女ひとりカミーノ巡礼旅 Day11 AGES~BURGOS/ Day12 BURGOS~HOLNILLOS del CAMINO

ブルゴス大聖堂 

5月11日 歩行距離31.5㎞ AGES-BURGOS

出発時も昨夜からの雨が・・・(*´Д`)

冷えないように装備を整えて出発しました。

途中、手前にある建物をアナが

「これ私の家よ」と言うので「は??」何の冗談を言ってるのだろうと

雨天の様子

目の前のアナの家?に向かって雨の中をひたすら歩く

思っていたのですが、どうやら本当。

かつて民泊しようと購入し、その後手放した家だそうです。びっくり!

 

5月というのに来たスペインの雨は冷たく、身体の芯まで冷えました。

アナは次のカフェまで我慢できず初青空トイレをしましたー。羊に隠れて^^

 派手な広告羊の群れ

 

巡礼宿泊者を獲得するのに目立った広告も!↑

行く先々でカミーノを描いた壁絵もあり、それを眺めるのも楽しいです。


そしてようやく大都市ブルゴス 到着!

ブルゴスに入ってまずしたことは公営宿の確保でした!

ブルゴスのアルベルゲ(公営宿)は修道院を改装した

大人数を収容できる近代的施設です。


*ポーターサービスの荷物は預かってくれません。

(前日ポーターに預けた荷物はチェックインを終えた後、別の場所で受け取りました。

ガイド地図に載っている適当な私営巡礼宿を選び、そこに届けておいてもらったのです。

そこに宿泊しなくても預かってくれましたよ。)


荷物より宿の確保が優先なので軽装のまま到着し

受付開始前から順番待ち列に並びした。

ブルゴスは世界遺産がある大都市でお店やレストランが多いです。

世界中からツアー観光客も訪れています。

ですから宿泊施設は沢山ありますが、どこも高級で高い!

安いところでもシングルなら1泊5000円以上します。

そんな中でたった5ユーロで泊めてくれる、

しかも広くてきれいで設備の整った公営宿に泊まらない手はありません!

150ベッドがあるといいますが、すぐ満杯になるから

できるだけ早い時間に到着するようにしましょう

大聖堂の裏側、ロケーションも大変いいところです。

Albergue Municipal Casa del Cubo Asoc.

ブルゴスの公営宿

1階でまず靴を脱いで

部屋別に分けられた大型下駄箱に入れます。

そして階段で2か3階へ。

各ベッドにはコンセントと

荷物置きスペース(BOX)があります。

シャワースペースとトイレは分かれていてとても清潔です。

1階に大きな食堂(公共スペースやコインランドリーなどが設置されています)

洗面とトイレブルゴス部屋

翌日のための宅配サービスの荷物は

向いのバル Bar La Babia(早朝から営業)が預かってくれました。

このお店は感じよく、ついでに朝ご飯もその店で済ませました。

 

ランチは大聖堂前のレストランでご当地名物モルシージャを食べました。

見た目はこってりしていますがそれほどではなく美味しかったです。

大聖堂付近にも沢山のレストランがあり、どこでもモルシージャは食べられます。

ブルゴスのグルメ モルシージャ

ブルゴスの名物 モルシージャ。豚の血入りソーセージ。生臭くなく美味しかったです。

 

2回目のATM利用。ここでも相性がよくなかったのか

現金はでてきませんでした。とほほ( ;∀;)

ブルゴス大聖堂回廊 ステンドグラス

 

 

 

 

 

 

 

その後は大聖堂を見学!世界遺産に指定されているので

この時ばかりは内部をじっくり見学しました。

ステンドグラスや回廊が素晴らしかったです。

ブルゴスでは是非拝観してくださいね!

途中でトイレに行きたかったのですが聖堂内にはなく、

広場の公衆トイレに行くもコイン投入型トイレは故障中で使用できず・・困りました)

 

アナ達は私が大聖堂見学してる間にZARAでショッピングをしていました!

巡礼中に「え???」と思いましたが、

のちにここで仕入れた超大判スカーフが

大活躍しているのを見て私も買えばよかったと思いました。

超大判スカーフはバスタオル代わりにもなります

ズボンを洗濯している間、スカートやパレオのようにも使えます。

天気が悪いとなかなか乾かないタオルですが、

これならベッドの枠に広げて干して置けば翌朝には乾いてますし、

ベッドのカーテンのようにもなるのでちょっとした目隠しにもなります。

もちろん日よけや寒い時に羽織るなどして結構使えます。

5月12日 歩行距離23.5㎞ BURGOS-HOLNILLOS del CAMINO

またまた雨のスタートとなりました。

ブルゴスは大都市なので抜けるまで道標を見失わないように

気をつけてあるきました。道導

都市部はいろんな物が目にはいってくるので

田舎より見逃すことが多くなるためです)

そのうち増々強い雨となり1回目の休憩のころにはずぶぬれになっていました。

防水手袋をしていても中まで染みてきて手が悴んでしまいました

やっとカフェを見つけ飛び込みました。

カミーノでは競輪用自転車に乗ってサイクリングしているグループを

よく見かけたのですが。そんなおじさん達がいて彼らと暫く歓談。

体が温まった頃、また雨の中に戻って行きました。

それから道中でエステージャの部屋で一緒だったアメリカ人と一緒になり

ちょっと会話。

欧米人は足が長いので同じ歩数でもどんどん前に進みます。

後から来たのにさっさと追い越してあっという間に見えなくなりました。

「身体が大きいから荷物をいっぱい担げるしいいな~」。


2回目休憩のカフェでは 

コーヒーしか頼んでいないのに巡礼者全員に

暑いスープを振舞ってくれていました。冷え切った身体に有難かったです

心に沁みたスープ

心に沁みたスープ

世界各国からの巡礼者メッセージ

このカフェは私営宿の1階にあります。巡礼者が置いていった世界各地のお金が壁にいっぱい^^

 

しかもカウンターのお兄さんは一人一人にマリア様のお守りをプレゼントしてくれて

心までも温かくなりました。思いがけないおもてなしに感謝。

(Rabe de las Calzadas の村 Hostal La Fuente

  

この村を通過するといよいよメセタと言われる台地に入っていきます。

遮るものがない一本道で、特に見るものもなく、

真夏にこの道を歩くと大変だと聞いていました。

来るまでは春だから問題ないと考えていましたが、この日は雨!

メセタのぬかるみ 

小雨になってきたものの土の道には水たまりが・・

始めは写真を撮ってる余裕がありましたが

やがて道のほとんどが大きな水たまりだらけになってしまいました。

ハマらないように足元に全神経を集中!

2時間くらい休みなく寡黙に水たまりと格闘していたので

ものすごく疲れました。メセタは巡礼者泣かせ!

泥だらけの靴が並ぶ

泥だらけの靴が並ぶ

そしてメセタのど真ん中にある村にやっと到着!

HORNILLOS MEETING POINTメセタ 宿

すごくきれいな私営宿です。

村に入ってすぐのところ。

フレンドリーなスタッフ、清潔な部屋。簡単なキッチンと広い公共スペース。

ランドリーは別料金で頼めばスタッフがしてくれます

 

向かいにカフェもあり、そこで長時間過ごしました。

ランチメニュはぶよぶよパスタで美味しいとは言えませんでしたが。

 

この後以前顔見知りになった日本人女性と再会し、

2時間ほどおしゃべりしていたのですが

彼女によるとこの村の公営宿はめちゃくちゃ古くてよく停電して困ると

言っていました。

実際見ていないので何とも言えませんが価格があまり変わらないようなので

私が泊まった方がおススメです。電話予約もできるのでお早目に。


夜は別料金でパエリアディナーがあります。

アナとロサには珍しくないのでしょう、

参加しないというので私一人参加しました。

できたて熱々具沢山で美味しかったです。

(料理は外国から来た巡礼者を喜ばせようという

心意気を感じました)あつあつパエリア

参加者はヨーロッパ人、韓国人が多く、皆で「なぜカミーノに来たか?」

などの話をして交流しました。各国の巡礼者と

動機は様々ですね・・・

 

 

 

 

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ブルゴス大聖堂