ブハラには沢山ホテルがあり、中には神学校メドレセを改装したものや、
伝統的な建築を活かしたものもあります。
今回私はメドレセをリノベしたホテルに宿泊しました。
そのホテルの様子とレストランやカフェ、ブハラの人々についてレポしたいと思います。
ブハラの宿は元神学校!
1864年建造された古い建物で、宿泊時もまだ修繕&拡張工事をしていました。
ラビハウスまで徒歩5分もしない距離。住宅街の中にあります。
車通りから少し入ったところ、
道が舗装されてないので雨上がりはぬかるみの道を歩くことになります。
古い門をくぐるとアンティーク雑貨があちこちに無造作に置かれた
静かな中庭が・・・
そして各部屋の木戸を開けると外観からは察することができない、
お洒落な内装かつ新しい設備の部屋に足を踏み入れることになります。
石造りなので3月は冷えるかと案じていましたが、暖房も完備されていたので
快適に過ごせました。Wi-fiもスムーズに繋がったと思います。
チェックイン時はウェルカムティーで迎えてくれ、
スタッフの男性たちは皆丁寧で態度はすごくいいです。
朝食は寒い季節なので屋内で食べました。
丁寧に作られた温かくてボリュームたっぷりの朝食。
(手作りジャム、目玉焼き、ソーセージ、ヨーグルト、チーズ、ミルク粥等)コスパ高し!です。
1泊だけではもったいない、もう1泊してもいいくらい気に入った宿です。
私は夜行列車が11時だったので12時にチェックアウトしてから
(荷物は預かってくれるとわかっていたものの)
夜9時頃までどこで時間を潰そうかと悩んでいました。
オフシーズンなので観光スポットは大体夕方5時には閉まります。
カフェやレストランをはしごするしかないな、
そう思っていたら「出発時間まで食堂スペースにいてもいいよ」
とスタッフさんが言ってくれました!これは有難かったです。
その日は午後から砂嵐ー小雨になって外にずっといるのは本当に寒かったから。
観光スポットは全て見終わってしまい、近所のカフェで時間を潰したものの
レストランで夕食をとるにはお茶を飲みすぎてお腹いっぱい。
とても9時までうろうろはできませんでした。
夜7時前に宿に戻って2時間ほど居させてもらい
その上お茶まで出してもらって本当い助かりました。
しかも!!荷物をゴロゴロ転がして車通りまで行くのは大変だな、
と考えていたら若いスタッフのお兄さんが運んでくれて大感謝!!!
バザール、カラーンミナレット、アルク城までは距離があるので
その点は少し不便ですが、お勧めの宿です。
ブハラでレストラン
ラビハウズに隣接して1件レストランがあります。
その名もラビハウズ・レストラン
初日は日曜日で快晴でした。
テラスで食事もいいなと思い、店の前まで行きましたが
その時は多くの地元家族連れでにぎわっていたので
結局見るだけで通過しました。
(一人で入れる雰囲気でなかったので)
翌日月曜日はあいにくの小雨。
外で食べる人はまばらでしたが気になったので入ってみました。
メニューは写真入りで選びやすく、値段も手ごろです。
お店の人の態度もよくてお味もGood!
ただ寒くて寒くて長居はできませんでした。
このレストランの隣には有料のトイレがあります。
ブハラでキャッチセールスに捕まる^^
ホテルの朝食をしっかり食べたので昼時を忘れて観光に回っていました。
2時過ぎになってお腹がすいてきましたが、
ウルグベク・メドレセの近くに食事できそうな所は見当たりませんでした。
カフェでお茶だけにしようか、そう考えてカフェに向かおうとしたら
急に一人の男性が湧いたように現れて
「近くでレストランしてるんだけど、お昼食べて行きませんか?」
と誘ってくるではありませんか!
え?こんなところにあるの?と思いつつ「何がありますか?」
と聞くと定番の焼き飯(プロフ)との答え。
別のものが食べたかったから辞めとこうとしたら
「ほかにもメニューはあるよ、
奥さんと娘が料理していて美味しいんだ」
と促します。
それではちょっと覗いてみようかな、とついていくと
どんどん住宅地に入っていきました。
こんなところにレストランはないやろ???(?_?)
と疑いながらたどり着いたのは一軒の普通のお宅。
つまりおじさんの家!
お世辞にも裕福な家庭と言えない質素なお宅に通されると
奥さんと娘さんが笑顔で迎えてくれました。
あ~、これはキャッチセールスに捕まったな、とわかりましたが
ウズベキスタンの一般家庭でご飯を食べさせてもらうのも悪くないと
メニューに選択の余地がない、プロフをいただくことにしました!
お味は正直に、それまで食べたプロフより柔らかくて美味しかったです。
キノコサラダも丁寧に作ってありました。満腹!!
おじさんは待っている間にタンバリンの演奏をしてくれたり
一応サービスもしてくれましたが、食べたらさっさと終わらせて欲しい素振り。
では、そろそろお会計を、という段になって
奥さん、娘さん、おじさんと3人が部屋に入ってきて布を拡げ始めました。
あー、きたな、そう思いました。やっぱりね、このまま帰してくれないよね~
土産物屋でよく見る矢絣紋様のスカーフ。
娘さんが織ったと説明してましたがどう見ても市販品。(苦笑)
値段を聞くと土産物屋より少し高め。
食事代も本当のレストランより高めで言ってきたので
他所で食べたプロフの値段を言うとそれでいいということに。
食事に3万スム、スカーフに5万スム払ってさよならしました。
おじさんとまた出会った場所に戻り、
メドレセの前で写真を撮ってもらおうとお願いしたら
僕より彼の方が上手いから、と土産物屋のお兄さんに振って
おじさんは再びキャッチセールスのカモを探し始めました。
いや~アイデア商売!家族一丸となって毎日結構な収入を得てる気がします。
(これまでにひっかかった日本人多数のもよう ^^ 1日何人連れ込んでるんだろう??)
少々高めですが、ちゃんと美味しい食事を提供してるし
強引に支払わせるわけでもないし、
こちらは貴重な体験をさせてもらったから良しとしましょう。
*アブドゥールアジス・ハン・メドレセ前でこのおじさんの顔をみたら「お宅訪問」のチャンスです!
おすすめカフェ
ハーブティー専門店:Silk road Teahouse
広場から階段を上がったところにあり
こちらのお店は内装はウズベキスタン風。
壁に絨毯やクッションにブハラ柄の布が使ってあり、
アンティークグッズも置いてあります。くつろぎの空間。
メニューはハーブティーセットが3種類だけ。一律3万スム。
スパイスがピリッと効いたお茶は旅で疲れた体に染み渡るようでした。
お土産用のお茶も置いてました。こちらの記事にある動画も参考に!
ブハラで日本人は人気者 (≧◇≦)
ブハラの人は人懐っこい、そしてフレンドリー!
そう感じる場面が沢山ありました。
特に子供達は外国人が珍しいみたいで
「一緒に写真撮って!!!!」と何度も誘われました。
日本人は特に珍しいのでしょう。押すな押すなの人気者!
(インドのアムリトサムでもそうでしたが、悪い気はしません)
私だってウズベク人見たのは初めてだったし^^
ブハラにはタシケントの日本センター分室があり日本語学習者もいると
ガイドブックに書いてありましたが
小学校で日本語を教えたりもしているのでしょうか、
小学生が「こんにちは」とはにかみながら声をかけてくれることもありました。
ブハラでは民族衣装っぽいデザインや矢絣模様(アトラス紋様)の服を着た
女性や子供がいて(男性は唐辛子柄の四角帽着用)
伝統文化を大切にしているのって素敵だなと思いました。