カラコルは天山山脈への登山基地ですが、
登山をする以外にも楽しめる観光スポットがあります。
現地でタクシーを手配してもらい、
3か所の観光スポットに行ってきたので、その時の状況をお伝えします。
*この半日お一人様ツアーはオーダーメイド、所要時間約5時間で運転手さんのガイド付き。
(写真撮影もたくさんしてくれて)2500スム(約4250円)でした。
目次
Jeti-Ogus ジェティ・オグス奇岩渓谷
カラコルから車で西へ15km、そこから山に向かって10kmくらいの山間に
一部分だけ赤い巨岩が連なる渓谷、ジェティ・オグスがあります。
まずは車道の先に突然真ん中から真っ二つに割れた巨岩が現れました!
地元の言い伝えによると、自分の為に決闘して亡くなった男性二人のことを
嘆き悲しんだ女性の“❤が裂けた時の形”だとか。ロマンチック!
確かにその様に見えないことはないですね・・・
更に進むと巨岩の裏は赤い巨岩群が連なる光景に変化しました。
「7頭の牛」と呼ばれる巨岩群!
この一帯だけ岩が赤いので不思議です。
全体をよく見渡せるように反対側の山に登ってそこから眺めました。
ここだけ赤い地層が隆起しているんですね!Σ(・ω・ノ)ノ!
その後下に戻って、今度は巨岩の真下を流れる川のほとりに行きました。
渓谷になっているようです。
斜めに筋の入った巨岩を間近で見るとすごい迫力でした!
大自然の力を見せつけられた感じ!
*岩山は上まで登ることができるそうです。
車を降りた地点で海抜1700m。頂上は2300mで標高差は600m。
往復8km 所要時間平均4.5時間のトレッキングコースがあり温泉も楽しめるとか。
カラコル ビッグバザールから
プライベートタクシーは600スムから シェアタクシー(一人150ソム)
も出ているそうですよ。(夕方5時以降は拾うのは難しい) 以上、宿の案内書から
ロシア人探検家:プルジェヴァルスキー博物館
カラコルから北西方向、イシク・クル湖に向かうとその湖畔に
小さな博物館があります。
私はこの人物の存在を全く知らずに行ったのですが、
19世紀にあるロシアの探検家が中央アジア一帯を探検&測量し、
精密な地図を作製したそうです。
その人の名がプルジェヴァルスキー。
彼は地図を作製しただけでなく、多くの民族の衣装や生活習慣を
スケッチしたり記事にして記録に残しています。
最後旅の途中で命尽きたのがカラコル。
彼の偉業を記念してお墓と博物館がここに建てられたそうです。
資料の他に彼が愛用していた旅グッズや
天山山脈で生息する動物のはく製も多く展示されていました。
入館料100スム
カラコルから車で約20分14km バスもあるようです。
日本のような露店風呂がある Ak-Suu アク・ス 温泉
こちらの温泉は宿の女将さんが強力に推薦してくれた場所です^^
イシク・クル湖近辺には多くの温泉施設や温泉保養所があり
ネットの体験談でも見かけました。
しかしそれらの多くは”汚い個室であまり温度の高くない湯舟”とか
”時間制限がある”とか書いてあり、
露天風呂の写真では
”水着を着た家族連れがいっぱいで、まるで公営プールのような感じ”だったので
「日本の温泉とは違うのねー」「冷泉だったら風邪ひくし、パスやね!」
と思っていました。
しかーし、宿の女将さん達が「絶対いいから!」と効能まで言っておすすめします。
「温度は?熱い?水着持ってないけど・・」と言っても
「大丈夫、大丈夫!」と言います。にわかに信じがたいですが
キルギスの温泉がどんなものか「見るだけ」と行くことにしました。
山間の小さな入り口
コテージのような建物を通過してすぐに
「女将さん、ごめーん、疑って悪かったよー」と思いました!
露天風呂は綺麗な施設で、掃除も行き届いていました。
脱衣所も清潔、ロッカーもあり、シャワー完備。
明るい雰囲気で、和風ではありませんが、ちゃんとした温泉施設でした!
ついてきてくれた運転手さんが「本当に入らないの?」と聞いてくれましたが
いくら気持ちよさそうな露天風呂でも風邪をひいている身にはつらい・・・
水着もないし。足湯だけさせてもらうことにしました。
いやーーー、いいお湯でした!
3つの部分に分かれていますが、2つは40度くらいの気持ちいいお湯。
一つだけ10秒も我慢できないくらい熱いところがあって
地元のおじさんもぴょんよん跳ねていました^^
閑散期なのか2人の先客以外誰もいなくて空いていました。
晴天だったので絶好の風呂日和。
カラコルに行く機会があれば絶対水着持参で!!おすすめです~
カラコルの東隣テプロクリュエンカからアスク川をさかのぼった所
カラコルから16km、車で約20分 入場料100スム
タオルが借りられるかどうかはわかりません。私は持参しました。
3か所を半日で回るコース、楽しかったです!(まとめ動画有り)
カラコルでは2泊しかする予定がなく、実質1日半の観光時間だけだったので
郊外に行くことは諦めていました。
地図を見てもらえばわかるのですが、
カラコルの町を中心に各スポットがあちこちに点在しています。
一人でバスを使って行っていたなら1か所に行くのが精いっぱいだったと思います。
しかし思いがけなく宿の女将さんがルートを提案、
タクシーを素早く手配してくれたので
時間を有意義に使って楽しい旅にすることができました。感謝です。
運転手さんが(言葉は通じませんが)ガイド役もしてくれ
沢山写真も撮ってくれたので一人旅の私には嬉しかったです。
(翻訳アプリがあるから大丈夫!)
この日のルートをおさらいするとチェックイン後
- 12時半に宿を出発 まずはオグスの奇岩渓谷へ そこで14時半ごろまで
- 続いて博物館へ(40分ほど見学) 15時半まで
- そこからカラコル経由アク・ス温泉へ 16時半まで
宿に戻ったのは17時過ぎでした。(計4時間半)
車で走行していた時間はまるまる2時間ほど。
温泉に浸からなかったので30分も滞在しませんでしたが
ゆっくり温泉に浸かるなら5時間ほどの行程でしょうか。
私は宿に戻ってからまだ近くのドゥンガン・モスクに行く時間がありました。
参考になれば嬉しいです。