アラフィフ女ポルトガル一人旅6 ゆっくり滞在したい都市ポルト!見どころ8選

ポルト市街全景

ポルトはポルトガル北西部にある規模第2の海岸都市。ポートワインの生産で世界的に有名な都市です。

近年ヨーロッパの大都市では高層ビルが目立って情緒が少なくなっている都市もありますが

ポルトはレンガ色の屋根があちこちに点在し今でも中世の雰囲気がそのままで

特に歴史地区のリベイラは見どころが沢山あって3,4日はゆっくり滞在したくなる魅力的な街です。

リスボンも丘と坂道があり、大きな川の河口に位置していてポルトと地形的には似ていますが

首都だけあって観光客でごった返し治安も良くありません。

比較的安全に女子一人旅を楽しむならポルトの方がおすすめです。

今回はそのポルト観光におすすめのスポットについてレポートします。

ポルトの玄関口:サン・ベント駅

https://images.app.goo.gl/uqBdDv4K46YuSBQ3A

歴史ある外観、アズレージョで埋め尽くされた内部装飾、

鉄道を利用しない人でも観光に訪れるポルトの玄関口です。

広大な建物は古めかしくて実用的ではないかと想像していましたが、

歴史を感じさせるのは入り口のホール部分だけで

奥のホームやその他施設は現代風になっていて利用しやすい駅でした。

サンベント駅3  サンベント駅2 ポルトガルの歴史を物語るタイル画の数々。

サンベント駅掲示板サンベント駅予約チケット売り場

↑例えばリスボンへの電車チケットはサイトから予約購入もできますが

駅構内の予約専用窓口でも購入可能です。

購入するチケットによって受付窓口が異なるのでこちらの機械で番号札をとって並びます。

エッフェル塔を彷彿させる:ドン・ルイス1世橋

ドンルイス橋

地上45mもある車道と鉄道の併用橋でポルトのランドマーク的存在。(1886年完成)

全長395m、幅8m、2階建て構造。

エッフェル塔設計者の弟子のひとりが設計したそうですが、それを思い起こさせるようなフォルム!

昼でも夜でも絵になる風景です。

ドンルイス橋上列車 ドンルイス橋夜景

 

 

 

地上45mは橋の上に立つとその凄さがわかります。

高所恐怖症の私は足が震えました~

回廊がポルトガルならでは:ポルト大聖堂

市内で最も古い建造物(13世紀完成)で、

元々はロマネスク様式で建てられたがファザード(入り口の門)に残されているバラ窓以外は後の時代に変更されたとのこと。

14世紀の改築で回廊はゴシック様式になり18世紀には現存するアズレージョ(タイル画)が加えられました。

入場受付:9時から18時半(4-10月)と17時半(11ー3月)日祝休み

私が行った時はほぼ閉館時間、10分しかなかったので入場は諦めました。

しかしながらこの場所がとても印象に残っているのは

広場から見た日没風景が絶景だったこと!

刻々と移り変わってゆく空の色に暫し釘付け。

街に明かりが一つ一つ灯っていく様はロマンチックでした。

大都会のライトアップされた景色とは違う夜景・・・
ポルト大聖堂の広場から

尖塔から見渡す市街が素晴らしい:クレリゴス教会

鐘塔からの眺め18世紀にイタリア人芸術家が建てたバロック様式の教会で、

鐘塔から市内を180度見渡せます。(狭い空間に観光客がいっぱいなので長くは居ずらいです)

塔の階段はかなり急で狭いので息が上がりました><”

ポルト 鐘塔

教会内部は緩やかなカーブと全体的にピンクとグレーの色彩が柔らかく

可愛らしい感じの教会でした。

訪れた時内部修復作業の途中で、その工程を傍で少し見ていたのですが

根気のいる手を抜けない仕事を丁寧にこなしている職人さん達に感動しました。

 

クレリゴス教会2 クレリゴス教会 クレリゴス教会3

修復作業修復作業中の手!

内部装飾が豪華絢爛すぎ?:モヌメント・デ・サン・フランシスコ教会

ポルト シスコ教会外観

13世紀に創立された教会は当初は王の庇護を受けて増築されていった

托鉢修道会のための簡素なゴシック式教会だったそうです。

しかし時代の流れとともに貴族の菩提教会になるなど段々豪華なつくりに改修され、

18世紀までには豪華な金箔を施した木工細工で装飾されるようになりました。

ポルト シスコ教会2 ポルト シスコ教会2 

そうなんです、木工細工は規模やデザイン、造りは見事で感嘆するくらいなのですが

教会にしてはちょっと仰々しいといいますか、

当初の教会の始まりを聞くと違和感を覚えるくらい豪華です(苦笑)。

入場も写真撮影など決まった場所でしかできなくて(監視員がいる)あまり居心地のいい感じではありませんでした。

教会壁一面を覆うアズレージョが圧巻!カルモ教会

カルモ教会

ポルトガルでは公共施設や歴史的建造物でよくアズレージョ(青タイル画)を見かけますが

この教会の壁ほど巨大なタイル画、迫力ある絵はないと思います!

(1912年作成、ポルトガル最大級)

カルモ教会外壁1 カルモ教会外壁2

見上げる壁の先は遠くて見えない(( ´艸`)

全体図を見渡そうと思えば相当あとずさりしないといけないくらいです。

教会の建物は1756年から1768年に建てられました。

内部の装飾はほどほどに豪華で上品です。

カラフルな大理石が素敵💛

カルモ教会内部 カルモ教会内部2 カルモ教会内部

ポルトの見どころはサン・ベント駅周辺に集中しているので効率的に観光できます。

クレリゴス教会からカルモ教会への途中にはあの有名な「世界一美しい書店」とも称される

レロ書店があるので立ち寄って見ましょう。↓

世界美しい本屋にランクインする レロ書店(レロ・イ・イルマオン)

レロ書店 外観

世界的に有名な書店は何軒か並んだショップの並びにあり

決して目立っていません。

人が並んでいないと見逃してしまうくらい。

私が訪れた時は無料で予約も必要ありませんでしたが今は有料みたいです。

参考:入場料5ユーロが必要なのと、狭いために大きな荷物は持ち込めません。

公式サイトより入場券が購入できます。

レロ書店1 レロ書店2 レロ書店3

木工彫刻のデザインや曲線、ステンドグラスが本当に素晴らしいです。

レロ書店階段 レロ書店階段3 レロ書店階段2

観光客が沢山いてあちこちで撮影しているためなかなかゆっくり本を見る余裕はありませんが

ここで販売されている本も素敵ですよ。重たくなければ、読んで理解できるなら買って帰りたいくらいでした。

表紙が美しい本 レロ書店に並ぶ本

ポルト いち押し観光スポット ボルサ宮殿

ボルサ宮殿中庭全く期待せずにふらりと立ち寄って意外によかったのがボルサ宮殿です!

14世紀に建てられた修道院が19世紀に火事によって倒壊、

その跡地に証券取引所として1842年に建設されたのが始まりです。

商業組合や裁判所としての役目も果たしてきました。

完成するまでに70年もかかったという建物は

複数の建築家のデザイン、建築様式が見られます。

現在もポルト商工会議所として使用されていいますからなんと贅沢!

ボルサ宮殿階段

ボルサ宮殿 客間ボルサ宮殿 会議室ボルサ宮殿 床細工

見どころは二階まで吹き抜けになったガラス天井の中庭

宮殿を思わせる大理石の階段、そして豪華絢爛な「アラブの間=黄金の間」です。

イスラム紋様が純金などを使って壁や天井一面に施されていて息を飲みます。

浮彫の漆喰装飾、シャンデリア、組木細工の床も必見。 

アラブの間

 

館内は基本的にツアーに参加してガイドと一緒に回ります。(英語あり)

他所のブログでは撮影禁止とありますが私が行った時はガイドさんに何も言われず

皆好きに撮影していましたよ。公式サイト

ポルトガルではスペインと違ってタイル画以外

あまりイスラム文化の名残を多く目にすることがないので

ここは本当におすすめ!

その他 観光スポット

上記以外にも美術館、ワイナリー巡り、ドゥオロ川遊覧もあります。

ポルト遊覧船3 ポルト遊覧船1 ポルト遊覧船2 ポルト遊覧船4

行くところが沢山あって1日では足りません。

ツアーですとゆっくりできないでしょうから個人旅行がベストかと思います。

どこに行くにも徒歩で行けます。

私はポルトで3泊しました。

1日目:ギマランイスからポルト入り。ホテルチェックイン後

クレオリス教会→フランシスコ教会→ボルサ宮殿→ドンルイス橋夜景

2日目:ドン・ルイス橋付近散策→サンデマンのワインセラー見学→ロープウェイ→レロ書店→

カルモ教会→テージョ川遊覧→ポルトワイン博物館

→ポルト大聖堂→タコ飯

3日目:ブドウ産地ピニャオン→ソアレス・ドス・レイス国立美術館→ポルト大聖堂


いかがですか?行ってみたくなりませんか??

本当に素敵な街、食べ物も美味しいので是非訪れてみてくださいね。

次回はポルトの宿と食事についてレポートします。

  

0
ポルト市街全景