紀元前4世紀から世界にその存在が知られている「青の都」サマルカンド。
13世紀のモンゴル軍に侵攻されるまではその名はマラカンダという町で
商才と工芸技術に長けたソグド人が繁栄を極めていたとか。
モンゴル軍に壊滅的な打撃を与えられた後は、英雄ティムールが街を復興。
現在の地にサマルカンドの都市を築いたそうです。
そんなシルクロード上に位置するオアシス都市サマルカンドを訪ねました。
サマルカンドは整備された整然とした街並み
トルコやモロッコ等のイスラム国に行った経験から
モスクのある街は道の入り組んだ迷路のようなバザールや赤茶色の塀に囲まれた
ゴミゴミした街を想像していました。
しかし・・・
サマルカンドは道幅は広く、
きちんと舗装された道が観光スポットの傍を通っています。
目抜き通りの「タシケント通り」はタイルが敷き詰められ車も人も
通行しやすい道となっています。
(一般車両は進入禁止、シャトルバスのみ通行)
私が訪れた3月中旬はちょうど暖かくなりかけた頃で
朝晩は冷え込みましたが日中は汗ばむくらい。
青空とタイルの青が重なって、本当に青の世界を映し出していました。
花壇の花が満開というわけではありませんでしたが
新緑が芽吹き、アプリコットか桃?桜?の木は満開の花を咲かせていました。
外国人観光客は少なく、地元の人が観光に来ているくらいで
こんな世界的に有名な観光地を人混みに紛れることなく
ゆっくり見物できたのは本当にラッキーでした。
サマルカンドの人々
タシケントはロシア系の人も見かけましたし、大都会なので
バザールでも土産物屋でもあまり売り込んだりしてきません。
でもここサマルカンドは違います!
商人の街であり、世界中から観光客がくるのでしょう、
インドや東南アジアのようにしつこくはありませんが値段は吹っ掛けてきます。
いろいろおすすめもしてきます。^^
親切、積極的、商売人気質、明るい、陽気・・・
そんな感じの人が多かったような気がしました。
市内の交通
サマルカンドの鉄道駅から旧市街まではかなり離れています。(6.5km18分)
行きは道が混んでいたので車で30分以上かかりました。
配車アプリが使えないので
駅からはタクシーかバスということになります。
スーツケースや大きな荷物を持っている場合は
交渉してタクシーに乗車するほうがいいかもしれません。
(バスを降りてから宿まで近いと限らないので)
タクシーを探す必要はありません。
列車の出口のところにタクシー運転手さん達が群がって待機しているので^^
私は宿で送迎をしてくれるというのでそれを頼みました。
片道4ドル(約33000スム)、妥当かと思います。
タシケントと比べたらものすごく高い!!
でもブハラでも配車アプリが使えず
現地の人に聞いてタクシーに交渉して乗りましたが
これくらいの料金は取られるみたいです。
事前情報でも3万スムから5万スムとありました。
到着してすぐティムール廟から
ウルベルグ天文台までタクシーで行きましたが、
その時はどれくらい遠いのかわからず6ドルでOKしました。
あとから考えたらこれは高すぎたようです。
中心部の観光スポットはシャトルバスで!
中心部「タシケント通り」に集まっている観光スポットを見るなら
シャトルバス利用が’お勧めです!1回1000スム(約7.5円)
レギスタン広場近く ⇔ ビビハ二ムモスク を往復しています。
(動画参照してね)
観光客だけでなく地元の人達もバザールへ買い物に行くのに利用していました。
他にレンタサイクルも沢山出ていましたが、
借り方がわからないのと、自電車がママチャリでないこと、
保証のためにスマホを預けているような感じがしたのでリスクがあるから
結局レンタルはしませんでした。
少し離れた所はミニバスで
ミニバスには1回だけ乗りました。
路線がわからないので郊外から中心部に戻る時に利用しました。
1300スムでした。
多くの人が利用するのでモタモタしていられません。
乗車する時にバスの行先を大声で案内しているお兄さんがいたので
その人にレギスタン広場に行くバスかどうかを確認して乗車しました。
慣れたら使いこなせる気もしますが・・・
両替など
ウズベキスタンではATMでお金を引き出せます。
できればチップのあるカードが無難です。
私は今回ドルの現金を多めに持って行ったのですが、その必要はなかったかも。
チップのついたカードが2枚あればウズベキスタンではOK.
行くまで知らなかったのですが、ATMで現金を引き出す時に
現地通貨と米ドルとを選べるのです!
ですから宿で米ドル払いを要求されても大丈夫。
又、自分の米ドルを現地通貨に両替する時は・・・
サマルカンドではあまり両替所を見かけなかった気がします。
私はバザールの横の両替所でしました。
このショッピングセンターとバザール近く、
Bibikhonim通りとImom Al-Bukhoriy通り交差辺りに
ありました。看板がでています。
以上、旅の参考になれば嬉しいです。(*^^*)