5月27日 歩行距離23.4㎞ O’CEBREIRO~TRIACASTELA
オ・セブレイロからはまず標高約1300mの峠山頂付近を約15㎞歩きました。
車道に沿った未舗装道、牛のフンや石ころが沢山で歩きにくかったですが
アップダウンは少なかったのでスムーズに歩行。
巡礼者写真スポットで写真を撮ったり、小さな村の教会を覗いたり・・・
そしてこんな道がずっと続きました。眺めがいいです。
ここ数日ハードな行程で地面を見て歩くことが多かったのですが
この辺りは気分的に余裕を持った歩きができました。
ガリシア地方特有の家や貯蔵庫があちらこちらに樹齢400年くらいの栗の木も!
15㎞を過ぎたあたりで一気に標高差500mくらい下りました。
左足首を捻挫するのが癖になってきていたので冷や冷やしながら降りました。
私営宿 El albergue A horta de Abel
この地方特有の黒くて薄い石を使った壁の部屋が印象的な宿でした。
小部屋に二段ベッドが4台。部屋にトイレとシャワーがありました。
地下に大きめの清潔なキッチンがあり自炊できます。
共有スペースの大型ソファーも心地よかったです。
すぐ近く、Orbioという宿の1階にSupermercado Tandy Triacastela
スーパー(食料と雑貨)があり、持って行った240v用プラグが使えなくなったので
ここでスマホ専用プラグを買いました。(商品が充実しています!)
もう1件近くにスーパーがあり便利です。supermercado A.C.E.
又、この宿はマッサージサービスを頼むことができ、
セラピストのお兄さんが簡易ベッドを運んできて
私達の部屋でアロママッサージをしていました。
トリアカステージャはこじんまりとした村ですが、
ATMとそのATMの少し先に行ったところに巡礼者用衣服店もありました。
アナ達はそこで靴の泥除けを、私は簡易ポンチョを買いました。
ここでポンチョを買っておいて大正解でした!
なぜなら翌日は大雨だったからです。
レインスーツだけの人や、泥除けのない人はここで入手されることをおすすめします。
泥除けがないとズボンが汚れて洗わないといけなくなりますが、
靴もズボンもここの天候ではなかなか乾きませんから。
5月28日 歩行距離24㎞ TRIACASTELA~(SARRIA)~VILELI
村を出るとすぐに二手に分かれています。
左側はサモスという村経由で、国道沿いの道から森を歩く道。
右側は森の山道です。この2ルートはサリア前で合流しますが
歩行距離は6.5㎞くらい違います。
私達は先を急ぎたかったので右側ルートを選びました。
すぐにこんな森の中へ。
朝はまだ日が差してましたが………
1時間も歩かないうちに小雨が降り出し、
やがて大雨になってしまいました。
一つ峠を越す間カフェなどはありません。
二重にした手袋や靴にまで雨がしみ込んできました。
身体が冷え切りました!!
10㎞すぎてようやく1件のカフェがあり飛び込みました。
そこで食べた熱々出来立てトルティージャの美味しかったこと!!(≧◇≦)
トロトロで最高!!(普通トルティージャは作り置きが多い)
やがてサリア川を渡り、階段を上がればサリアの町。
冷えてトイレを我慢していたので一番先に目に入った店でトイレに行きました。
びしょびしょだったので店内には座らず、
店の外でドリンクを立ち飲みして町中へ。
サリアの町は飲食店や店が目抜き通りに並んでいて可愛かったです。
雨でなければ立ち寄ってゆっくりお茶をしたかったですが
早く体を温めたくて素通り。
一般的にサリアで泊まる人が多いのですが私達はもう少し先まで頑張りました。
サリアから3㎞ほど先なのですが川を渡ると急に田舎の土の道。
雨でぬかるみ、最後の3㎞が意外と長く感じました。
私営宿 Casa Barbadelo https://goo.gl/maps/Hido67Xa7VQ2
日本のホテルサイトにも載っているくらいのペンション、
庭が広大で設備も良し、レストランや売店も充実していました。
(巡礼関係のお土産いっぱい^^)
何棟かに分かれた各部屋に二段ベッドが4台、シャワーとトイレがあります。
自炊はできないと思うのでサリアの町で何か買ってきたほうがいいでしょう。
洗濯は頼めば有料でしてくれます。
プールまであったのでハイシーズンには
リゾート客も来るかもしれない、
そんなリラックスできる宿でした。それでも9ユーロ!
ハイシーズンでサリアに泊まれない時はここもおすすめです!
ど・田舎なので宿の前では牛が歩いていました。のどか!
レストランのランチでガリシア風エンパナーダを食べました。
ここのレストランには本棚、アンティーク家具や古いピアノが置いてあって
見るだけでも面白いです。
夜もここで夕食。ガリシア風スープ
スペインの学生団体がオリエンテーションで泊まっていました。
夕食は彼らで賑やかでした。高校生かと思っていたら中学生 Σ(・ω・ノ)ノ!
こちらの子供たちは大人びて見えます。
子供たちがいなくなると次に沢山の大人たちが入ってきて
テレビの前に座り込みました。
何かあるの?と見ていたらワールドカップヨーロッパ予選の決勝の中継でした。
私達女性陣は興味がなかったのですが
イタリア人のジュゼは消灯時間になっても戻ってこなかったので
ずっと観戦していたようです・・(苦笑)