50代女一人台湾巡礼旅 馬祖:南竿島 で媽祖さまに会う!(動画有)

南竿 媽祖廟

馬祖諸島はなぜ「馬祖」という名前なのか?

それは伝説上の人物:「林 黙」娘(後の媽祖神)の遺体が流れ着いた場所が

この馬祖諸島の一つ、南竿島にあるからです。

それならば地名も媽祖にすればいいかと思うのですが、

そこは神様に敬意を払い、同じ字を避けて馬祖にしたそうです。

そんな馬祖南竿で媽祖さまに会ってきました!

馬祖港 天后宮

南竿 媽祖廟の門

南竿島にはいくつかの媽祖廟があり、こちらの天后宮はその中でも

一番大きくて有名な宮です!

建物外観の印象は、「おや?結構新しい?」、まずそう感じました。

どうやら外壁は何度も改修を繰り返されているみたいです。

御神体は台湾本島のように大きな像ではなく

お顔は肌色で凛とした感じの媽祖様でした。

*媽祖様のお顔には3色あります。黒面、粉面、金面

南竿 媽祖さま

写真を撮っていたら廟をお世話している女性に

「媽祖さまに許可をもらわないとだめよ!」と注意されました。

「はい、もちろん参拝してお線香をあげてから”写真撮らせて下さ〜い」”

と言いました」、と説明しました。

その女性によると勝手に写真を撮ると媽祖様の機嫌が悪くなると言うことです。

日本の神社でも同じですね。(私はどこでも撮影前に挨拶しております!)

そして祭壇の下、足元を見ると何やら記念碑のようなスペースが!

床石が囲ってあります。

靈穴1 靈穴2

説明を読むと

「流れついた媽祖様のご遺体を島民が手厚く葬りそこに廟を建てた」と

書いてありました。媽祖様の御石棺(=靈穴)でした!

12,13世紀ごろのお話なので本当かどうかはわかり兼ねますが、

人々の想いはずっと引き継がれているみたいです。

そしてこの石棺の存在は長らく秘密だったとか。

昔は海賊の盗掘を恐れ、近代では中国との戦争に巻き込まれるのを避けて。

近年ようやくこの秘密が一般にも公開されたそうです。

そしてこの石棺には不思議な話もあって、

  • 軍部が周囲をタイルで固めようとしたら翌日全て剥がれていた
  • 建物改修の際に石棺を動かそうとしたら工具が立て続けに壊れた
  • 美しくペイントしようとしたが色が定着しなかった

等、何か媽祖様の「御意志」を感じるようなエピソードです。

又、この靈穴は天界に通じるスポットであると公式パンフレットには記されています。

馬祖 媽祖門神 馬祖 媽祖廟香炉

👆他所であまり見ない門女神と可愛い龍

観光客は少なめで元々地元民も少ないから台南の廟のように賑わっている、

という感じではなかったです。意外!

宮境内にはこれといったお土産は売っていなくて残念でした。(どこにでもあるようなキーホルダー等だけ)

近くの商店街は寂れた感じでまともなお土産屋さんは無し。

コンビニが1軒だけありました。

動画




巨神 媽祖さま

それから小高い山上に立つ媽祖様にも会いに行きました。

2009年に10年の歳月をかけ建立された約29mの巨大な媽祖様です!

廟の中で見る媽祖様とはまた違った雰囲気で、自由の女神を彷彿させる様なお姿!

航海の安全や中国大陸との平和を見守っておられるのでしょう。

天気はいいのに風がすごく、こんな所でよくぞ立っておられると感心しきり。

ここまでの旅を見守ってくださってありがとうございました、とお伝えしました。

(私の高雄から台南、台中、台北を経て続いた媽祖様を巡る旅もここ馬祖で終了です。)

巨神 媽祖1

足元に小さな千里眼と順風耳の隋神を従えておられます。

巨神 媽祖2

迫力、見ごたえあり!

巨神 媽祖 基礎部分2 巨神 媽祖 基礎部分1

下から見たら基礎の部分が船形になっていてユニークです。

飲食店や土産物屋があるのかと想像していましたが、全く何もなし!でした。

下から登っていくのは大変なので行きはタクシー、帰りは徒歩をおすすめします。

福澳港方面から天后宮までは150元ですが、巨神像のところまで行くと200元です。

動画


一人旅の貴女へ 南竿を観光する時のアドバイス

レンタルバイクで移動できない場合で、巨神像に行く場合、

まず(午前中に)巨神像までタクシーで行ってください。

その後徒歩で山を下って天后宮へ

天后宮の近くにバス停があり、ローカルバスの起点になっているので

バスは海線、山線どちらも利用できるので次の行動がしやすいです。

反対に先に天后宮を参拝して、そこから巨神を見るのに

タクシーを探すとなると近距離過ぎて嫌がられるかも。

島内は大体がどこに行くにも150元っぽいので

もしかすると割高になるかもしれません。

又、地図で見ると近距離に見え、徒歩で行けそうに見えても

島は「山」なので道の起伏が激しく、炎天下での徒歩は近距離でも結構疲れます。

バスとタクシーを上手く組み合わせて移動されることをおすすめします。

食事に関しては、

津沙村は食事できるところが2軒ほど。どこも閑散としていて

お客さんの回転が悪いので入りにくい雰囲気でした。

鉄板(仁愛村)は食事できる店が1軒、カフェ1軒、民宿内食堂1軒で、

ツーリストインフォメーション2階のカフェも

メニューは沢山あっても実際提供しているのは2種類の軽食だけなので、

食事する場所は福澳港や介寿村周辺の方がいいかもしれません特に夕食は。

(夏休みの繁忙期はわかりませんが)

コンビニは島に数件しかないので、何か買う予定があるなら

見た時に買っておきましょう!



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巨神 媽祖2