シルクロード上にあるこの地域は
帝政ロシア時代になってから今のアルマティ(アルマトイ)の基礎が築かれ、
1923年にカザフ社会主義共和国の首都となりました。
その後1997年に首都はアスタナへ移転してしまいましたが
南の首都=第2の都市としてビジネス、学問、文化の中心であり続け、
今も発展を続けています。(中央アジアでは一番欧米のような生活水準かも)
アルマティの語源は「リンゴの里」。
現在はリンゴの木はほとんど見られませんが、
街のあちこちでそのシンボルを見かけることはできます。
ソ連時代の影響からロシア系の人口比率が高く、
今もロシア語が広く通用する地域です。
そんなタシケントに並ぶ中央アジアの大都市を探訪してきたのでレポートしたいと思います。
かなり近代的で便利な街
ソ連時代の名残で道幅は相当広く、車や人がそれなりに多いにも関わらず
狭苦しい感じやゴミゴミした印象はありませんでした。
ただ都市部の一般住宅街(アパート等)はコンクリートの壁に覆われた無機質な感じなので
ヨーロッパと比べると特徴ある町並みとは言い難いです。
治安もよく、市内の移動は大変便利、飲食店も充実、ショッピングモールも複数あり、
何でも手に入るので観光客には過ごしやすい街だと感じました。
市街だけでなく、郊外に足を延ばせば大自然を満喫できるスポットも沢山あります。
アルマトイの市内交通
バス
アルマトイ市内のバスは車体が比較的新しく
2GISというアプリも使えるので
外国人にも簡単・快適に利用できて便利です。
どこにバス停があって、どこで降りればいいかまで
リアルタイムでわかるので2GISはおすすめです。運賃は一律80テンゲ(約24円)。
現地の人は皆IC乗車券(Onaiカード)を使用しています。
(現地の人は顔写真入りIDカードみたいなものに付随してる感じです。
チャージするのは街頭に設置されている機械か
スマホからクレジットカードによってチャージしてるみたいでした。)
バス、トロリー、路面電車、地下鉄に利用可
- プリペイド1枚400テンゲ(約120円)→400テンゲはカード代320と1回めの80テンゲ分
カード購入後電子決済サービス機(QIWI)で要チャージ
- 定期 7200テンゲ(約2160円)月初から月末まで有効、乗車制限なし。返金不可
プリペイドカードはバスの運転手、改札係、鉄道駅、通信機器販売店で購入可能。
有効期限はないが6か月以上使用しないとチャージした金額は無効。
返金は鉄道駅に身分証とともに持参。
使用方法:バスの場合は車体中央の乗降口に機械が設置してあるのでかざすだけ。
以上、在カザフ日本大使館のHPより
私は上記Onaiカードの詳細をアルマティを離れる直前に知ったので結局購入しませんでした。
バスや地下鉄を頻繁に利用する予定のある人は
現地についてすぐ購入したら便利だと思います。
バスは現金でも受け付けてくれます。
が、現金で払う人がほぼいないのか、お釣りも持っている運転手さんはわずか。
100テンゲで出すとお釣りをくれないか、
80ぴったり渡しても最初から「要らないよ」みたいなジャスチャーで
無料にしてくれることもありました^^
私はタクシーを利用することが多かったのと
どれくらい使う(チャージする)か予想できなかったから
このカードがなくても大丈夫でした。
地下鉄
地下鉄は2011年に開通したばかりなので駅構内も車両も大変綺麗です。
今も延長工事をしているらしく、網羅している範囲は広くないです。
1)運賃は荷物検査後
ウズベキスタンのタシケントでは駅の改札前に切符(トークン)売り場があって
運賃支払い→荷物検査→改札 でした。
しかし、アルマトイでは 先に荷物検査→運賃支払い→改札となっています。
2)ホームまでがものすごーーーく遠い!!
相当深くまで掘ったようです!!
まずエスカレータの長さが世界最長??と思うくらい長くで、
着地点が見えないほど長いエスカレータで降りていきます。(@_@)
降りた場所がホームだろうと思いきや、まだそうではなく、
そこからホームまで暫く歩きます。
3)本数が少ない。
車両数が少ないのか、ラッシュ時でも頻繁に運行していません。
結構待ちます。
待ってる間に国の広告をTVで見るのも興味深いですが^^
(ミスアルマトイの選考会の様子とか)
4)車内は快適 英語のアナウンスもある!
地下鉄は利用しやすいですが、ホームに降り立つまでが大変。
(日本感覚で駆け込み乗車できるなんて無理!)
時間がかかる、電車の本数が少ない!
ことから、急いでいる時は(同じルートなら)バスの方が早いかもしれません。
タクシー
車がきれいor汚いの当たりはずれはありますが、
タクシーは安くて大変便利です。
配車アプリYandexを事前にダウンロードして行かれることを強力におすすめします。
アプリを使わない場合はメーターがないので交渉制となります。
例えば市内から空港まで、バスもあるのですが所要時間は50分だそうです。
又、空港から市内までプリペイドタクシの料金は3000テンゲほどとか。
私はトレ・ビ通りから空港まで28分乗車 1330テンゲ(約400円)でした。
西バスターミナルから地下鉄バイコヌール駅近くまでは
17分乗車680テンゲ(約200円)でした。
SIMカード
カザフスタンでSIMカードを買うのはとても簡単でした。
私が行ったのは地下鉄ジベッグ・ジョル駅近くの直営店です。
営業時間:毎日9:00~21:00まで(2019年)
突き当りのカウンターに行き、SIMカードを買いたいと伝えます。
英語を話せる男性がいて、スムーズに手続きをしてくれました。
*必要なもの パスポート、アルマトイでの住所、現金
まずはカウンターでカードを購入します。250テンゲ(約77円)
その際にパスポートのコピーを取って書類が作成され、
サインのところだけ手書きで署名します。
男性にスマホを渡すとSIMカードを挿入してくれます。
5日の滞在なので一番安いプランにしました。4GB 1490テンゲ。
SIMカードはカウンターで買えますが、
プランの金額チャージは目の前にあるタッチパネルマシーンでしかできません。
スタッフさんが代理で素早くチャージしてくれました。
自分の電話番号を入力してお金を入れるだけです。
朝1番に行ったので誰もお客さんはおらず、10分ほどの手続きで済みました。
ATM/ 両替所
アルマトイは大都会なので至る所にATMがありました。
銀行前はもちろん、ショッピングセンターやスーパー、ホテル・・・
両替所はところどころで見かけましたが、休日は閉まっている所も見かけたので
注意なさってください。(銀行は土曜日は半ドン)
ウズベキスタンでは銀行であろうと両替所であろうとどこで両替しても
公定レートが守られていたので同じレートでしたが、
カザフスタンでは店によってレートが違っていました。
バザール前の両替所
トイレ
トイレも有料トイレがあちこちにあって困ることはなかったです。
どこも50テンゲ(約15円)。
あたり外れはありますが、アルマトイの観光客が行くような場所は清潔です。
ショッピングモールのトイレは日本並みに清潔。
↓以前の記事の抜粋 https://wp.me/pa7Y1m-1JB
туалет(トゥアレット)
男性はM、女性はж
暫く滞在しているとこの文字が文字ではなくマークとして頭にインプットされ
どこにいてもすぐトイレを見つけることができました!(中央アジア共通)
中に管理をするおばさんがいて料金を徴収します。
小銭がなくてもOK!(お釣りをくれます)
ぺーパーが窓口にあるので一人分をもらうか自分で切り取って中に入ります。
トイレは日本の和式のような形。
こちらの人は戸口に顔をむけてしゃがんでするみたいです。
アルマトイ市街地の様子 動画
ご覧くださりありがとうございました。
旅のお役に立てたなら嬉しいです
(*^^*)