女ひとりカミーノ巡礼旅 Day5 ESTELLA~LOS ARCOS/ Day6 LOS ARCOS~(LOGRONO)~NAVARRETE

カミーノ 一本道

5月5日 歩行距離27.6㎞ ESTELLA~LOS ARCOS

エステージャから歩いてほどなくすると巡礼有名スポット:

ワインの泉(ワインが出る蛇口に到着しました。

(この辺りはリオハ州、リオハワインの産地です)

皆朝からペットボトルに汲んでガブ飲み!( ;∀;)

スペインに来て何が残念かと言えば「アルコールが飲めないこと」。

ワインを飲めて、その味の違いまでわかるようなら

毎日の食事がより楽しくなっていたと思います。

受け付けない身体なので仕方ありません。((;´∀`)

 ワインの出る蛇口2ワイン製造会社の善意で長年続いているそうです。

記念に一口飲んでみましたが

美味しいかどうかまでは・・・わかりませんでした。

ワインの出る蛇口

ワインの出る蛇口

  見渡す限りのブドウ畑

一面に広がるブドウ畑、大麦畑、豆畑等

眺めが素晴らしいです。

 

 

又、カミーノ風景のひとつとして巡礼者が捨てていった芸術品もありました。

こんな風にオシャレにアレンジしてあるのが微笑ましい^^

  

この後も行く先々で「捨てられた靴アート」が出現します!

  

 

 

緩やかな丘陵地を暫く歩いてから小さな村に入っていきました。

細い路地を抜けると村の広場。教会の前ではテラスでくつろぐ沢山の人。

この広場以外に出かけるところがないくらい小さな田舎の村でした。

本日の宿は

Albergue en Los Arcos

ロスアルコスの宿HPは綺麗に作ってありますが、

他の宿と比べると・・残念なお宿でした。

狭い上に古いです。

コンセントも部屋に1つしかなく、

7人が交代でスマホの充電は不便でした。

シャワー室(男女兼用)も清潔とは言えず

キッチンは確認してませんが皆外食が多かったように思います。

洗濯機はなし。手洗いで洗濯場に干していました。

全体的に日当たりが悪く薄暗かったです。

 

アナはここで巡礼者マークの(思い出のある大切な)貝を盗られてしまいました。

そして私は暗闇の中、早朝出発する時に

それまでの日記やメモ、お金の計算書を入れたつもりで入れてなかったので紛失。

カミーノで一度忘れ物をすると貴重品以外諦めるしかありません。

諦めきれないスマホ等は歩いて戻らないといけないので大変!です。

忘れ物にはくれぐれもお気をつけて!


宿には大抵次の目的地の宿の情報などが置いてあります。

アナは足の甲が腫れてしまって歩くのが大変になっていました。

私の膝の痛みも寝たくらいでは回復しません。

とうとうここからポーターサービスを利用することになりました。

女一人スペイン巡礼旅 迷子や荷物の心配はご無用!

2019.01.06

とにかく翌日から身軽な旅が始まりました!

5月6日 歩行距離約30㎞ Day6 LOS ARCOS~(LOGRONO)~NAVARRETE

ポーターサービス初日、おかげで足取り軽く、ラクチン♪ラクチン♪でした。

こんなことならもっと早くから利用すればよかったと、

痛めた右膝の痛みに耐えながら思いました。

登り下りの山道もリュックの重みが足にかからないので

道端の草木に目をやって雑談する余裕さえありました。

花盛りの道

韓国から来た男の子が巡礼者達をポラロイドで撮影し

その場で現像してプレゼントする、

ということをしていて

私達も一枚もらいました。

人に喜びを分け与えられる人っていいなと思いました。

 

ブドウ畑や松林を抜けると大きな街ログローニョに到着です。

目抜き通りにお洒落なお店や飲食店が並び、華やいだ感じの街です。

田舎道ばかり歩いてきた巡礼者には新鮮に映ります。

ここで顔見知りになった巡礼者達とすれ違いましたが

足を引きずってる人も何人かいました。

大丈夫?と見せてもらうと靴擦れでできた水ぶくれが破れ、

酷いことになっています。とても靴など履ける状態ではありませんでした。

5本指ソックスを履いていてよかったと痛感。

 

そしてこの日、巡礼期間を通じて1回だけ巡礼宿に泊まりませんでした。

多くの人はこのログローニョで宿泊しますが、

なかなか良いところが予約できなかったのでロサの知り合いを頼って

その人のアトリエに泊まらせてもらう♪ことになったからです。

 

ログローニョは見どころも多そうなのでここで少し観光したいな、

と思いましたが時間がありませんでした。

まずは今朝預けたリュックを公営宿にピックアップしに行き、

その後大聖堂近くのカフェで友人:エウリケさんと落合いました。

この時カフェで食べたトルティージャは絶品で、

スペインで何度も食べましたがトロリ感絶妙!の

この店のものは今だに覚えています。(店名は覚えていません。)

 ←多分このお店です。

そのエウリケさんは陶芸家でログローニョに住んでいますが

アトリエは郊外の村ナバレテというところにありました。

いかにも人の好さそうなエンリケさんの車に乗せてもらって

巡礼道上にあるナバラテ村へ向かいました。

巡礼の王道にこだわるならこの10キロ近くを車で行くことは

ズルするみたいでためらわれましたが

「流れに逆らわず」、ということで有難く泊めていただきました。

 

16世紀くらいに建てられたという古いお宅。

1階には窯や昔の陶器が残されていました。

古い時代の焼き物だらけ 家の中に窯!

 

 

 

 

 

 

 

アトリエにするために買い取ったというエンリケさん、

作品を制作中は2階で寝起きしてるそうです。

アンティーク家具のオシャレな内装。暖炉まであります。

おしゃれな2階の部屋。

薪をくべる暖炉がある温かみのある部屋

時代を感じさせる部屋

時代を感じさせる部屋

昼食兼夕食は近くのバールでとりました。バルの親子

初めての本格的タパス(スペインのおつまみ)に感激(*´ω`*)

種類が沢山あってどれもウマウマでした~。

ナバラテの教会内部

ナバラテの教会内部

 


ナバラテ村

 

その後エウリケさんと一緒に村の教会を散策したり

彼の作品を見せてもらったりして有意義な時間を過ごしました。

日本の陶芸家とも交流があるそうで、

アトリエには日本語の専門書までありました。

まさか巡礼中にスペイン人のお宅に泊まれせてもらえるとか

日本と関係が深い人と出会えると思っていなかったので感激でした!

見知らぬ人からの親切に大感謝でした。

お礼のメッセージ

チーズの皮の部分と空のワインボトル!

これにお礼のメッセージをつけて置いてきました。

十分に飲んで食べて満足しました!

という意味が込められているそうです。

スペイン流ですね^^

スペイン人と一緒にいると習慣なども教えてもらえて面白いです。

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ワインの出る蛇口