日(陽)と月(陰)が合わさった湖=日月潭は
別名ドラゴンレイク(龍湖)とも言われ、その形や場所からしてもただの綺麗な湖とは思えません。
何か神聖な力がありそうな、パワースポット的な感じもします。
そんな日月潭・水社から歩いて10分ほどの所に道教のお宮があります。
ここは日月潭を上から望める少し小高いところにあって
龍が元気に泳ぎ、鳳凰が舞っている静かなお宮です。
門番は龍と鳳凰
坂を登って行くとまず最初に目にはいってくるのが・・
カラフルな力強い龍と鳳凰です!かなり大きくてド迫力。
そして門の先、本殿前の広場にも龍と鳳凰の絵があります!
中心には陰陽対極図らしきものがあり、いかにも道教のお宮らしい雰囲気となっています。
この時点で既にワクワクしてきます!
御祭神は
本殿は柱が真っ黒に黒光りし、天井は細かい細工が施された古い建物です。
祭壇の真ん中が慚愧祖師という元々は高僧で神格化した神様、
左右に媽祖様、北辰北極を司る玄天上帝がいらっしゃいます。
慚愧祖師は清王朝が原住民を抑圧した際、出草(首狩り)から身を守る(保安)ために祀ったことが始まりだそうです。
慚愧祖師様は馴染みがない神様なので軽くご挨拶だけしました。
それから媽祖様と玄天上帝のお顔をゆっくり拝顔していました。
台湾特有の黒いお顔、金色のお顔の媽祖様、上品です。
どこのお宮でもそうですが、神様の衣装は凝った手縫い刺繍が見事で
埃一つなく、廟の人が毎日丁寧にお世話されてることがよくわかります。
人気の月下老人は
👆こちら、ご利益が大変あると言われる人気の月下老人の祠は
もともと日月潭のラルー島(原住民が聖地としている)にありました。
ですから1999年に発生した921地震前まではラルー島に上陸して参拝できたそうです。
地元の人によると、こちらの月下老人のご利益は
”早くて1か月、遅くても半年” とか!!Σ(・ω・ノ)ノ!
では、その参拝方法を興味のある方のために・・
1)本殿左側にある服務台のところで3本の線香と金紙をもらいます。(お賽銭は任意)
2)線香1本目は外で天の神様に、2本目は本殿の神々に差し上げ、3本目を持って月下老人の所へ行きます。
3)自分の氏名、住所、生年月日(できれば時間も)を伝えます。
対象者が既にいるならその男性の情報も言います。
4)彼氏がいる人は付き合いが上手くいき結婚できますようにとか
いない人は「こんな人がいいです」等具体的な理想の相手との縁をお願いします。
*御神籤を引きたい場合や
*まだ相手がいなくて「運命の赤い糸」が欲しい場合は
各々の件に対してまずポアポエ(三日月形の木片)でお伺いを立て、
聖杯(裏表の組み合わせ)が出たらOKなので御神籤や赤い糸をいただきます。
(投げていいのは3回まで)そしてそばにある赤い袋に糸をいれます。
その後香炉のところで3回グルグルして煙にくぐらせ、
いつも身に着けるようにします。
御神籤は引く前に「引いてもいいですか」と、引いた後に
「この番号で間違いないですか」の
2段階の質問となり、各都度聖杯がでないとだめです。
願いが叶った場合、赤い糸は勝手に捨ててはいけません。
引き出しなどにしまっておいて、お礼参りをして返納します。
台湾では婚約の時に「囍餅」というお菓子を用意して配ります。
お礼参りにはそのお菓子をお供えすればOKらしいです。
自分で勝手に行ってもいいのですが、服務時間(7:00~12:00、13:00~19:00)が書いてあるので
廟の人にお願いするほうがいいと思います。
なぜなら私が訪れた時、若い女の子が係の人に付き添われて願掛けを行っているのを見たのですが、
そのほうが厳粛な雰囲気になってより願いが叶いそうな感じがしたからです。
こちらのお宮は本殿内の神様の出すパワーが凄いとか、そういうことでなく、
この場所自体が、神聖でいい氣が流れている感じがしました。
そしてなんと言っても龍と鳳凰が一番インパクトがありました!!
対岸にあるとても大きな廟=文武廟にも月下老人がおられるそうですが
個人的にはこちらの廟がひっそりしていて観光客も少なく、月下老人さまにも
ゆっくり向き合えるので女性一人旅には龍鳳宮をおすすめします。
また来たい、そう思えるお宮ですよ。
日月潭での宿選び(一人旅女子の悩み)
日月潭で50代一人旅女子が納得する宿を探すのはちょっと大変でした。
有名観光地なのでホテルや民宿の値段が総じて高い!からです。
設備が古くて充実していないのにです!!(( ;∀;)
交通の便が良くて、眺めもよい、そんなところは1泊2万円以上はします。
大都市なら宿泊日直前に値段が落ちる場合もありますが日月潭はほとんどなし。
大都市で見かける「設備が新しくてコスパの良いホステル」は少ないです。
しかも、予約サイトで予約した場合、大都市ではカード払いOK&前金なしがほとんどですが、
日月潭の民宿は前金を銀行振り込みさせるところが多いのです。
わざわざ日本から送金するのは面倒だし、振込手数料も高いです。
私が今回選ぶポイントにしたのは以下の3点
- 水社エリアか
- 部屋から湖が見えるか
- 清潔か
中でも一番重視したのは「水社」エリアであることでした。
「伊達邵」エリアも悪くないのですが、不便なのです。
「伊達邵」に行くにはローカルバスか遊覧船になります。
スーツケースを持って遊覧船乗船はちょっと動きにくいです。
そして例えば「伊達邵」に1泊すると遊覧船のチケットが2日利用となるので
(300x2=)600元かかることになります。
ローカルバスは15元ですが本数が少なめ。
船もバスも早朝や夜遅くには運行していないので
時間を有効利用したいと考えている人には「伊達邵」は不便と言えるでしょう。
以前「伊達邵」で宿泊しました。その時は台北に住んでいたので
特に時間を気にする必要もなく昼過ぎに日月潭を出ても問題なかったのですが
今回は早朝に出発したかったので水社にしました。
他にも「蛍」の時期(4~5月)で、夜の鑑賞イベントが「水社」付近だったこともあり水社にこだわりました。
ハーバー エリート ホテル(Harbor Elite Hotel)
水社ツーリストインフォメーションセンター(旅客中心)から歩いて2分、
こじんまりしたホテルに決めました!
フロントのお姉さんはとても親切で態度はすごくよかったです。
12時半頃、到着した途端に激しいスコールに見舞われました。
まだチェックインの時間には2時間以上もあり
どこにも行けずにソファーで待機したいたら
「先に荷物を置いて部屋で休憩したいでしょ?」と
例外的に早くチェックインさせてくれました。感謝!
お部屋は・・・予想通りに古かったです。設備全てが。
写真では豪華そうに見えますが、水回りやベッドなど年月を感じるもの。
しかし広さは十分で、アメニティーも揃っていました。
唯一嬉しかったのは大きなバスタブがあったことです。
朝食は近くの系列ホテル(本館)でバイキング式の朝食でした。
美味しいというほどではありませんが種類は多かったです。
本館は中国人団体客がよく利用しているみたいで、
朝食スペースは中国人だらけでした~
このホテル、場所は最高にいいです!コンビニや飲食店にも近いですし。
早朝「朝霧埠頭」まで日の出を見に徒歩で行けました。
又、行った季節と日月潭の場所柄なのか、部屋にクーラーがあっても
湿気がすごくて布団はジメジメ、洗濯ものはほとんど乾きませんでした。
本館の向かいに民宿があり、そこにコイン式乾燥機があるので
それを利用するのもありだったかな、と後から思いました。
宿泊費は1泊約4700円でした。
南投で食堂ごはん
南投県は野菜や果物、キノコ類、茶葉等を栽培している農産物が豊富な場所です。
日月潭では日本時代に茶葉の栽培方法が導入され、
その後台湾ブランドの紅茶も生産されるようになりました。お土産に最適です。
ドリンクスタンドで試飲してみるといいですよ。
そしてここで採れる新鮮「野菜」もあるので食べてみてください。
レストランでは団体用セットメニューが多く、値段も高いですが
小さな食堂だとお一人様でも大丈夫~
マコモ筍もおすすめ!
本日もご覧いただきありがとうございました!(*^^*)