女ひとりカミーノ巡礼旅 Day7 NAVARRETE~AZOFRA/ Day8 AZOFRA~GRANON

 

ブドウ畑で叫ぶ

5月7日新月 歩行距離23㎞ NAVARRETE~AZOFRA

朝起きると小雨が降っていました。

そんな中、坂を峠に向かって黙々と登っていきました。

この頃私達にはお決まりのパターンができていて

トンネルを抜けるときやその日の宿がある町が見えてくると

「カンパーイ!!」と大きく叫ぶパターン。

なぜかアナがこの日本語がお気に入りでやってしまうのですが、

これをしていると周りの巡礼者もマネしてカンパーイ!と

返してくれるから楽しいです。

つらい山道もこんなバカなことをしてやり過ごしながら前に進みました。

川沿いの街

ナレハの街を過ぎると松林を抜け、赤土や岩だらけの道になります。

上空には鷹が沢山舞っていました。

 乾燥した道を少し退屈になりながら進んでいくとようやく

アソフラの町が見えてきました。


アソフラの公営宿 ALBERGUE DE AZOFRA

アソフラの宿

ド田舎にしてはまだ新しい、施設の整った宿でした。

珍しく二段ベッドでなく、二人一部屋(*’▽’)一段ベッド!

大きな荷物棚もあったので

良かったです。

私はイタリア人の若い女の子と

同室でした。

 

ただ一つ、部屋にコンセントがなく廊下にあるのを多人数でシェアしないと

いけなかったのが不便でした。シャワー男女共用(ビーサン必要)。

大きな食堂、キッチンあり。食器、調理器具完備

コインランドリーもありますが受付の人に任せないといけません。


この日初めて自炊しました。缶詰パーティー

と言っても近くの雑貨店で仕入れた缶詰等をお皿に盛って。

ホワイトアスパラ、アーティチョークはそれだけでも美味しいです。

ここに来て初めて日本人と遭遇しました。

30代の女性で一人で歩いてるとのこと。

山登りが好きというくらいなので小柄だけどパワーがある!

(ずっと13㎏くらいは担いでたのでは?)

久しぶりの日本語会話にほっと感♪

カミーノに来るだけあって根性があり、

毎朝暗いうちに出発して必ず次の公営宿を押さえてました。

この後もちょくちょく顔を合わせた彼女、

若い時の私と少し似てるところもあり親近感を持ちました。

田舎にポツンとあるアルベルゲ。のんびりできました・・・

気持ちいい!

 

真夏なら気持ちいいだろうな、と思う湧き水?

時々みかけました。

昔の巡礼者はこういうところで水を汲んでいたのでしょう。

でも今は衛生的にどうかわからないので飲料水にはしないほうがいいかも。

5月8日 歩行距離26.5㎞ AZOFRA~GRANON

この日も広大なブドウ畑、小麦畑、じゃがいも畑等を通り抜けました。

5月はまだ若木が芽吹いた頃で緑ではありませんでした。

9月収穫期の畑=黄金畑をぜひ見てみたかったです。

地元お祭り 担がれて出てきたマリア様

リオハ州とレオン州の境目にあるグラニョン村に到着した時

丁度お祭りが終わった後でした。

アナが以前泊まったことがあって、是非行きたいといった教会の公営宿。

その教会でのお祭りだったので見たかったのですが一足遅し。

ここは宿の階下が礼拝堂でミサの声も聞こえる、

そして階上のロフトで宿泊できるという、ユニークなことで人気の宿です。

早朝出発、ピッチを上げて行きましたが到着した時10番目くらい。

ロフト部分定員20人はあっという間に埋まってしまいました。

教会の巡礼宿 ストックの山

ストックや靴は間違えないように

全く同じものを持ってたり履いてる人は意外といますよ。

暗いと間違えやすいです!

St.Juan Bautista ドネーション(寄付制)

古い建物なのでシャワーなど使いにくいですが(S字フック必携)

公共スペースは赴きがあり、

夕食、朝食を巡礼者皆一緒に食べるのが良かったです。

自炊できなくないですがキッチンは狭いです。

洗濯スペースはなかったと思います。

隣の1階は礼拝堂なので大声をださないように、と言われていました。

雑魚寝


一番の思い出はロフトでの雑魚寝。

憩いの場 巡礼者たちの寄せ書き 生ハムの盛り合わせ

ランチは近くの食堂で食べました。

そこは地元民でにぎわってる店で、

生ハム盛り合わせを注文したら

3人でも食べきれないくらいの量がでてきてびっくり!

 

夕方ATMにお金を引き出しに行ってる間

アナは向いのカフェで待っていてくれたのですが

そこで同じ巡礼者でアナに目をつけていた男性がアナに絡んでいました。

彼はドラッグでもやっていそうな雰囲気で怪しげでした。

カフェはタバコの煙が充満、それとしつこい奴のせいで

アナは気分が悪くなったといい、

二人で走ってその場から立ち去りました。

 

カミーノでは男女が恋に落ちることがしばしばあると聞きます。

が、人は見極めないといけないでしょう。

巡礼に来ているからと言ってよい人ばかりとは限りませんから。

同じ時期に始めた人とはほぼ同じペースで歩くので

道中や宿でよく同じになることがあります。

こちらが気づいてなくても見ている人がいる、

人間関係にも注意が必要だな、と感じました。

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