リスボンはポルトガルの首都で人口は約500万人、西ヨーロッパではロンドン・パリ・ローマより古い都市です。
長くローマ帝国下にありましたが5世紀にはゲルマン人によって、8世紀になるとイスラム系ムーア人によって支配されることになりました。
しかし1139年ポルトガル初代国王アフォンソ1世がレコンキスタ(国土回復戦争)で勝利したことにより1143年ポルトガル王国が成立し、1149年になってリスボンも解放されました。
1255年レコンキスタが完全に完了した後は首都がコインブラからリスボンに移されました。
時代は下って1975年、ポルトガルは大航海時代(15~17世紀)に得た富や植民地を一気に失うことになり経済的大混乱に見舞われました。
今もその影響が残り経済的低迷は続いています。
地下鉄に乗ると旧宗主国のスペインに比べ人々の服装のセンスが今いちお洒落ではなく
単純労働や肉体労働に従事している人々は旧植民地のアフリカやブラジル等からの移民が目立ち
治安のよくない場所もありますが、
世界遺産のある観光スポット等に行くと
かつての栄華を伺わせる豪華で匠の技が光る素晴らしい建築物や装飾品を見ることができ、
何故ヨーロッパ内でリスボンが人気観光都市なのか、ということが納得できました。
目次
リスボン(ウンベルト・デルガード)空港
首都にしては規模はそれほど大きくありませんが空港には2つのターミナルがあります。
公式サイト:https://www.aeroportolisboa.pt/en/lis/home
日本からの直行便はないのでどこかの空港で乗り継いでいくことになります。
私はアムステルダムからリスボンに入りました。
殆どの便はターミナル1に到着します。
規模は小さくてもとても綺麗で近代的な空港で何でも揃っています。
ポルトガルでSIMカード
入国手続きをして到着ゲートを出たら右手にツーリストインフォメーションがあり
その先にVodafoneのショップがあります。とても小さなショップ。
そこでSIMカードをゲットしました。
表示を英語に変換してからスタッフの人に手渡すと設定してくれます。
2019年最新旅行者向けプラン 30日有効 20ユーロ 5GB 通話500分
(要SIMフリーのスマホ)
Vodafoneはポルトガル大手の通信会社なので全国各地に直営ショップがあり
空港でなくてもSIMカードは手に入りやすいです。
グーグルマップで検索してもすぐに出てきますよ。
私が旅したのは2016年秋でしたので今はもっと便利な方法があります。
ヨーロッパ周遊プリペイドSIMカードや
10日くらいのプランならもっと安くなります。
日本で普段使っているSIMにマイクロチップを貼り付けるタイプのプリペイドSIM=
Flexiroamを使うのがおすすめです。
空港からのアクセス
さて空港から市内までのアクセスには
地下鉄、シャトルバス、タクシーがあります。
市街地中心部 ロシオ駅まで
★空港バス 定価4ユーロ (割引で片道3.6、往復だと5.4ユーロ)
約20分間隔で所要時間40分
観光客が乗降車する場所にバス停があり便利です。Aeroバス
リスボンからすぐに地方へ向かう場合はセテ・リオス駅に向かうと便利です。
★地下鉄 1.5ユーロ (交通系ICカードを購入するならカード代+0.5ユーロ)
乗り換え時間等含んで約40分
赤ラインから緑か青ラインに乗り換え
★タクシー(Uber利用)約8.5km 約18分 約8~10ユーロ
私は空港から市内までは空港バスに乗り、帰国する時は地下鉄を利用しました。
バスの利点は初めて見る国の様子を車窓から眺めることができ
運行ルートから町全体の地図を頭の中にイメージできるのでよかったです。
荷物もあったので地上だけの移動は楽でした。
帰りは既に地下鉄の路線や駅構内の様子を把握できていたので
大きな荷物を持っていてもスムーズに移動し、
渋滞なしの時間短めで空港に到着できてよかったです。
リスボン地下鉄は解りやすくて便利!
4つの路線があるのですが
- と色分けしている上にマークでも区別しているので路線の色分け
- 赤(Vermelha)=オリエンテ線(羅針盤マーク)
- 青(Azul)=かもめ線(かもめマーク)
- 緑(Verde)=カラベラ船線(帆船マーク)
- 黄色(Amarela)=ひまわり線(ひまわりマーク)
感覚的にわかりやすいです。
日本の大都市のように複雑でないのが嬉しい!!
*交通系ICカードのことなど
リスボンの公共交通機関(地下鉄、トラム、バス、タクシー等)について
ポルトガル在住者の方が詳しく説明されているので参考になさって下さい↓
車内購入チケット以外はチップの入ったカードに記録されるため、最初のときはこのLisboa VIVA Viagem Cardを0.5ユーロで購入しなくてはいけません。
地下鉄、トラム、国鉄を乗り継げば大抵の観光地に行くことができました。
リスボンでの宿 2軒
上の写真、ヨーロッパの古い街並みって感じでいいですよね~
でも、道に注目してください!線路があり道はほぼ石畳。
リスボンはなだらかな坂の街なのでここをキャリーやスーツケースを
転がして移動するとなるとかなり大変です。
地下鉄もエレベータがないところもありますし、宿選びにはかなり気を配りました。
駅に近くて便利!そこを重点に置いて選んだ宿がこの2軒でした。
とにかく街のど真ん中 レジデンシャル・レジェス
ドン・ペドロ4世広場のすぐ傍で、地下鉄ロシオ駅、国鉄ロシオ駅、
トラムに乗るフィゲイラ広場にも徒歩数分の距離です。
但し広場から急に坂道になっています。
防犯の為入り口は鉄の門で、ブザーを鳴らして外ドアを開けてもらい
階段を上がって中ドアを開けてもらいます。
かなり古い建物で歴史を感じます~
私が泊まった部屋はバスルームが共有の狭い部屋でしたが
特に問題はなかったです。
レセプションは一応24時間対応してくれます。親切。
設備は不利ですが掃除も行き届いて清潔に保たれていました。
共有バスルームの部屋は1泊約4800円から。
専用バスルーム付きの部屋もあり。
この宿の利点はなんと言っても
観光で疲れたらすぐに部屋に戻って休憩できたり荷物を置きに戻れること!
夜で歩くにも便利でした。Fadoを聞きに行き22時頃帰宿予定だったのでこの場所を選びました。
地下鉄やタクシーに乗るのが少々怖かったからです。
Fadoのお店からは徒歩で戻ってきました。大丈夫^^
ペドロ4世広場を見下ろせるので、広場の深夜の風景、早朝のお掃除をする人の風景など
なかなか見ることのできない観光都市の顔をみる機会があってそれもよかったです。
但し宿より坂を登って先に行くとあまり治安がよくない雰囲気だったので
注意が必要かもしれません。
坂の下にはサン・ドミンゴス教会や雑貨店があり飲料水やスナック菓子が手に入ります。
サンドミンゴス教会:
1241年建造。1755年の大震災、1959年の大火にも耐えた教会で
内部にその痕跡をみることができます。16世紀には異端尋問でユダヤ人が拷問殺害された場所でもあるそうです。
小綺麗で便利!カーサ・ベルモンテ
マルケス・デ・ポンパル駅から徒歩5分くらいにあるホステルで
マンションの5階にあります。
古めの建物ですがホステルは改装してあるのでとても綺麗です。
ただエレベータは古く、私が行った時はたまたま?故障していたので荷物を持って登るのが大変でした(( ;∀;)
レセプションの対応、清潔さ、快適さは全く問題ないです!
可愛い部屋❤ 大きなクローゼットもあり。
電気ポットもあるので近くのスーパーで買ってきた果物やパンで朝ごはん♪
窓からの眺めもいいです!
建物の下には大きめの中華系雑貨店があり衣類、日用品、文具等が揃っています。
地下鉄の駅とは反対方向、通り沿いに進んで行くと
Hotel Ibis手前にスーパーがあり
果物、野菜、総菜、飲料、乳製品、トイレタリー用品が手に入ります。
1泊約6000円~
いかがでしたか?
次回からはリスボンの観光スポット巡りについてレポートします。
お楽しみに~^^