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中央アジアで使えるSIMは?
欧米や東南アジアを旅するならSIMカードを入手するのは容易です。
日本であらかじめ購入して現地ですぐに使えるようにすることもできますし、
現地到着後空港で購入することもできます。
しかし、今回私が行こうとしている国はメジャーな旅先ではありません。
最初の訪問国ウズベキスタンでは
空港でSIMカードを販売していない、
市内のどこででも簡単に購入できるわけでないそうなので
(空港で配車アプリをすぐ使いたいこともあり)
できれば日本からSIMカードを準備しておきたい!と考えました。
そこでAmazonでどんなSIMなら使えそうか探してみましたよ。
選択枠はいろいろ
例えば:
1)トラベルSIM 日本の会社 https://www.travelsim-japan.com/
トラベルSIMの中でもいくつかにタイプが分かれているみたいです。
- 通話+データ通信ができるもの、wifiルーター対応のもの、
- 既存のSIMに張り付けて使用でき初回1GBデータ通信無料(対応国のみ)のもの
等、があります。
使ったぶんだけWebでチャージ。アプリ不要。
購入時に1800円~2700円ほど支払います。約150か国対応。
2)AIR SIM 香港の会社発行 https://www.airsim.com.hk/prepaidcard
専用アプリでデータプランを購入する。4G対応。
ルーター使用不可、スマホのみで使える。約90か国対応。
*初期費用US10ドル残高込みで1470円
日本代理店扱いのものだとSIMカードだけも購入可能(500円)
3)Flexiroam https://flexiroam.co.jp
今使用しているSIMカードの上にマイクロチップを張り付けて使用するタイプ。
140か国に対応していて専用アプリからチャージ。プリペイド。
*初期費用カード代500円のみ(クーポンで450円)
注)2019年5月現在680円に値上がりしています
この他にもいろいろありましたが
自分に最適のSIMを選ぶポイント
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によってベストなSIMカードが変わってくると感じました。
多くの人が訪れる国(欧米や東南アジア)や
1か国だけ訪問の場合はお得なプランが多くて価格も安め。
ですが、私は今回マイナーな3か国
ウズベキスタン、カザフスタン、キルギスタン(韓国でトランジット)
を回る予定です。
いろいろ見ましたが、3か国ともに対応しているところは少なかった
のでまず3社に絞られ、1社は口コミが良くなかったので残り2社となりました。
その2社の内、1社の口コミでは私の行く3か国で使えたとの書き込みがあり、
SIMの出し入れをいちいちしなくてもいいチップを貼るタイプの
Flexiroamに決定しました。
実際どのくらい使用するかわからないのと
現地SIMもできれば購入する予定なのでサブとして使うことから
価格はあまり考慮せずです。
FLEXIROAMのSIMを購入
購入したら翌日にネコポス便で届きました。
設定手順 1 チップを貼り付ける
詳しい図入り日本語説明書が添付されています。
それに従い(今使っている)既存のSIMにマイクロチップを貼り付けます。
この作業は難なくできました。
設定手順 2 アプリに登録→アクティベートする
SIMカードを再びスマホに挿入し(iPhone、Android 対応)
説明書にあるQRコードを読み取って専用アプリをダウンロードします。
それからメルアドでアカウント登録をし、
「Link Starter Pack」というボタンをタップ。
その後、チップが付いていたカードにある番号をスキャンすれば
SIMカードの登録も完了!
設定手順 3 接続してみる
次に接続できるかAPNを設定して試してみます。
説明書の通りにすれば簡単です。しかし
1回目はWifiを切ってから試したのですが接続が上手くいきませんでした。
ネットやメールの受信などはできるのに肝心のアプリでは
「サーバーに接続できません」とエラーがでるのです。
困ったな、と思っていたら 「LINE BOT によるセルフサポート」というのが
目に入ったのでLINEにつないで質問。すると
「やわらかい布で拭いてみてください」とアドバイスが返ってきました。
手あかで汚れた???
その通りにしてから再起動すると接続できました!( ´艸`)
*テストが終わればモバイル通信の設定を普段使用しているネットワークへ戻しておきます。
これもボタン一つで切り替えなので簡単です!
設定手順 4 プランを購入
プリペイドなのでプランをクレジット/デビットかアリペイで購入します。
2タイプがあり
1)1か国のみで使用するローカルプラン
2)複数の国で使用するグローバルプラン
があります。私は2)のグローバルプランですね。
1)のプランですと90日前購入なら70%オフになるなど
お得なキャンペーンがあるみたいです。
私は使えないので残念( ノД`)シクシク…
グローバルプラン 1GBをアプリから購入しました。
すぐに領収書画面に切り替わりました。香港の会社。
アクティベートした時の100MBと購入した1GBの有効期限もチェックできます。
まとめ
数ある中から自分に最適なSIMカードを選ぶ時は
比較検討(口コミを含め)するのに時間がかかりました。
しかし購入後の設定は思っていたより簡単でスムーズにできました。
現地に行ってから接続がスムーズに行くのか、料金はどれくらいかかるのか、
は不明ですがこれまでのところFlexiroamに満足です。
- 出荷が早い。
- わかりやすい日本語説明書がある。
- LINE BOTによりサポートがある。
- 使用できない場合は
チップを貼り付けない従来のSIMカードタイプへの無償交換もある。
等、取り扱っている日本の会社がしっかりしている印象をうけました。
追記1. 2019年4月 出発前に大慌て!
現地で実際に使ってみての感想です。
出発する1か月前に購入し、接続できることを確かめた後、
HOME SIMとしていつもの楽天モバイルで使用していました。
が、出発直前の2日ほど前、突然に表示が‘’圏外‘’となり
設定画面からフレキシロームへ切り替えができなくなってしまいました。
(画面が真っ白で何も表示されない)
当初iPhoneの故障かと思ってアップルに駆け込んだのですが、
検査してもらったら機器に問題はないとのこと。
原因はSIMカードだろうとわかったのでフレキシロームにメールしたら
即返事をくれました。(休日の晩にもかかわらず)
そこで「マイクロチップの表面が汚れているとこのようなトラブルが
たまに起こるみたいです。一度清掃してみてください」と提案されました。
実は設定した時も最初うまく繋がらなくて、
表面をきれいな布で拭いたら繋がったことがありました。
それで「もしや!」と試してみたら・・・繋がりました!!
少しの埃や手垢でも影響するんですね。
不思議なのは、設定後一度もSIMカードをスマホから出してないのに
このようなことが起きたこと!
他の人のケースでもあったみたいなので、
調子がおかしい時はまずは掃除してみるといいかもしれません。
担当の女性は迅速丁寧に対応してくれ、
「もしマイクロチップを貼るタイプに不安が残るなら
普通の入れ替えて使うSIMカードを宅配で送りますよ」と
言ってくれたのですが、
飛行機の便に間に合わないのでその件は見送りました。
追記2.実際に現地で接続してみると
中央アジア3か国、いづれの国でも問題なく使用できました!!
そして大変役に立ちました!
例えばこんなケースの時に
1)空港に到着したがそこではSIMカードを売っていない。 しかし夜中ホテルに行くのに配車アプリを使いたい! 2)陸路国境越えし、それまで使っていた現地SIMカードが突然使えなくなった。 でも乗合タクシーの運転手に行先等を伝えるためにアプリをすぐ起動させたい。 3)国境越えをし、到着したバスターミナルにSIMカードは売っていなかった。 でもすぐにホテルに向かうため配車アプリを使ってタクシーを呼びたい。 そしてタクシーの中でも行先が合っているのか地図アプリで確認したい。 4)入国してまだ現地SIMカードを入手していない時にホテルチェックインでトラブル発生。 急にホテルを予約しなおさないといけなくなりアプリを起動できないとピンチ!
以上のような国境を越えた時こそ実はネットに一番接続したい時なのです。
ですが一番必要な時に現地SIMカードが入手できていない・・・
こういう時にものすごく役立ちました。
(行く前1GB分を購入し、実際に使ったのは約半分の500MBくらいです。)
3か国全ての国でSIMカードを購入しました。
そちらのほうが安くて断然お得です。
しかし、現地でSIMを購入できるまでの繋ぎとしてフレキシロームはおすすめです。
*旅の簡単な質問に 1問250円からメールで個別にお答えしています。