ポルトガルでお土産を調達するのはとても簡単!
各種各様、種類が豊富なのでどんなタイプの人にも適したお土産が見つかると思います。
お酒やお菓子、食品から可愛い小物・雑貨などなど♡
見ているだけもワクワクしてしまうくらいパッケージやデザインがカラフル&ユニークで
ポルトガル人はセンスがいいなと思います。
目次
- 1 ポルトガルの代表的お土産は・・・
- 2 ポップなデザインでウマウマの 缶詰(Conserva de Peixe)
- 3 大西洋の恵み天日干し 天然塩 Flor de Sol
- 4 フレーバーも豊富な エクストラ・バージン・オリーブオイル
- 5 カリンジャムはいかが?Marmelada マルメロジェリー
- 6 ポルトガルスイーツは素朴で美味しい❤菓子類
- 7 ポルトガルならではのアルコール類
- 8 その歴史を意外と知られていない コーヒー&紅茶
- 9 ピリピリは本当に舌がぴりぴり! 調味料
- 10 温かみのある色とデザインの 刺繍小物
- 11 ポルトガルと言えばタイル!! アズレージョ小物
- 12 伝説から生まれたマスコット 雄鶏(Galo)の小物
- 13 素朴なものから洗練されたものまで種類が豊富な 陶磁器
- 14 希少価値の高い驢馬(ロバ)石鹸
- 15 銀線細工(フィリグラーナ)
- 16 コルク製品
ポルトガルの代表的お土産は・・・
多くの人がおすすめしているようにポルトガル土産は以下のような感じです^^
- 缶詰(魚介類、チョコレート)
- 天然海塩
- オリーブ・オイル
- ジャム
- 菓子類
- ワイン
- ジンジーニャ(さくらんぼリキュール)
- 紅茶/コーヒー
- 調味料
- 刺繍小物(恋人達のハンカチ、小物入れ、キッチンクロス)
- アズレージョ小物(コースターなど)
- 雄鶏の小物
- 陶磁器
- ロバミルク石鹸
- 銀糸細工(アクセサリー)
- コルク製品
それでは一つ一つみていきましょう(‘ω’)ノ
ポップなデザインでウマウマの 缶詰(Conserva de Peixe)
缶詰はポルトガルの代表的お土産です!
かつて沿岸で獲れたイワシは塩水につけて内陸部の田舎に届けられていました。
後に海岸線に沿って缶詰工場が造られ、今日まで製造が続いているのです。
ポルトにある1853年創業のラミレスが現存する最古の缶詰工場だそうで
イワシ魚を缶に詰めるのは今でも手作業らしいですよ!
愛情込めて製造された缶詰、種類は豊富!
魚介類 定番のイワシ、鱈、サバ、鮭、マグロ、ウナギなど
オイル漬け、パテにしたもの、味付けしたフレーバーのもの等があります。
自分用にならスーパーで1ユーロくらいからあります。
お土産用の可愛いデザインのものやラッピングされたものは3~4ユーロくらい。
見た目だけでなく中身も美味しかったです!
旅行中に宿で食べるのも良し!
リスボンには缶詰バーなるものまであるので
お酒のおつまみとして試食したい人は是非バーへも立ち寄ってみて下さいね。
リスボンで老舗の有名店。洗練された店内~Conserveira de Lisboa
↑もはやここまで来ると缶詰屋さんとは思えない!!コインブラの缶詰ショップ!!
他にもイワシの形をしたチョコレートの缶詰もよく見かけます^^
1缶4~6ユーロくらい。
大西洋の恵み天日干し 天然塩 Flor de Sol
アヴェイロをはじめ沿岸部の塩田からとれる天然塩がお土産用に売られています。
家庭用の大き目の袋詰めのものからほんの少しだけ可愛いパッケージになっているものもあるので重量を気にせずに買えますよ。
プレーンやフレーバー付きのものまでいろいろあります。
フレーバーも豊富な エクストラ・バージン・オリーブオイル
ポルトガルやスペインは温暖な気候からオリーブの栽培に適していてオリーブオイル世界5大産地に入っています。
オリーブオイルは美容に、老化防止に、腸の調子を整えるなどいろいろな効果が期待できる一品。
様々なフレーバーやオーガニックのものがあるので日本ではゲットできないオイルを探してみて下さいね。
製造会社の価格もピンキリなので事前にネットで比較されては?
カリンジャムはいかが?Marmelada マルメロジェリー
イラン原産のマルメロ(和名:セイヨウカリン)という果物を
砂糖と煮込んでジェリーにして羊羹のようにして食べたり
パンに塗って食べたりします。
日本ではあまり見かけないジャムなのでお土産に最適!
少しアプリコットジャムのような感じもしますが
あっさりとしていて美味しいですよ。
ポルトガルスイーツは素朴で美味しい❤菓子類
ポルトガルのお菓子については前回の記事でご紹介したので詳しくは割愛しますがとにかく種類が豊富。
日持ちがしなくて日本に持って帰れないお菓子もありますが、お土産用に個包装されているお菓子はパステレリアで売っています。
ばら撒き用や自分用にはデパ地下やスーパーで買うのが安くてお得です^^
こちらの記事も参考に(ポルトガルの大型スーパー)
中はマドレーヌ風の焼き菓子たち
ポルトガルならではのアルコール類
ワインは日本でも通販で安く手に入るのでわざわざ重たい瓶を持って帰ることはないと思うのですが
私のような普段お酒が飲めない人にでもおすすめなのが
ポルトワインのminiセット
ばらして他のお土産に1本つけてあげるのもいいですね。
さくらんぼリキュール(ジンジーニャ)はチョコカップ付きがおすすめ!
ミニボトルのセットも売っていますよ。
他にもminiチーズとのセットも!↓
その歴史を意外と知られていない コーヒー&紅茶
ポルトガルでは欧州の中でイタリアに次ぐコーヒー好きの国。
それもそのはず、かつての植民地にはブラジル、アンゴラ、モザンビーク、ティモール等コーヒー豆産地がありました。
ブラジルでコーヒーが栽培されるきっかけになったのも元々はポルトガル。
18世紀中ごろブラジル公国時代にフランス領ギアナからコーヒーがもたらされ、それまでのブラジルの産業(サトウキビや綿花)に加えて商業製作の一環として新たにコーヒー栽培がポルトガル国王の命によって推進され全土に普及したのです。
現在でもこれらの国々から多くのコーヒー豆が輸入されているのです。
ポルトガルではコーヒーを外のカフェで飲むのが主流で、カフェは社交場となっています。
スーパーや土産物屋で買うコーヒーなら
1779年創業の老舗 Nicola社のコーヒーもよく見かけました。
購入時、豆のままなら「Grao」グラオン
挽いた粉の場合は「Moido」モイードと書かれているものを選びましょう。
今日紅茶と言えばイギリス!イギリスの文化となっていますが
実はそのイギリスに紅茶を伝えたのはポルトガル王女キャサリン。
チャールズ2世(1635~1680)に嫁ぐ際に大量の紅茶と砂糖を持参し、イギリス貴族社会にお茶の習慣を定着させたということです。
そんないち早く紅茶に触れていたポルトガルには長らくヨーロッパで唯一の紅茶栽培をしていたサン・ミゲル島(アソ―レス諸島)があります。
この島では害虫が少なく無農薬で栽培できるとか。
実際にポルトガルフレーバー紅茶を飲み比べていませんが、
私はマデラワインフレーバーの紅茶をお土産に買いました。
ほのかに甘いワインの香りがしてとても美味しかったです。
ピリピリは本当に舌がぴりぴり! 調味料
辛いものが好き!という人へのお土産にこんなスパイシー調味料はいかがでしょうか?
ピリピリといういかにも辛そうなネーミング!
現地では唐辛子のことをピリピリというそうです。
肉料理の時に使用されるみたいですね。私は辛いのがニガテなのでお試しはしませんでしたが。
温かみのある色とデザインの 刺繍小物
ポルトガルの刺繍はカラフルでモチーフもとっても可愛いです❤
キッチンクロスや匂い袋、下着入れ等に活用できます。
私は旅行時の小物の仕分けに愛用しています^^
刺繍小物のうちで特に有名なのが
「恋人達のハンカチ Lenço de Namorados」と呼ばれるもので
かつて若い女性が意中の男性に自分の想いを伝えるために
愛の詩や絵柄をハンカチに刺繍して渡したそうです。
OKの返事なら男性はそのハンカチを身に着けたとか。
ロマンチックですよね~
サイズや刺繍の出来によって値段が変わります。(勿論ハンドメイドの方が高価)
実際にお店で手にして素敵な1枚を選んでくださいね。
ポルトガルと言えばタイル!! アズレージョ小物
ポルトガルと言えばアズレージョ!
お土産に考える人は多いと思います。
一般的な土産物屋ではプリントした安価なものから
専門の工房では手書きの高価なものや、アンティークの品もあります。
どれを選ぶかはお好みなのですが、↓のお店の品等は手書きで
しかもちょっと洗練された現代風のアズレージョです。
Azulejos de Fachada de Porgatul
アズレージョの歴史や詳しい製作工程に関してはこちら(12月16日公開)も参考になさってくださいね。
伝説から生まれたマスコット 雄鶏(Galo)の小物
ポルトガルに行ってこのカラフルな雄鶏を見かけたことはない、と言う人は潜り!
それくらい全国各地の土産物屋で見かけます。
なぜポルトガルで雄鶏なのか?
それはある伝説から来ています。
昔バルセロスと言う町で銀貨が盗まれるという事件がありました。町衆は自分たちの中にそんな悪いことをする人間はいないと主張、その罪をたまたまスペインへの巡礼で立ち寄っていた青年に濡れ衣を着せたのです。 その青年は判事の前で無実を訴え「その証拠に刑が執行される時マリア様が奇跡を起こして 目の前の(判事の食卓にある)丸焼きになった雄鶏が鳴くだろう!!」と言いました。 そして絞首刑が執行されると同時に本当に丸焼けの雄鶏が叫び声をあげたのです。(黒鶏説) もう一つの言い伝えは丸焼きの鶏が鳴くのではなく、 判事から弁明の機会を与えられた時「無実の証拠にマリア様が奇跡を起こして目の前の籠に入った白鶏が3度鳴くだろう!」 と言うと本当にすぐに3度鳴いたとか。 (話の続きは2説とも同じで) 奇跡に驚いた判事は自らの誤りを認め、奇跡的に命を取り留めた巡礼者を釈放したそうです。 その後巡礼者は数年後にこの町を再訪し聖母マリアと聖ヤコブに感謝を捧げる石の十字架を建てました。 その十字架は今でもバルセロスに残っています。 今日では雄鶏は奇跡や幸せを呼ぶシンボルとして国民に愛されているのです。 ガロちゃん人形は陶器製が多いです。 デザインや同じデザインでも顔は個々違うので選ぶのが楽しくなります。 黒白以外にも色がありますよ。 他にもリネンタオルやタイル、指ぬき等のモチーフにも利用されています。 ポルトガルは古くから陶器の生産地としても知られています。例えば マジョリカ陶器: かつてスペインやポルトガルで作られた陶器をスペインのマヨリカ島経由でイタリアに売られていたものが その後それらと同じ作り方をした陶器を総称して「マジョリカ陶器」と呼ばれるようになりました。 ですからスペイン南部で見かける陶器とよく似ています。 素朴な作りで花や植物等のモチーフが多いです。 コニンブリガ陶器: コインブラの南にローマ時代のコニンブリガ遺跡があります。 そこのコンディシャという町で15~18世紀頃の焼き物を復刻した陶器が製造されています。 いわゆるコニンブリガ焼き。 町には15ほどの窯があるそうで全ての作業が手作業のため大きな作品は高額になっています。 特徴は絵柄が草花・鳥・鹿・兎などの動物。 モデルとなる焼き物が創られた時代で色調やタッチが異なるそうです。 同じデザインでも手作業なので微妙に異なります ルドンド焼き: 南部アレンテージョ地方ルドンドの陶器は「素朴すぎる??」絵のタッチとモチーフです。 そしてブランド陶器と言えば *ボルダロ・ピニュエロ: キャベツの形をしたお皿で有名なポルトガルの陶器メーカーです。 創業者のピニュエロさんは1846年生まれ。 19世紀のポルトガルで文化、芸術、政治に影響力を持つ風刺作家、造形作家だったそうです。 1884年、カルダス・ダ・ライーニャに陶器工場を設立、その地域の伝統的製法を用いた陶磁器製造を始めました。 野菜、魚介類等が主なモチーフで自然物をそのままの形で写し取る、というのがコンセプト。 現在ピニュエロの工房では当時彼が製作した作品を元に今も製造を続けています。 工房は見学できませんが隣接のショップで陶器を買うことはできます。 安いお皿は1枚4~8ユーロぐらい。 関連ニュース ポルトガル陶器の老舗、ボルダロ・ピニェイロの復活 *1824年創業 ビスタ・アレグレ ポルトガル最大の磁器メーカーでエリザベス2世女王御用達の老舗。 高額商品とそうでない商品の差が激しいブランドのようです。 低価格のものは白い器に転写シールで模様づけの商品になります。 高級磁器メーカーなのでショッピングモールやデパートに入っていますが 直売所を訪れたい場合はヴィセウという街へ!日本では取り扱っていない品も。 リスボンではこちら↓ 高級店で高価な品を買うとTAX FREEの手続きをすることによって消費税が還元されます。 梱包の丁寧にしてくれます。 一方普通のお土産屋さんやマーケットで陶磁器を購入する場合は新聞紙でくるむ程度の包装です。 日本に持参して帰るつもりならあらかじめプチプチや梱包材(スポンジ等でもOK)を用意しておくといいでしょう。 ロバって日本ではあまり見かけませんが、その昔ポルトガルやスペインではワイン出荷運搬に欠かせない存在でした。 そのロバのミルクはビタミン、ミネラルが豊富で美白や保湿効果に優れているとか。 昔はクレオパトラや歴代王妃などしか手に入らない高級なスキンケア用品だったそうです。 人気ブランドTomeloの石鹸は3.5ユーロくらいから。 ポルトに立ち寄ることがあれば是非!! フィリグリー(Filigree)とは複雑な金属細工の一種で宝飾品では一般的に金&銀でできているそうです。 小さなビーズやねじれた金属糸などを組み合わせて作られたりはんだ付けによって芸術的モチーフが生み出されます。 例えばフィゲイラ広場近くには何件かの貴金属店があります。 (ourivesariaとは金細工師のこと。広場近くにはourivesariaと名の付く店が数軒あります) そのうちの1軒、1906年創業の貴金属店 http://www.ourivesariadamoda.com/ のサイトを見ればうっとりするくらいの緻密な細工のアクセサリーが・・ 高価なのでご自分へのとっておきのご褒美などにいかがですか? ワイン製造にはコルクは必須アイテムです。 そのコルク主要産地としてポルトガルや中国が挙げられますがポルトガルは生産高世界一! ポルトガルの物は最高品質とされる理由はその気候がコルク樫の生育に理想的であるからです。 中国産に比べるとポルトガル産は年輪が太く柔らかで本来のクッション性があり香しい香りも残っているそうです。 コルクの材料は「コルク樫」の樹皮を砕いたもの。 伐採はせず9年周期で樹皮を剥いでいくそうなのですが、 成木して2回目までは固すぎるので建材などに使用され、3回目以降のものでワインコルクを製造し 残りの屑で副産品を作ると言う大変エコな樹木。 断熱性、耐久性、保湿性、吸湿性に大変優れていることから様々な製品が製造されお土産にもなっています。 バッグ、靴、サンダル。帽子、コースター、財布、眼鏡ケース、 スマホケース、食器等。 南部アレンテージョ地方、エヴォラ近郊ではコルクの工場が沢山あり(見学ツアーもあり)、土産物も充実しています。 リスボンでおしゃれなコルクファッションを探すならこちら CORK&CO コルク産地に近いエヴォラで買うにはこの界隈: ジラルド広場から大聖堂へ伸びる(東西に走る)10月5日通りの 土産物屋に沢山並んでいます。 エヴォラへのアクセス等参考記事はこちら 骸骨礼拝堂のある歴史地区エヴォラへ いかがでしたか? ポルトガルは女子にはたまらない可愛いものが盛りだくさん! ショッピングだけでも丸1日はかかってしまいそうなお買い物天国です❤ 短い時間で観光、食事、ショッピングのどれも楽しみたいけどどうずれば効率よく回れるのか わからない!!!!という方は是非お問合せくださいね。素朴なものから洗練されたものまで種類が豊富な 陶磁器
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