![芹壁 全景1](https://i2.wp.com/tabi-iki.com/wp-content/uploads/2019/06/芹壁 全景1.jpg?resize=728%2C546&ssl=1)
今回の旅で馬祖を訪れたのは媽祖様に会いに行くのと
夜光虫の絶景を観るためだったので
当初「北竿」は観光するつもりはありませんでした。
しかし宿泊先の都合等により旅程を見直さざるを得なくなり、
それなら絶対おすすめと言われる
北竿の「芹壁村」だけは見ておこうかなと思ったのです。
飛行機のチケットを台北ー南竿往復から台北ー北竿ー南竿ー台北に変えました。
はやり立ち寄ってよかったです^^
(バイクを運転できる人なら半日あればもっと沢山観光できますよ。)
橋仔村
![橋仔村の廟](https://i0.wp.com/tabi-iki.com/wp-content/uploads/2019/06/橋仔村.jpg?resize=587%2C440&ssl=1)
まず芹壁村の途中にある、北竿島北部の「橋仔村」へタクシーで行きました。
この村はかつて漁業と塩で富み、中国との商業中継基地として発展したそうです。
最盛期には1000人以上が暮らしていたとか。
(1970年代中国との間で緊張状態にあった時は2万人近くの兵士が駐在していたそう!)
そんな村は閑散としていてかつての栄華を偲べるものはありませんでした。
唯一の漁村展示館も荒れ果てていて閉館されてる?感じ。
廟があるというので行ってみると星の神様「玄天上帝」さまが祀られていました。
そこでちょっとご挨拶。あとから気が付いたのですが
馬祖島では廟のご神体はお顔は黒っぽくて小さめのお体。そして祭壇近くに必ず
「mini神輿」が置いてあるのです。可愛い♪
廟の外観もちょっと台湾本土とは違う感じです。
![橋仔 建物1](https://i2.wp.com/tabi-iki.com/wp-content/uploads/2019/06/橋仔 建物1.jpg?resize=225%2C300&ssl=1)
![橋仔 黄魚](https://i1.wp.com/tabi-iki.com/wp-content/uploads/2019/06/橋仔 黄魚.jpg?resize=459%2C612&ssl=1)
近くには黄色い魚の像があって、「鯉」かな、と思っていたら
その後あちこちでこの魚を使っているかと思われる「黄魚餃」という水餃子を見かけました。
この魚は台湾では冬が旬の高級魚だそうです。
(ですから餃子の中身が本物かどうかは不明)
釣り上げたばかりの昔の写真を見ましたが、かなり大きいです!
人の背丈くらいはある魚でした。結局味見をする機会を逸して残念 ><”
![黄魚の説明](https://i2.wp.com/tabi-iki.com/wp-content/uploads/2019/06/黄魚の説明.jpg?resize=525%2C802&ssl=1)
天にも昇る価格!110台湾斤=66kgで台湾ドル80万!!(2005年当時の金額)
芹壁村
橋仔村から芹壁村までバスは一応あるのですが、
待っていたら2時間くらいロスするので旅行バッグを担ぎながら歩きました。
約2kmの距離、村から急な坂道を一旦山手に上がってから
海岸線を歩き、又坂を登るので炎天下ではちょっときつかったです。
タクシーに乗る程でもないけど、歩くのは疲れる、そんな感じです。
途中の眺めがいいです。雲がなければ中国大陸も見えるかもしれませんよ。
![芹壁へ向かう途中](https://i1.wp.com/tabi-iki.com/wp-content/uploads/2019/06/芹壁へ向かう途中.jpg?resize=563%2C422&ssl=1)
芹壁村へ向かう途中
馬祖人はほとんどが中国大陸の福建省あたりから移民してきた人の子孫です。
福建地方の中では言葉や文化が分かれているみたいです。
先の橋仔村は閩南文化らしいのですが
こちら芹壁村は閩東文化の影響を受けていて、その伝統閩東式建築が
完全な状態で保存されている村と言われています。
1910年ごろエビで財を成したこの村は北竿で一番裕福だったとか。
現在見られる立派な石造りの家々等からもわかります。
今も残る看板(酒屋、生地屋、両替屋)・・
活気があった時代を想像させてくれます。
![芹壁 商店の面影残る](https://i2.wp.com/tabi-iki.com/wp-content/uploads/2019/06/芹壁 商店の面影残る.jpg?resize=609%2C812&ssl=1)
坂に立ち並ぶ白壁の石家姿は独特!
屋根瓦は強風に飛ばされてないよう石で押さえてあります。
又、伝説による蛙🐸の神様があちこちにも見られでこれまた可愛い💕
漁業の衰退で村は一時的に廃れていたそうですが、
近年観光に力を入れ、宿泊施設や飲食店を整えたことで
多くの観光客で賑わうようになりました。
台湾本土ではあまり見かけない景観をしばし堪能〜〜
![芹壁 全景1](https://i2.wp.com/tabi-iki.com/wp-content/uploads/2019/06/芹壁 全景1.jpg?resize=444%2C333&ssl=1)
![蛙の神様 芹壁](https://i2.wp.com/tabi-iki.com/wp-content/uploads/2019/06/蛙の神様 芹壁.jpg?resize=225%2C300&ssl=1)
天后宮
![芹壁 媽祖廟](https://i2.wp.com/tabi-iki.com/wp-content/uploads/2019/06/芹壁 媽祖廟.jpg?resize=589%2C441&ssl=1)
もちろんこの村にも媽祖廟がありました。
白い石にカラフルなペイントが可愛いお宮です。
![芹壁 媽祖様1](https://i2.wp.com/tabi-iki.com/wp-content/uploads/2019/06/芹壁 媽祖様1.jpg?resize=300%2C225&ssl=1)
![芹壁 神輿の乗った媽祖さま](https://i0.wp.com/tabi-iki.com/wp-content/uploads/2019/06/芹壁 神輿の乗った媽祖さま.jpg?resize=300%2C225&ssl=1)
![芹壁 媽祖様2](https://i0.wp.com/tabi-iki.com/wp-content/uploads/2019/06/img_2019.jpg?resize=487%2C649&ssl=1)
媽祖様は海に向かってしっかり航行の安全を見守っておられます。
上品なお顔に大きな耳がとても印象的な媽祖さまでした。
お神輿に乗ったミニ媽祖様もユニーク!
一人静かに媽祖様とた面できてよかったです。
馬祖グルメ
馬祖では酒造りが有名です。
私は下戸なのでお酒にことはわかりませんが、
「老酒」というものが生産されています。
その老酒を使った「老酒麺線」が美味しくておすすめ!
芹壁村の食堂は団体客向きのメニューで中国人がいっぱいだったり、
カフェの軽食は高いのにいまいちっぽいので
昼ごはんをどうしようか迷っていたら、1軒「小吃店」があったのでそこへ行きました。。
試しに「老酒麺線」を頼んだら
ほんのりお酒の香りのするスープにそうめんのような麺がはいっていて美味!(赤いのは紅麹)
トッピングにカリカリに焼いた目玉焼きが裏返しになって載せてあります。
![芹壁 小吃店2](https://i0.wp.com/tabi-iki.com/wp-content/uploads/2019/06/芹壁 小吃店2.jpg?resize=300%2C225&ssl=1)
![芹壁 小吃店1](https://i1.wp.com/tabi-iki.com/wp-content/uploads/2019/06/芹壁 小吃店1.jpg?resize=300%2C225&ssl=1)
![老酒麺線 芹壁](https://i0.wp.com/tabi-iki.com/wp-content/uploads/2019/06/老酒麺線 芹壁.jpg?resize=500%2C375&ssl=1)
動画
ローカルバスに注意!
![芹壁 海岸](https://i1.wp.com/tabi-iki.com/wp-content/uploads/2019/06/芹壁 海岸.jpg?resize=300%2C225&ssl=1)
![芹壁で遊ぶ](https://i2.wp.com/tabi-iki.com/wp-content/uploads/2019/06/芹壁で遊ぶ.jpg?resize=300%2C225&ssl=1)
村の階段を下りて車道を渡ると、海辺まで行けます。
そこで暫く波を見て楽しみ、それからバス停でバスを待ちました。
![芹壁 バス停](https://i0.wp.com/tabi-iki.com/wp-content/uploads/2019/06/芹壁 バス停.jpg?resize=300%2C225&ssl=1)
ちゃんとしたバス停なのに……
その日最終のバス(14時半)に素通りされてしまいました。
なぜなら、このバス停は
団体ツアー客が自由行動の後集合する場所になっていて
迎えの車やバスはこの前で停まります。
バスが来た時、ちょうどこの人達が前にいて
こちらもバスに気が付くのが遅かったし、
バスの運転手さんもお客さんがいないことを前提に注意せずに走っているので
見過ごされたのです!私以外にも待っている人がいたのに!!
はっきり言ってこの人達バス停の前で邪魔!
さてはて、困ったもんだ…(;’∀’)
もちろん配車アプリは使えない土地なのでどうしたものか、
と考えていたら同じくバスを待っていた台湾人カップルさんが
タクシーを呼ぶとのことなのでお願いして便乗させてもらいました。
ラッキー♪
しかも、カップルの男性は私より先に降りるのに
私の行く所までの料金を支払って降りて行きました。なんて男前!
タクシーと言っても正規タクシーでなく地元の人がやってる自家用車。150元。
こんな感じで無事白沙港まで到着。
16時前、南竿島の船に乗り込みました。
北竿島は大きい島ではないので車やバイクがあれば1日で
目ぼしいところは回れると思います。(坑道や砂浜等のスポットもあるので)
バイクを運転できる人は是非国際免許を持って行き、
是非レンタルバイクで回ってください。
レンタルバイクは1日500~600元だそうです。
北竿ー南竿 船で移動
北竿島と南竿島間は連絡船があるのでそれを利用します。
★北竿(白沙港)→南竿
毎日7:30~17:30 1時間ごと出航
★南竿(福澳港)→北竿
毎日7:00~17:10 1時間ごと出航
大人160元 乗船前にパスポート番号と名前を記入させられます
![連絡船船内](https://i1.wp.com/tabi-iki.com/wp-content/uploads/2019/06/連絡船船内.jpg?resize=300%2C225&ssl=1)
船は清潔に保たれていて快適です。
所要時間約15分
![北竿ー南竿 船料金](https://i0.wp.com/tabi-iki.com/wp-content/uploads/2019/06/北竿ー南竿 船料金.jpg?resize=609%2C375&ssl=1)
白沙港
ここのターミナルの周辺には商店などありません。
中国に渡る国際線の船と南竿に渡る近距離船のチケットカウンターがあります。
チケットカウンター係の人は乗船10分前くらいにならないと
出てこないようで、私の時は待たされました。
チケットを購入したら建物の外に出て、乗船場まで歩きます。
乗船場近くに屋根つきのベンチがあるので
そこで待つことができます。
![白沙港 ターミナル2](https://i0.wp.com/tabi-iki.com/wp-content/uploads/2019/06/白沙港 ターミナル2.jpg?resize=300%2C225&ssl=1)
![白沙港 ターミナル3](https://i1.wp.com/tabi-iki.com/wp-content/uploads/2019/06/白沙港 ターミナル3.jpg?resize=339%2C254&ssl=1)
福澳港
基隆からのフェリーが到着することもあって、北竿の白沙港より規模が大きいです。
ターミナル内は広くてチケット売り場も利用しやすいです。
ここでもチケット購入後は乗り場まで歩いて行きます。
![福澳港全景](https://i2.wp.com/tabi-iki.com/wp-content/uploads/2019/06/福澳港全景.jpg?resize=300%2C225&ssl=1)
![福澳港 カウンター](https://i2.wp.com/tabi-iki.com/wp-content/uploads/2019/06/福澳港 カウンター.jpg?resize=300%2C225&ssl=1)
ターミナルの外、出た所右手には7-11コンビニがあります。
出た正面は陸上グラウンド。
バス停に行くには7-11のある側から車道まで向かってください。
途中土産物屋、公共トイレ等があり車道のところには
スターバックスもあります。
![福澳港 周辺](https://i2.wp.com/tabi-iki.com/wp-content/uploads/2019/06/福澳港 周辺.jpg?resize=677%2C319&ssl=1)