アラフィフ女ポルトガル一人旅4 ポザーダに泊って街歩き その3 ギマランイス(ポザーダ・モステロ・デ・ギマランイス)

ポルトガルの始まり

’此処にポルトガル誕生す’ と壁に書かれている

ポルトガルは観光スポットだけでなく可愛い雑貨や日本人の口に合う食べ物(魚介類やスイーツ)があって

女子には本当におすすめの旅先です。(*’▽’)

大都市を除く地方都市や田舎は比較的治安も良くて、女一人旅でも問題ありません。

地方に行くとかつてのお城や修道院を改修したホテル=ポザーダがあるので

ミドル世代女子には是非その優雅な雰囲気をゆっくり味わってもらいたいと

ポザーダに関する情報をお届けしています。

今回は3回目、ポルトガル北西部にあるギマランイスのポザーダです。

ギマランイスとは

北西部ブラガ県にある都市で、ポルトガル初代国王アフォンソ1世(1109年)誕生の地ということから

「ポルトガル発祥の地」として有名な所です。

アフォンソ1世は1139年、レコンキスタ(国土回復戦争)でイスラム勢力を打ち負かし、

1143年宗主国だったスペイン(カスティーリャ=レオン国)

から正式に分離独立を果たしました。

ギマランイスは1階が花崗岩、2階以上が木造という伝統建築が見られることから

旧市街歴史地区はユネスコ世界文化遺産にも指定されています。(14世紀頃の建築)

他所のお城とはちょっと違う雰囲気のギマランイス城を始め、

中世の香りがそのまま残っているかの様な可愛らしい旧市街は一瞬で好きになった街です。

ギマランイスへのアクセス

ポルト:カンパーニャ鉄道駅からギマランイス線(都市近郊線)に乗車

21駅(約1時間5分)。約1時間に1本。

ギマランイス駅から歴史地区までは約1.2㎞(徒歩15分)、

徒歩でも行けないことはないですが、スーツケースや大きな荷物がある場合は

石畳や舗装の悪い上り坂なのでタクシーを利用するのがいいかも。

旧市街のツーリストインフォメーションで荷物を預かってもらえると

誰かのブログに書いてあったので行ってみましたが

多くの人が預けるのでもうそのサービスはしなくなったと言われました。

仕方がないので大きな荷物を担ぎながらの観光。( ;∀;)

歴史地区からポザーダまではタクシー(約1.9㎞の坂道)を利用しました。

配車アプリUberなら約3~4ユーロです。

また訪れたいと思った ポザーダ・モステロ・デ・ギマランイス

ギマランイス ポザーダ正面小高い山の上に立つ、12世紀のアウグスティノ修道院を改修したポザーダです。

十字架のある建物は教会で、その横に繋がる建物の部分が宿泊施設です。

外観はシンプルですが、中に入ると修道院だったとは思えないくらい豪華な造りとなっています!(*’▽’)

入り口は簡素な感じです。

ロビー&1階部分

ギマランイスp 中庭 ギマランイス 1階ロビーギマランイスp 壁

入り口を入ると小さなレセプションがあり、居心地のよさそうなロビーに続いています。

建物各所の壁にはアズレージョ(青や彩色のタイル画)が施されています。

2階 客室部分

2階に上がると広間にはアンティークの家具や絵画が展示されていて

まるで博物館に来たような気分になります。

自由に触ることも、近づいて見れることもできるのが嬉しいです!

ギマランイスp 2階1ギマランイスp 2階3

そして一番惹かれたのが赤絨毯の長い廊下!↓

かつては両側に修道士たちの個室があったのでしょうが、今は客室となっています。

ギマランイスP 廊下

廊下突き当りには街を見下ろせる展望台?のようなところがあり眺めが最高でした!

ギマランイスp 展望台ギマランイスpからの眺め昼 ギマランイスpからの眺め夜

客室内も申し分ありませんでした。

決して広い空間ではありませんでしたが、

アンテーク超の寝心地のよいベッドや大き目のクローゼット、

洗面&浴室は現代風に改装してあって一流ホテル並みの快適さでした。

ギマランイスP 客室1  ギマランイスP 客室ベッドギマランイスP 客室2 ギマランイスP 客室4 

メニティも揃っている清潔な浴室

食事

旧市街まで降りれば食事をするところはあるのですが、

せっかくなのでポザーダで到着後ディナーを予約しました。

33ユーロから (ポザーダレストラン詳しくはこちらから)

ギマランイスp 食堂 ギマランイスp 食堂メニュー ギマランイス ディナー3 ギマランイス ディナー4ギマランイス ディナー2 ギマランイス ディナー1

前菜、副菜、メイン、デザート、どれも美味しかったです。

量も十分で食べきれないくらい!(デザートは数種類のケーキが食べ放題❤)

部屋まですぐ、帰路の心配もないのでワインも注文。

丁寧にサーブしてもらって贅沢な時間を過ごせました。

これぞポザーダに宿泊する醍醐味だと実感!

酔い冷ましに展望スポットに立ち寄って夜景を堪能してから部屋に戻りました。


朝食(宿泊料込み)も豪華で、早朝散歩後にゆっくり食べた朝食も最高でした!

ポザーダ周辺

宿泊施設部分周辺にお店や観光スポットがあるというわけではありません。

しかし隣には教会や墓地があり、裏手はちょっとした森や畑になっているので

散歩するには最高の場所です。

紅葉の季節で黄金の落ち葉道が美しく、その傍には色とりどりの花やカメリア、オレンジの木があり、

畑にはポルトガルキャベツ(土中でなく枝になっているキャベツ)もあって楽しめました。

ギマランイスp 教会 ギマランイスp 教会内部

歴史を感じる重厚な外壁と手入れの行き届いた教会内部。

ギマランイス 墓地

墓地は新鮮な生花が供えられていて明るい雰囲気

ギマランイスp 教会前 ギマランイスp 教会前からの夕陽

教会前からの夕陽。街を見下ろせる絶景スポット。

ギマランイスp 裏手 カメリア

ポザーダの予約

各ホテル予約サイトから個人で予約できます。

私はBooking.com予約しました!

ロケーション、ホテル設備、スタッフのサービス、

どれをとっても最高なのに

宿泊料金は朝食込みで1泊1万円強からとはコスパ良過ぎ、おすすめのポザーダです!

ポザーダ・モステロ・デギマランイス



ギマランイス 旧市街 観光スポット ギマランイス城

ギマランイス 中心地

旧市街地にはいくつかの観光スポット、多くのお洒落なカフェやレストランがあります。

中でも是非訪れてほしい観光スポットは「ギマランイス城」

ギマランイス城 外観1 ギマランイス城 外観1

外観は強固な石で囲まれていますが、内部は

この地方ならではの建築様式=木造を使った空間が居心地よく、

特に天井が素晴らしいからです。

ギマランイス城 天井2 ギマランイス城 天井1

いかがですか?この見事な柱組や彫刻の素晴らしい天井。

そしてもう一つ必見なのは巨大なタペストリー!

どうやってこんな大きくて精巧なものを織り上げることができたのか不思議です。

巨大タペストリーは一つではなく各部屋に何枚もあるので驚きでした。

どれにもストーリーがあるようです。

タペストリー2 タペストリー1

この他内部の教会のステンドグラス、

かつて使用されていた家具や調度品も見ごたえがあります。

ギマランイス城の絵画 ギマランイス城 武器

旧市街入り口から坂道を登ります。「ポルトガル誕生す」の建物から約1km、徒歩15分。

ギマランイスでは1泊、ポザーダでの時間をゆっくり取りたかったために

旧市街はお城と博物館(アルベルト・サンパイオ博物館)しか見ることができませんでした。

できればポザーダに1泊、旧市街で1泊して街もゆっくり観光するのがいいと思います。

博物館も見ごたえがあり良かったですよ。

ギマランイス お菓子屋さん2 ギマランイス お菓子屋さん

坂道ばかりなので秋でも汗ばむような感じでしたが

あちこちにカフェがあるので気軽に休憩ができます~

まとめ

ポルトガルの実際に宿泊した歴史的宿泊施設3か所をご紹介しましたがいかがでしたか?

エストレモスのポザーダ  ブサコのホテル

各々良いところがあってどこもおすすめなのですが、

総合的に3か所の中ではギマランイスが一番おすすめかもしれません。

その理由は

  • 客室内設備、建物内装、食事のメニュー、サービスが良い
  • 街が世界遺産でカフェやレストランが豊富、見どころも多い
  • 首都リスボンから離れているので観光客も大都市に比べて少な目
  • ポルトから電車で簡単に行ける。アクセスが良い
  • 治安も良いので女子一人旅におすすめ

ポザーダは国営だけあって質が高いのにお値段はリーゾナブルなのが嬉しいです。

優雅な気分を味わえるので是非宿泊してみて下さいね。

ポザーダ一覧サイト

 

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