高雄は台湾第2の都市。昔から港町として栄えています。
日本統治時代にもいち早く注目され、開発されました。
今も日本語の名残が地名に見られます。
例えば「打狗」はダーゴウ=タカオ=高雄、
「哈瑪星」ハマーセン=はません=浜線など。
日本時代や古き良き時代の建物、港の風景など
眺めのいい場所をご紹介いたします。
目次
打狗英国領事館文化園区
小高い山の上に赤レンガの建物=旧英国領事館官邸があります。
建物自体、見学するところはあまりありません。
ですが、この場所がいいのは
180度以上広がった視界から眺める高雄港の景色!
もちろん赤レンガをバックに写真を撮ればインスタ映えするような写真も撮れます。
全国展開している喫茶館もありアフタヌーンティを楽しむこともできますよ。
おすすめコースはまずは山上の官邸跡入り口から入り、
敷地内の登山古道を下って領事館跡に行くのがおすすめです。
(階段を登らなくていいので)
MRTオレンジ線西子湾駅から99番のバスで10分ほどです。
バス停で下車すると山に向かって狭い階段があります。
霊興殿(道教の廟)に行く案内板のある階段を登って行ってください。
廟の隣が英国領事館の入り口です。 入場料99元
月~金:9:00~19:00、土日祝:9:00~21:00 第3週目の月休館
霊興殿(道教の廟)
山上官邸入り口横の廟には日本の妙見(星)信仰の元になったとされる
玄天上帝がおられます。北極を司る神様ですね。
星や陰陽道に興味がある方はこちらの神様にご挨拶されるのはいかがでしょう?
私は今回の旅の無事とご加護をここでお願いしました。
中国人団体観光客はここには入ってこないので静かに参拝できますよ。
愛河 クルーズ
高雄市内には愛河という河が流れていて港に直結しています。
河から港近くを回るクルーズ船が出ているので乗船してみました。
岸に沿って左右に高層ビルが見え、
南国の赤&黄色の花をつける樹木(中国名:鳳凰樹と阿柏勒)が立ち並び、
山の上から見る景色とはまた違った良さがあります。
観光の合間に休憩がてら風にあたりながら乗船するのもおすすめです。
夜は夜景が見事だそうで、ロマンチックな気分を味わいたいなら
夜のクルーズもいいですね! 所要時間25分ほど150元
チケット売り場/乗船場 アンバサターホテル(國賓大飯店)向かい
平日15:00~22:00 土日祝9:00~22:00
MRT美麗島駅からオレンジ線1駅 市議会駅下車、
徒歩かバス168西に乗り換え2駅3分愛之船国賓駅下車
港に出る直前の橋(高雄橋)左手に高雄カトリック教会(ローズ聖母聖殿)があります。
ステンドグラスが綺麗そうなので訪れましたが閉まっていて見られませんでした。
日曜日のミサの時間に行くと見られるかもしれませんよ。(7時、9時、11時、16時)
Pier2 駁二芸術特区
高雄港はかつて台湾全土から集められたバナナ及び
サトウキビを砂糖に精製して海外に出荷する重要な港でした。
そのころに使用された鉄道線路や砂糖貯蔵庫が今も残っており
リノベされ、現在は芸術特区、市民の憩いの場となっています。
広大な線路横の敷地には巨大でユニークなオブジェが並び、
休日には家族連れで賑わっています。
シャボン玉が飛び交う穏やかな空間です。
そして旧倉庫は、私が訪れた時は台湾の美系大学学生たちによる
展示会が行われており、
質の高い、今すぐにでも商品販売化できるような作品ばかりが並んでいました。
古い文化を大切にしながらも新しい感性を吹き込んでいく、
そんな作風が多く目につきました。
他にも手作り市があったり、おしゃれなカフェも近くにあるので
買い物もできます。
MRT美麗島駅よりオレンジ線で2駅3分 塩埕埔駅下車徒歩5分
1)から3)までのダイジェスト動画
高雄忠烈祠(高雄神社跡)
もう一つ眺めのいい場所があります。
日本統治時代高雄神社があった場所で
今は台湾のために戦って命を落とした戦士を祀る場所になっている忠烈祠。
神社の建物自体は戦後潰されたのでありませんが、
鳥居や狛犬、燈籠の跡は残っています。
わざわざここまで訪れる観光客は多くなく、とても静かなところです。
抗日戦で亡くなった人も祀ってあるので暗い雰囲気かと思いきや
古い樹木があり花が咲き、私の感じではとても穏やかで明るい感じの場所でした。
ここには展望台があって高雄港を一望できます。
アクセスは上まで行くバスがないので徒歩かタクシーになります。
上りは大変なので行きはタクシー、帰りは徒歩で下山がいいでしょう。
もしくは、タクシーの運転手さんに半時間待ってもらう手もありますね。
高雄でタクシーを呼ぶには(Uberの場合)
配車アプリUberか台湾大車隊を事前に
ダウンロード&登録しておくことをおすすめします。
登録時には電話番号、メールアドレス、クレジットカード番号も必要となります。
他国でパスポート番号まで要求されたことはこれまでなかったのですが
台湾では個人ID番号登録が必須なので
外国人もパスポート番号を登録しないといけません。
尚、クレジットカードはマイナーな発行会社だと受け付けてもらえないので
大手の会社がいいみたいです。(例えば三井住友カード等)
乗車するにはグーグルマップから入って
行きたい場所の住所を打ち込むか地図上で選択。
次にタクシーを呼ぶのマークを押して
Uber画面に切り替わったら表示された金額を確認。
見てOKなら配車確定ボタンを押します。
待ち合わせ(乗車)の場所はわかりやすいところがいいですね。
私はMRT西子湾駅を出たところで乗車しました。
93元+海外のクレカ使用で数元の手数料が別途請求されました。
降車時に特にすることはないです。
おまけ:六合観光夜市
台湾観光で歩き回り、お腹がすけばB級グルメ、
やはりナイトマーケットに行きたくなります。
台北の夜市はよく知っていますが、高雄はどんな感じなのか
ちょっと覗いてみました!
基隆の夜市に行かれたことのある人はわかると思いますが、あんな感じ。
広い道路に屋台が沢山並んでいて
中央には座って食べられるように椅子&机があります。
但しここは食べ物屋が主で、屋台で衣料や雑貨はあまり販売していませんでした。
台北士林夜市や通化街夜市のような狭くてゴチャゴチャした感じを期待していくと
ちょっと「違うかな?」という印象を受けるかもしれません。
出ているメニュー、大抵のものは揃っていました^^
牡蠣のオムレツ、大腸麺線、揚げ物、南国カットフルーツなどなど
私は久しぶりに臭豆腐を食べてみましたが、
揚げすぎで固め、期待していたほどではなかったです(涙)。
行った時間が早めだったので何とも言えませんが、
もしかしたら地元の人はあまり行かないのかもしれませんね。
味はともかく、まだ台湾で屋台フードを試したことのない方は
夜市もぶらっとしてみてください。
衛生面では全く問題ないです!