50代女一人中央アジア旅 サマルカンド必見スポット巡り!(動画有)

シェルドル メドレセ

シルクロード・オアシス都市 サマルカンドは

15,16世紀に建造された青タイル装飾が見事なモスクやメドレセ(神学校)、廟が目白押し!

必見の場所を巡ってきました。

1)アミール・ティムール廟 25000スム

モンゴル軍が破壊した街を復興させ1405年に没した英雄ティムールが眠る墓。(1996年に修復)ティムール廟

大きなファザードをくぐるとすぐ廟の建物となっています。

屋内に一歩踏み入れると青の世界から黄金の世界!

薄暗い空間に優しい陽光が差し込んで黄金を浮かびあがらせる様は

廟の暗いイメージとはかけ離れた幻想的な空間でした。

墓石はいくつか並んでいて全てティムールと彼の親類縁者の墓を示す棺だそうです。

(実際の墓は地下3mのところにあるそう)

入場は朝9時からとなっていますが宿が近くなので朝7時ごろ散歩していたら

警備の人が中に入ってもいいよ、と声をかけてくれました。

前日支払ったチケットが手元になかったので屋外だけうろうろしましたが

チケットを保持していれば複数回入場可能かも?

あまり広くない部屋なので他の観光客がいないこの時間に

一人でゆっくり空間を楽しみたかったです、残念 ><”

2)レギスタン広場(ウルグべク、シェルドル、ティラカリ メドレセ)80000スム

レギスタン広場全景

メドレセとは神学校のことで

かつてはここで多くの学生が寄宿して学んでいたそうです。

それにしても入り口の門(ファザード)が巨大(35m)で見事なこと!

15~16世紀当時はモスクよりもメドレセが多く建設されていたそうです。


まずは向かって左手、一番古い1420年建造のウルグべクメドレセ。

外壁のタイル細工が素敵!

でも中に入ると意外な光景。

教室や学生が暮らしていた小部屋空間は全て土産物屋に変身していました。

お土産物以外は見学するところなしで、少しがっかり・・・

スザ二刺繍が鮮やか! 中庭から見るかつての寄宿舎 ウルグべクメドレセ

 


次に右手のシェルドルメドレセ(1636年)

こちらの注目はファザードに描かれたライオン!(虎にしか見えないけど)

偶像崇拝を否定するイスラム教ではタブーの人や動物があってびっくり!!

シェルドル メドレセ

これはイスラム教国でも東の方に位置する中央アジアならではのことではないかと想像します。

モンゴル軍は侵攻占領した後も征服地の宗教を否定したりせず次第に融和。

モンゴル系の血を引く指導者たち自らイスラム教に改宗していったとか。

(英雄ティムールもモンゴル系)

だから偶像を使用することにも抵抗なく、

厳しく対応しなかったのでは?なんて思います。

とにかくユニークな壁画、一度見たかったので満足でした^^

内部(中庭側はこちらも小部屋跡には土産物屋ばかりで特に見るところはなかったです)


そして中央のティラカリメドレセ(1660年)

ここが一番見ごたえがありました!!

内部が黄金世界!の礼拝所となっています。修復に3キロの金が使われたそう!

壁面は星や植物(生命の木)、アラビア文字モチーフの紋様で輝いています。

写真ではその荘厳さが伝わらないので是非実際に足を運んで観てもらいたです!

ティラカリメドレセ天井ティラカリメドレセ
この礼拝所の横には土産物屋があるのですが、

他所とはちょっと違っていました。

実際に壁を修復する際に携わった職人さん達がいるお店なので

タイルの種類や焼きの工程、壁画に込められた意味などを教えてくれましたよ。

その場では土産物の価格が妥当かどうかわかりませんでしたが

後から外部の普通の土産物屋さんと比較すると

こちらの方が少し安かったのでもし買われるならここもおすすめです。

(値引き交渉可、ドル使用可)

木彫り工芸品 壁画修復に携わった人の絵 クリスマスツリーの飾り(陶製)

3)ビビハ二ム モスク 25000スム

1404年に異例の速さで建設されたという、イスラム世界で最大規模を誇ったモスク。

広大な門をくぐると広い敷地に大モスクと小モスク2つが並んでいます。

中庭では丁度アプリコットの花が満開、花壇に植えられた花も艶やかでした。

ビビハ二ム2

修復され青く輝く外壁とは反対に正面の大モスクはまだ修復中で内部はガラクタだらけ。

栄華の後の寂しさのようなものを感じました・・

以前は度重なる地震と急ぎすぎた工事のためにここのモスク全体が廃墟と化していたそうです。

ビビハ二ム3 ビビハ二ム1

 

4)シャーヒズィンダ廟群 15000スム

ショブバザールあたりから丘になっています。

丘に向かって少し坂を上り、右手の墓地横を歩いて行くと10分ほどで

シャーヒズィンダ廟群に到着します。

イスラム教預言者ムハンマドの従兄がここで異教徒に襲われ亡くなったことから

聖地となっているそうです。

11ものいろんな人の廟が並んでいました。

中でもモンゴル来襲でも破壊されなかった11世紀の廟の内部は

礼拝所もあり豪華なつくりとなっています。

廟群で最古 天井 廟群

私が訪れた時丁度お祈りの時間が・・・

参拝者一同が車座に椅子に座って聖職者の歌を聴き、

女・子供も混ざって各々祈りを捧げていました。

イスラムのお祈りを実際に見るのは初めてだったのでいい経験になりました。

5)ハズラティ・ヒズル モスク 20000スム

元々ゾロアスター教の寺院があった場所に8世紀になってから建造されたモスク。

バザールから幹線道路を挟んで山手見えているのですぐにわかります。

ここでの見どころは「木造のテラス」。木造テラス

サマルカンドでよく見る、木の棒を幾つも並べて作られた天井が

美しい色彩、デザインで彩られています。

石が使われていない木の建物は柔らかくて優しいですね。

タイルの美しいミナレット 木造の天井

その横にタイルの美しいミナレットがそびえています。

私は外国人だからでしょうか、特別に登らせてくれました。

人一人が通るのがやっと。上からはサマルカンド市街が一望でき、眺め良し。

6)ショブ・バザール

こちらのバザールも生鮮食品、雑貨、

ウズベキスタン特産のナッツやドライフルーツ、甘いお菓子等

豊富に並んでいました。

私はタシケントのバザールを見ていたので正直あまり感動せず・・・

普通に商品が並んでいるだけ、バザール自体に特徴はないかも。

ここで食べられる軽食や食堂はほとんど見かけませんでした。

お腹が空いていたので立ち寄ったのですが残念!

いかがでしたか?

上記の観光スポットは中心部に集まっているので駆け足なら1日で見て回れるかもしれません。

実際日本人団体観光客はそんな感じでした。

私はぶらぶら3日もサマルカンドにいましたけど。

あと、3月中旬でしたが晴れたら日中は22度くらいで暖か。

日差しが強かったです。日焼け対策をお忘れなく。

 

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シェルドル メドレセ