春の時期に馬祖に行ったのには理由がありました。
それは神秘の自然現象:「藍眼涙=青い涙」を見るため。
毎年4月から6月にかけてこの栄養豊富な近海で夜光藻が大発生し、
夜になると発光現象を起こすので
天候条件が整えば青く輝く海の絶景が見られるのです。
その絶景は海外でも知られ、2015年CNN世界不思議19奇景の2位に選ばれています。
青い涙を見るには
時期:4月~6月
水温:夜光藻の好む16~25℃
天気の良い波が穏やかな日(満月前後は避ける)
種類は2種:
夜光藻(夜光虫):細胞内に微発光する顆粒を持っている。刺激を受けると光る。水中では漂うように動く。
介形虫:甲殻動物の一種、体内に発光腺を持っている。水中を常に速く動いていて線のように連なる性質。
最後にプロの動画があるので参考にしてくださいね。きっと見たくなるはず!!
南竿島で鑑賞する方法は3つ
1)坑道で
2)海上から
3)海岸で
では順番にご紹介して行きますね。
1)北海坑道で
南竿の北海坑道ではシーズン中の夜、青い涙の鑑賞サービスを行っています。
6時半から8時半ごろまで(要確認)。所要時間約30分。300元
一人なら当日その場に直接行ってもチケットを購入できますが
グループの場合は予約したほうが確実です。(予約電話083622177鉄仁育楽)
毎回2隻の船(10人x2)が出るみたいです。
流れ:
まずチケット売り場前で乗船前に軽く青い涙のことや注意事項が説明されます。
ライフジャケットを着用し、スパチュラ=へら のような道具を持って乗船。
座席に馬乗りの様な姿勢で着席。
少し進むと真っ暗になります。
そしてへらを水中の突っ込んで勢いよくかき回すと・・
あら不思議!
水の中に無数の輝くお星様が~
激しく水面をたたいたりかき混ぜたりするとよく見えます。(*^^*)
写真を撮影しようと思っても上手く撮影できないと思います。
船が揺れているのと真っ暗なので。
私も最初は撮影に挑戦してみましたが全くダメなので
あとはその瞬間を楽しむことだけに集中!たった30分ですが楽しかったです。
この鑑賞ツアーの良いところは坑道内なので天候に左右されません。
当たりはずれがほとんどなくて、ほぼ見ることができます。
2)海上から
福澳港から南北海運が鑑賞ツアーの船を出しています。所要時間約1時間。
私は宿の人に先に当日電話予約してもらいましたが
一人ならその場で申し込んでも大丈夫だと思います。
港ターミナル正面玄関を入って左手、
南竿ー北竿連絡船のカウンターで受け付けています。450元
夜7時ごろ集合、7時半出航。
天候により催行されないこともあるので微妙な時は確認したほうがベター。
乗船前にライフジャケットを着用して各自乗船場へ向かいます。
使用される船は連絡船と同じ船。
出航するとすぐに沖合に向けて猛スピードで走りだします。
すると当初は見えにくかった海面が少しだけ青く見えてきました。
船員さんの指示によってスマホ画面を通してみると・・
あら、びっくりΣ(・ω・ノ)ノ!!!
画面一面が青の光でいっぱい。すごくきれい~❤
ボートは益々スピードを上げ、わざと?船体を揺らしながら
円を描くように進んで行きます。
きっと夜光藻に刺激を与えるために激しい運行をするのだと思います。
超エキサイティング!!
そのうち画面を通じなくても肉眼ではっきりと見えるようになりました。
観覧するのは船尾のところがおすすめです。
私のiPhone6Sでは撮影は無理でした。
iPhone9以降の機種だと撮影可能だそうです。
私のGo-pro 6では上の写真が限界。
船が激しく揺れるのでナイトモードは使えません。
動画は光が不足していて無理でした。((´;ω;`)ウッ…
この時ほど性能のいいカメラを欲しい!!と思ったことはありませんでした。
同船していた中国人の持っていたデジタルカメラの凄いこと!
画面を覗かせてもらうと、それはそれは綺麗に写真&動画撮影ができていて
羨ましい~
何が何でも美しい写真を撮りたいならカメラの新調をおすすめします(‘ω’)ノ
乗船に関して:
かなり激しく揺れるので船酔いする人は事前に「酔い止め」の服用をおすすめします。
小雨決行でした。私は雨だからとコンビニのレインコートを着て行きましたが、
雨天でなくてもかなり激しい水しぶきを受けるので濡れるのがイヤなひとはレインコート着用か
濡れてもいい服や靴で行く方がいいと思います。
3)海岸で
これはもう「お天気次第」です!!
私は残念ながら見ることはできませんでした。
絶好の場所の近くに宿泊したのにも関わらず(涙)。
南竿ではほぼ海岸全域で鑑賞できるみたいです。(涙マークの所)
夜の10時頃までは街頭の明かりが邪魔で見えにくいので
鑑賞するには夜10時以降がいいと教えてもらいました。
しかしそのような時間に真っ暗な夜道を歩くのは大変。
懐中電灯は必ず持参しましょう。
履物も海水に浸かると思われるので滑りにくい水に濡れてもいい靴で。
私は一人旅だったので、夜道を一人行き帰りするのは憚られたので
砂浜と直結している宿を選びました。
そこの宿は部屋のベランダから砂浜が見下ろせる場所で
ラッキーならベランダから肉眼でも「藍眼涙」を見ることができるそうです。
こんな感じ↓
私が行く1週間前は素晴らしい絶景が見られたとか。残念無念(´;ω;`)ウッ…
4~6月、雨でなければ多少なりとも見られるそうですよ!
見えにくかったら海水をたたいて刺激を与えるといいみたい。
是非この絶景を見に馬祖を訪れてくださーい。
これを見た感動は映像だけではわかりません。是非体感で!
できれば3つの方法全てで~
他の4島(北竿、東引、西莒、東莒の各島)でも鑑賞可能です。
プロの動画をご覧ください~晴天文化出品/晴天旅遊贊助/楊公八使攝製組製作