私は巡礼にフランス人の道を選び、
フランスとの国境Roncesvallesを起点としました。
そこまでの手配等について記事にしました。これは以前のブログのリブログです。
目次
出発地はロンセスバージェス!
一般的にフランス人の道を選択する場合
フランス側サン・ジャン・ピエ・ド・ポーから出発する人が多いのですが
4月下旬は年によってはピレネー山脈に残雪があり
登山経験のない私には危険かもとの判断から
スペイン国境を超えてすぐのロンセスバージェスから出発することに決めました。
(後からピレネー越えをした日本人に聞いたところ、当日天気は良く雪もなかったそうです。2016年)
その他のルートを選ぶ人や飛行機でフランスから入国する人は
友の会の資料を参考にしてくださいね。
起点までのアクセス
1)スペイン・マドリードまでー飛行機
半年前に予約しました。
巡礼後に南スペインを回る予定にしていたので60日チケットでした。
台湾からの往復だったのでここで参考になることはないと思います。
すみません。(カタール航空利用)
スカイスキャナー等で検索して安いチケットをどうぞ^^
格安チケット予約サイト比較の記事はこちら↓
2)最寄り駅パンプローナまでー国鉄RENFE
次にマドリッドの空港からパンプローナまでの
高速鉄AVE道のチケットをネットで予約しました。RENFE とはスペイン国鉄のこと。
AVEとはスペインの新幹線のような列車です。
飛行機が朝到着の便だったので11時半発14時40分着(所要時間約3時間)
の列車を選びました。
(日本円だと片道約8600円です。)
こちらレイルヨーロッパのサイトから購入できます。
画面は日本語で手続きは簡単でした。
行ってからでも購入できるかもしれませんが、
乗りたい列車を予約できるか確証がないので先に予約をおススメします。
クレジットカードで支払い、家でチケットをプリントアウトして持参します。
*空港からアトーチャ駅までの行き方
空港ターミナル到着ロビーを出たら
鉄道駅は直結してるのでRENFEの改札を探します。
チケットにバーコードがあるので
空港駅の改札/切符売り場の機械でスキャンすると切符がでてきます。
(私は上手くできなかったので改札のおじさんに助けてもらいました。)
まず近郊線(セルカニア)で
AVEの出発駅アト―チャ駅まで行くことになります。
近郊線の運賃はこのチケットを持っていたら無料でした。
アトーチャ駅に到着したら
ホームからエスカレーターを使って改札まで行き、一旦出ます。
再びエスカレータに乗り、左折して少し行くと
AVE(新幹線)専用の改札があるので
チケットを用意して荷物検査の列に並びます。
AVE(高速鉄道)に乗る前には必ず飛行機のようにX線荷物検査があります。
*こちらのサイトにRENFE利用に関する詳しい説明や注意点が書いてあるから
参考になさってください。(日本語)
*AVEに乗車
X線荷物検査を終えると待合ロビーのようになっています。
自分の乗る列車のホーム番号を表示版で確認したら
ホーム番号前のベンチ等で待ちます。
新幹線駅構内にはデリやカフェもありますが割高です。
発車10分ほど前になったら改札が始まるのでチケットを提示。
そこから専用エスカレータで列車が停まっているホームまで降ります。
3)ロンセスバージェスまでーローカルバス
ロンセスバージェスまで行くにはバスかタクシーの利用になります。
私はローカルバスを利用しました。
そのローカル長距離バスが出る郊外行バスターミナルですが
パンプローナの鉄道駅から徒歩ですとかなり距離があります。
駅前から市バスの利用がいいでしょう。
どこで降りるかは運転手さんに聞けばいいと思います。
この街は巡礼の恰好をした人が多く、運転手さんも扱いに慣れてるので親切。
英語も通じます。
パンプローナからの長距離バスはこちらの会社 autocaresartieda
2018年4月現在 HPによると運賃は4.65ユーロ 所要時間は1時間20分
気を付ける点はバスの本数が1日1本なんです。
- 月~木 15:00発
- 金 18:00発
- 土 16:00発 日曜運休
私は16時発17時10分に到着しました。
公営宿は降りて目の前。
すぐ見つかりましたがこの時間はフランス国境からの巡礼者が
昼過ぎから続々到着していて、
100名以上収容可能にもかかわらず、既に満杯でした。( ;∀;)
かと言って近くに私営の宿があるわけでなく・・
それで施設側が用意した簡易型コンテナ部屋?に泊まる羽目になり大変でした。
できればサンジャンから早めに入るか
月~木の到着にするかを検討したほうがいいと思います。
パンプローナでまずは充電!
アジアからスペインまでは飛行機で十時間以上かかります。
到着していきなり慣れない山道を歩くのには抵抗がありました。
そこでマドリードからパンプローナに午後到着後は1泊して充電、
翌日の夕方にロンシェスバージェスに入ろうと思ったのです。仕切り直し??^^
宿の予約も半年前にし、バスターミナルに近い普通のホテルを選びました。
パンプローナは巡礼路上にあり、立派な公営巡礼宿もあるのですが、
なぜそこにしなかったかと言うと
一度泊まってスタンプを押してもらうと
パンプローナが開始点になってしまうからです。
親切で小奇麗な宿でした。新市街のバスターミナル近くで便利!
デパートも目の前なので地下の食品売り場で食料調達しました。
アトーチャ駅で荷物を預ける:ロッカー
例えばマドリードに立ち寄ってからパンプローナに向かう人や
帰国前にアトーチャ駅で荷物を預けたい人がいるかもしれません。
そんな時はロッカーがあります。
すぐAVEに乗らず荷物を預けたい時は
改札を通らずに更に左に歩き地図ツーリストOfficeまで歩きます。
文字の背後にある緑の部分はトロピカルガーデンになってるので
その奥がロッカースペースです。わかりやすいと思います。
ロッカーはスペイン語で(CONSIGNAS)になります。
ロッカーの使用料一覧
・スペシャル 90x70x184 10.2ユーロ
・ビッグ 90x70x46 5.2ユーロ
・ミディアム 90x52x61 3.6ユーロ
・スモール 90x52x46 3.1ユーロ 2016年6月現在
使用方法
入れるとき:
1)空港のようなX線荷物チェック(預け荷物だけでなく手荷物すべて)を済ませます。
係員がいます
2)まずはどのサイズのロッカーに荷物が入るのか、
空いてる所(緑ランプ)でみて決めます。(サイズは色分け)
3)機械があちこちにあるので英語モードにし、
使用するサイズを選んで料金を投入。
4)出てきたペラペラの(レシートの様な)カードを持ってロッカーへ。
5)荷物を入れ、扉を閉めたら先ほどのカードを
扉の円が書いてある場所にかざす。
6)赤いランプが点灯し自動ロックされたら(鍵はないので)
ロッカー番号を控えておく。
まとめ
いかがですか?
スペインの新幹線は清潔で快適です。車窓からの眺めも最高!でした。
新幹線の中で寝られるとは言え、
出発地点に立つまでに日本からはかなり時間がかかりますので
まずは丸1日どこかで充電してから巡礼を開始されてはいかがでしょう?
最初慣れるまでの2,3日が大変なのに、
初日の行程は30日の中でもかなりハードな方なので
寝不足や疲れた体での出発はおすすめできません。
ケガのもとにもなりますから。
もしフランスとの国境を超えるサン・ジャン・ピエ・ド・ポーから
開始されるのであればパリから電車で行くことになると思います。