女ひとりカミーノ巡礼旅 Day9 GRANON~TOSANTOS/ Day10 TOSANTOS~AGES

巡礼路壁画

5月9日 歩行距離約26㎞ GRANON~TOSANTOS

夜明けと同時に宿を出て、最初の休憩で初チュロスを食べました。

揚げたてのチュロスは香ばしく、添えてあるチョコレートドリンクは濃厚!

なのに砂糖をまぶしたチュロスを漬しても全くしつこくなく美味でした。

本場チュロスチュロスはもともとマドリードの朝食とのことで、

北スペインで見かけることは稀。ですが、ようやく見つかり満足でした!

巡礼中の虹

巡礼に来て初めて虹も出てくれましたよ!

朝から気分爽快!

食べてばかりですが、

次の休憩時にはご当地チーズ8種盛り合わせを

テラス席で食しました。昼からチーズとワイン

複数人でいると食べるものをシェアでき、

一人注文の時より沢山の味を楽しめるのがメリットです^^

大声で歌を歌ったり野花を摘んで髪に飾ったり、写真を撮ったりして

トサントスに到着しました。

トサントスは本当に何もない田舎です。

何もないからどこにも行かず広い庭でのんびり座って過ごしました。

体力温存です。

何しろ翌日からオカ越え」というハードな山道

標高差500mは一気に登らないといけない道が待っていたからです。

 私営宿 Albergue Los Arancones

  トサントスの宿トサントスの宿2

まだ新しい宿で愛想のよい若い夫婦が経営していました。

この1年休みなく働いてるそうです。

宿が少なめのこのあたりでは

巡礼者にとってはなくてはならない有難い宿ですね。

(宿泊費も10ユーロとやさしいプライス!)

清潔快適。ランドリーがあり、洗濯は頼んだら宿の人がしてくれ

丁寧に畳んで返してくれました。(別料金)

レストランとバーが併設されているのでここで食事が取れます。

丁寧に作ってくれていて美味しかったです(別料金)。

宿の食堂


庭から岩山の中にある教会が見えていました。

気になるから行ってみたい気もしましたが、

明日からの為に充電せねば、と

遠くから見るだけにしておきました。

 

5月10日   歩行距離25.4㎞ Oca越え TOSANTOS~AGES

地平線からの朝日

美しい朝日を愛でながらオカに向かって歩いていきました。

山道に入る前に田舎風装飾が素敵なカフェで休憩したり

森の川を渡る時は大騒ぎしたり^^

アナは橋が苦手で、川を渡るときは必ず緊張します。(多分トラウマ)

そんな彼女を励ましたり、気合を入れる為に歌ったりして進みました。

一人で黙々と歩いていると単調に思える道も

仲間と一緒にふざけあったり助けあうと

疲労の度合いはかなり軽減されると感じました。

並走でもなく単独で歩くのでもなく、視界に入る範囲で一緒に歩くのは

つかず離れず、ちょうど「良い加減」でした!

 

松林が見えるとそこからは本格的な山道になりました。

峠のトップまではかなりアップダウンがありました。

そしてこんな↓道を登り切ったところにまず大きなモニュメントが現れます。

松林の道

私は詳しく知らなかったのですが

1930年代に起こったスぺイン内戦の

戦没者慰霊碑のようで、

人々が沢山その下に集まっていました。

いつものようにアナはさっさと通り過ぎるのかと思いきや

じっとたたずむロサを待っています。

あれ?と私も一緒に待っていたらロサが涙目で戻ってきました。

ロサのおじいさんは内戦で出征し、亡くなっていたとのことでした。

他人事ではなかったですね・・・かけられる言葉がなく

ただじっと心落ち着くまで見守ってるしかできませんでした。

カミーノ恒例 石のアート

巡礼道恒例の石アート

 

 

森のアート

巡礼者が創ったであろう森のアート

のあたりの道には小石が積まれてたり小石にメッセージが書いてあったり。

誰が作ったのかアーティスティックなモニュメントもあり

退屈な道も楽しめるようにしてありました。

ミステリーサークルっぽいものや

捨てられたワインボトル、トレッキングシューズ&花などを

オシャレに積み上げたところもありました。

ミステリーサークル?

森を抜けた辺り

 

長い長い森を抜け、

遠方にたくさんの風力発電の羽が見えてきたらアヘスの村です。

公営宿 La Taberna de Ages

アヘスの宿

 

 

 

 

 

 

 

清潔でしたが、狭い一つの部屋に所狭しと

数十台の二段ベッドがあり、

真隣にシャワー室とトイレがあるので

物音が気になりました

(私はちょうどその入り口の前だったため)

ランドリーはなかった気がします。

あっても外で干す場所がない感じでした。

この宿はレストラン併設で食事もできましたが

私達はお隣のバルの↓方が雰囲気があって料理もおいしかったため

ランチ&夕食はこの店でとりました。隣のバル

ランチを食べ終えてからすぐそばにあるバス停から

地元バスに乗って世界自然遺産 アタプエルカ遺跡を見に行きました。

(展示館まで 徒歩30分 約2.5km、バスで10分くらい)

世界自然遺産 アタプエルカ遺跡

約35年万前の人骨が発掘された遺跡

遺跡と展示館に分かれていて展示館でチケットを購入後、

シャトルバスで現場に向います。入り口でヘルメットを着用。

今も発掘が続いてます ガイドの説明

確かに巨大洞窟があって、

「こんなところで旧人類が住んでいたとはすごいな~」

と思いましたが、霙交じりの小雨降りしきる中

ずっと説明を立って聞いていたら寒くて寒くて・・(*´Д`)

「早く帰りたーい」と内心思っていました。

説明はスペイン語のコースだったので全くわからず。

ですから現場ではスマホ検索で概要を理解しました。)

展示館 30分くらいで見れます。その後小一時間洞窟前で説明を受けてました。

洞窟そのものは大きいですが、見学エリアは広くないのでエリア内で

あちこち歩き回ることはなかったです。

洞窟の中には入れません。洞窟の前に立っての見学です。

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雨天の様子