどこですか?の意味なので通じます^^
単語だけでもok! 私はずっとラヴァボだけ言ってました。
詳しいドリンク価格まで覚えていませんが
コーヒーや紅茶1杯2~3ユーロくらいだったと思います。
グラスワインもこれくらいの値段だったので
やはりワインの国だとびっくりしました。
カフェにはその店オリジナルのスタンプ=セジョがあるので
初めて食べたスペインのチュロス。
スペイン中どこでもあるかと思っていたら
本来はマドリッド周辺だけだそうで
北スペインではなかなかありつけませんでした。やっと見っけ!^^
毎日カフェに立ち寄ってスペインのスイーツを食べるのもひとつの楽しみでした。
ではトイレに関して全く問題なかったの?と言われれば
「青空トイレ」も一度だけ経験しました。
約23キロまっすぐで、影もない一本道。
もともと休憩するところがないのはわかっていたので
飲水量をセーブしていましたが、
日陰のない炎天下ではやはり飲まないわけにはいきませんでした。
とうとう我慢できなくなった頃、ちょっとした小屋らしきものがあって
近づいて行くと皆そこで済ませてるみたいな状況。
小屋の裏は紙屑が山のように・・・( ゚Д゚)
もうしわけない気持ちではありましたがそこで済ませました。
大きな町では雑貨店やお土産物屋さんで
巡礼者が必要とするグッズが手に入ります。
女性用生理用品は嵩張るのでブランドにこだわりのない人は
現地調達もありだと思いますよ。
アルベルゲ(宿)の設備について
リニューアルしてるところも多く、設備も整っていました。
- ベッドがガタガタする鉄パイプでない、
- 各人にコンセントがある、
- シャワー・洗面スペース、台所綺麗
たまに田舎の公営宿では酷いところがあるらしく、
私は宿泊しませんでしたが
「電気が途中で途切れて停電が何回もあった!」
という場所も聞いたことがあります。
公営宿に対して私営の宿はこじんまりですが
どこもそれなりに清潔で問題なく過ごせました。
公営、私営、どちらに泊まっても
当たりはずれが多少はあるので
あとは与えられた場を有難く受け入れるしかありませんね。
昔の巡礼者は野宿もあったそうですから
どこででも寝られたら恩の字です^^
シャワー
私は冷たいシャワーはダメですが、たったの一度以外は
冷たいシャワーに出会ったことはありません。
男女別が多いですが、一緒のところもあります。
同じ女子同士でも、
- シャワースペースが各々に仕切られていない
- シャワーカーテンだけ
- 全く何もない
といろいろありました。
S字フックは持っていった方がよいでしょう!
衣類やタオルをかける場所がないところが多いです。
シャンプーなどを置くスペースもない時がありますから。
洗濯
下着などの小物はシャワーの際に洗っていました。
大きなもの(シャツ、ズボン、ジャケット等)はどうしていたかというと
私は3日に1度くらい仲間と一緒にランドリーを利用していました。
大体の宿にはコインランドリーが設置してあります。
(洗濯機だけ又は乾燥機もあり)
システムは2つあって
- ・自分でコインを入れて洗う(1回2~2.5ユーロくらい)
- ・宿の人にお金を渡して宿の人に洗濯してもらう(宿側は壊されるのが嫌なので)
です。
洗剤は粉を持って行きましたが、
ランドリーには液体専用のところもあったので現地で買いなおしました。
大人数の宿では皆がランドリーを使用したいから大変混みます。
順番待ちをしていると時間が拘束され不便なので
宿に到着したらすぐにシャワー→ランドリー→干す を終えてしまいましょう。
これもあって早め出発、早く到着がベター 。
どこの宿にも洗濯を干すスペースがあります。
一つ気をつけたいのはどこにでもあるようなタオルや
盗られたくないものには名前か印をつけておきましょう!!
道中でお金の盗難は聞きませんでしたが、
私の仲間は大判バスタオルや巡礼者シンボルの貝を盗られてしまいました。
出来心でしてしまうのでしょうか・・
スマホの置忘れにも要注意です!
どこで忘れたのか、どこで失くしたのかわからない子が
歩いてきた道を泣きべそをかきながら戻っていく姿を目にしたことがあります。