チョルポン・アタは避暑地です。
ここを訪れる人の目的はイシク・クル湖での湖水浴。
しかし私が訪れた3月は湖水浴などできるはずはありません。
目抜き通りには土産物屋もなく、
季節外れとあって歴史博物館も閉まっていたので時間を持て余してしまいました。
車で約30分、東へ向かうとケメレット・スーという露天風呂があり
宿のご主人に誘ってもらいましたが水着は持ってきていないし、
風邪もひいていたので遠慮しました。
そこで閑散期でもチョルポンアタで楽しめる観光スポット2か所に行ってきたので
その様子をお伝えします。
4000年前の絵に触れられる!岩絵野外博物館
中心部から北西へ車で数十分。
荒野が広がる大地にカラフルな岩や石がゴロゴロしている場所があります。
そこが岩絵野外博物館。館と言っても建物は受付の掘立小屋のみです!
アクセス
徒歩でいけないことはないですが、やめたほうがいいです・・・
舗装されてない砂ぼこりの坂道を40分以上歩くことになるので。
私はバスターミナル付近からタクシーを利用しました。
残念ながらこの田舎町では配車アプリが使えないので
根気よく流しのタクシーを探しました。
(宿が歴史博物館より東にある人はスーパーの前あたりに
近所の人が利用するタクシーが停まっているのでそこで交渉するといいかも。
私はそこまで歩くのは面倒なのでバスターミナル辺りで待機しました。)
これがなかなか来ないんですね。皆遠方へ行く乗合タクシーばかり。
ちょっとそこまでの距離、それも住宅街でない場所に行ってもらうので気が引けます。
ハイシーズンなら観光客とシェアすることも考えられますが、
なんと言っても閑散期!( ;∀;)
やっと一台のタクシーが停まってくれました。
行先を告げると150スム。でも往復でしかも現地で30分待機してほしいと言うと
めちゃくちゃイヤそうな顔をして400スム、と言われました。
ガイドブックでは往復250からとあり、ちょっとそこまでの距離にしては高いな、
と思いましたが、このおっちゃんを逃したら次はいつ捕まえられるかわからない。
ということで400スムで承諾。
車だとあっという間に到着しましたよー。
運転手さんに時計を指さしてきっちり「30分しか待たないぞ!」
と宣告されたので小走りで柵内に入っていきました。
近くには空港があります
入場料
入場料はあってないようなもの?でした。
柵内にはいると案内図があり、その横に掘立小屋があります。
そこから出てきたおじさんが入場するには100スム、と言いました。
ガイドブックでは50スムです。
いくら最近値上げしたとしても倍はないだろう、
と思ってそう言うと、簡単に80スムになりました。
なんだこりゃ!もしかしたら50かもしれませんが
おじさんも1日何人くるかわからない閑散期に
こんなところにいるのも大変だろうと80渡しました。(もちろんチケットの類はなし)
コース
コースは3つありました!
- 800m30分コース
- 1.5km90分コース
- 3km2時間
こんなコースがあるとは知らなかったので残念。
知っていたら運転手さんにもっと長く待機をお願いしたか、
帰りは徒歩で坂を下ってもよかったのに・・・(( ;∀;)
岩絵は全ての岩に描かれているわけではありません。
あちこちに点在しています。
目立ったものには標識が立っているのでそれとわかります。
たった30分でしたが、迫力のある古代の絵に感嘆しました!
絵はしっかりはっきり残っていて驚きです。
岩にはカラフルな苔類が這っているので
遠くから見たら岩にペイントしてあるのかと思うくらい。かわいい^^
青空の下、雪を被った山脈が見え、空気も澄んでいて気持ちの良いところでした。
ただ夏場に行く時は日差しを遮るものは何もないので帽子や日傘は必携ですね。
(一番最後に動画があります)
ルフ・オルド公園
中心部、歴史文化博物館から東へ徒歩で10分くらい。
児童公園を通過、暫く進むとルフ・オルドの看板が見えてきます。
ここは近年できたアミューズメントパーク?
広大な敷地に
各宗教(イスラム、キリスト、仏教、ロシア正教等)のお堂や彫刻等が配置され
突き当りの吹き抜けドームには巨大な絵が展示されています。
そのドームを抜けると視界にはイシク・クル湖が!!
ピアに出ると湖の絶景を見渡すことができるようになっています。
他にもキルギスの歴史や文化伝統を紹介する展示館もあり
晴れていればここでピクニックなどすれば1日楽しく過ごせると思います。
入り口には土産物屋もありました。(閑散期は閉まってましたけど)
トイレも2か所あります。
入場料は400スム(約680円)
私が訪れた時は途中から雨が降ってきてイシク・クル湖の絶景は望めませんでしたが
お堂の中に入ったり、展示館を見学したのは楽しかったです。
他民族他宗教の国ならではの公園かな、と感じました。
(動画の参考にしてくださいね!)
チョルポン・アタでの宿
まずはこの閑散期に避暑地であるチョルポン・アタに来た理由。
湖の南側湖畔には遊牧民の家Yurtキャンプ場があり、そこは湖が目の前、
24時間湖を眺めながら宿泊できる所があったのですが、
予約を入れたら残念ながら営業は5月からということで断られました。
仕方がないので湖に徒歩で行ける町、チョルポンアタに立ち寄った次第です・・・
チョルポンアタは国道沿いバスターミナルから東一帯が中心部で、
国道より南側の住宅地には数多くのホテル、ホステル、宿があります。
地元住民が自宅の空き地に別棟を建設し、家族経営している感じです。
それらの宿を縫うようにレストランやカフェがあるのですが、
閑散期は全て閉まっていました。
さて、今回滞在した宿は Zaton Guesthouse
バスターミナル横の道をまっすぐ南下した突き当りにありました。
Booking.comの地図は正確でなかったので下に載せておきます。
- ターミナルまで舗装されていない道約1km徒歩10分
- 文化歴史博物館やスーパーまで1.7km徒歩20分(地図青線)
- ルフ・オルド公園まで2.3km徒歩30分
- イシク・クル湖まで徒歩10分 Zaton池まで徒歩5分
今回チョルポンアタに来た最大の目的は「イシク・クル湖を堪能する!」だったので、
湖に近いこの宿はよかったです!
近隣には多くの宿泊施設はありますが、Booking.comで扱ってるのは数軒。
地元の予約サイトをチェックしましたが英語版はなく
キルギス語やロシア語圏の人対象みたいだったので諦め、
結局ブッキングコムで予約しました。
宿の位置は住宅街の一番端、裏は森と池という自然いっぱいの環境。
窓の下では牛や羊の放牧も見られます!!
もちろんイシク・クル湖には夕方&早朝に散歩にいけましたし、
池も近くだったので満足でした!
肝心の部屋は母屋とは別棟で、とても清潔で綺麗な部屋。
朝食はついていませんが部屋には冷蔵庫等、必要なものは揃っていました。
又、ホスト家族はとてもフレンドリー!
ホスト夫婦はあまり英語は通じませんでしたが、
息子さん(少年)が通訳をしてくれました。
可愛い娘ちゃんもいろいろ物を届けてくれて
余計な干渉はしないけど、細やかな気配りをしてくださる家族でした。
暇そうにしていたらおすすめスポットやレストランを教えてくれたり、
カラコルに移動する際はわざわざ車でミニバス乗り場まで送ってもくださいました。
ただ一つ言うならばスーパー等中心地に行くには往復40分はかかったので
それはつらかったです。But,
繁忙期には近くの飲食店や雑貨店も開店するはずなのでこの問題もないでしょう。
(グーグルマップではもっと早く行ける道もあるのですが、
実際は公的建物の敷地を通過せねばならず、通行させてもらえませんでした)