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5月15日 歩行距離21.5㎞ FROMISTA~CARRION de LOS CONDES
2週間も経過すると、
’’早起き、夜明けと同時に出発→昼過ぎには次の目的地に到着’’
というパターンにも慣れてきます。
この日は平坦な車道に沿った道が延々と続きました。
天気もよく平穏に歩き、どちらかと言えば退屈・・・そんな中
途中のカフェではまたもや変なものに出会いました。
こんな色っぽいMiss.ペリグリーノ がいたり・・
なぜかネイティブアメリカンのテントが
庭にあったり。
放し飼いの鶏親子がいたり。
もう大抵のことでは驚かなくなってきました。
何でもありのカミーノです^^
カリオン・デ・ロス・コンデスの街到着。
この街には2つの修道院公営宿があるのですが、私達はこちらに↓クララ
一番に到着、受付前だったので暫く待ってチェックインしました。
(もう一つサンタ・マリア修道院宿はミサの後、
シスターのミニライブや皆で歌ったりの交流会があったようです。
それが苦手な方はクララ修道院がおススメです)
部屋は意外と快適でした。ベッドは清潔で居心地よかったです。
コンセントは共用で交代に使いました。
建物が古いためにシャワー等設備はまあまあですが
たまにこういう歴史的建築物での宿泊は良い経験になりました。
小さなキッチンと食べる場所はあるので簡単な自炊はできます。
入り口の木戸の扉はいつもカギがかかっていて
所定の場所のカギを使って開け閉めします。(門限もあったかも)
すみません。部屋の写真がありません。
隣に教会もあって入れたみたいですが
そんなことはお構いなしにこの教会のシスターが手作りした名物のお菓子を買い、
あとは街に出てナタリアさん宅に持って行く手土産を探しました。
広場前には巡礼者用グッズと土産物を売ってる店があり充実していました。
その近くには薬局もあります。
アナは足の甲が異常に腫れあがって酷いので
塗り薬とサポーターをそこで購入していました。
私はずっと土踏まず用のサポーターをしていたのですが、
疲れ軽減、これが意外に役に立った気がします。
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待ち合わせのカフェにエンリケさんたちが車で迎えに来てくれ、
今日通過してきた村まで戻りました。
ド田舎、です。なのに・・・
家の内部はすごくオシャレにコーディネートされていてびっくりしました!
ナバラテに続きスペインお宅拝見 第二弾!
古いのものと新しい物を上手くMIXして居心地のよい空間が。
欧米式なのでしょうか、寝室一つ一つまで丁寧に案内してくださいました。
アジサイのドライフラワーオブジェ、
巨大松ぼっくりの山等、自然のものを活かしたデザインが素敵でした!
ナタリアさんのご両親が亡くなってから普段は誰も住んでないそうです。
祝日で休暇に戻ってきていたところにお目にかかれてラッキーでした。
エウリケさんお手製料理の数々をいただきました。
どれも美味しかったです。
キノコ類の温サラダ、パスタ、ナスのアラブ風ディップ等。
お仕事で日本にも来るエウリケさんは日本の「そば」が好物だそうです。
ここでも見知らぬ親日家の人に親切にしていただいて感謝、感謝でした。
5月16日 歩行距離27㎞ CARRION de los CONDES~TERRADILLOS de los TEMPLARIOS
街からすぐ、大きなカリオン川を渡るとこの日も車道沿いの平坦道が。
時々通り過ぎる自転車ペリグリーノに挨拶する余裕もあり。
どんどん進みましたがやがてカフェさえもない野中の1本道に突入しました!
本当に何もない!!!!
軽食とドリンクを売る車スタンドカフェは1軒だけあったのですが
トイレがない!!!( ノД`)…
この日は暑くて水を沢山飲んでいたから2時間以上もトイレがないと・・・
どうしても我慢できずにロサと初青空トイレを体験しました!
小さな塀の裏でしたのですが、多くの人のトイレスポットなのでしょう、
ティッシュが山のように積まれていました・・
皮肉のようにこんなものが捨ててあります。
これもオブジェ???
暑いのと足が痛いのとでアナは機嫌が悪いのを通り越して
ハイテンションになっていきました。
花を摘んだり、歌を歌ったり、踊ったりししんどさを紛らわせます。
アナは南スペインコルドバ出身、スペイン民謡を歌ってくれたり
歩きながらフラメンコも披露してくれました!
あと一息、という地点で「なにこれ?」という標識!
もう暑さと疲れで冷静な判断ができません。
地図を確認すればよかったのに、とりあえず直進しました。
そう、右でもなく左でもなく、車道を渡って未舗装の道を進みました。
結局右でもまっすぐでもよかったのですが
遠回りをすることになりヘトヘトでした。
平原の中に立つ平屋のアルベルゲ。
かなりよかったです。広い敷地に整った施設。二段ベッド3台で一部屋。
その各部屋にトイレとシャワーが付いているのですが、
それとは別に公共のトイレがあるのでどちらも使えます。
食堂も広くてきれい。レストランとバーがあるので
周囲に雑貨店など何もなくてもここで快適に過ごせます。
迷った時、村にもう一軒私営の宿を見かけましたが
そちらは古くて小さかったのでこちらがおススメ!!
電話、メールで予約もできるみたいです。
洗濯ものが風になびいていい眺め。
この日アナロサはアルコールを飲んでずっとゆっくりしていました。
私は久しぶりに一緒になった日本人女性と2時間ほどおしゃべりして過ごしました。
たまに日本語でおもいっきり話すとストレス解消になります^^