海外でぼったくりはよくあるケースです。
特に日本人はお金を持っていると思われ、被害に遭うことも少なくありません。
最近イタリアのレストランで高額請求の被害に遭った人の記事を見たので今日は「ぼったくり」について書いてみようと思います。
そもそもぼったくりとは
商品やサービスの相場を大幅に上回る価格で請求し客を欺くこと、
だそうですが
「あなたの常識、世界の非常識」ということもあります。
物品に関して日本人は全ての商品に定価がついていてそれが当たり前と思っていますが
例えばイスラム圏の国では値段はあってないようなもの。
お互いの希望価格をすり合わせて根気よく妥協価格を見つけるのが一種のコミュニケーションとなっているところもあります。
(ちょっと安くしてね、のレベルではなく、売り手が200から買い手が50からスタートして100あたりで落ち着くというようなパターン)
外国人は相場がわからないので高くふっかけられますが、
自分がその物に対して日本円1000円出してもいいと感じたものを別の人が800円で買っていたとしても文句は言えません。
そして海外では公共場で「外国人料金」というのがれっきとして存在します。
世界遺産の入場料でも外国人は現地人と比べかなり高額の料金を支払わされることもあります。
ぼったくりやなー、と正直思わなくもないですが現地の人の収入と比べたら仕方ないとも思います。
又、価格交渉が習慣でない国においても伝統市場や土産物屋で外国人だとわかると割高に請求されることもあります。( 一一)
その場では「やられたー」と憤慨することもありますが
あとで日本円に換算するとめちゃくちゃな額をぼったくられてるというわけではありませんから諦めもつきます。
こういう上記のようなケースを大目に見て、
イライラせずに交渉を楽しめるくらいになると旅は一層面白くなりますね。
タクシーのぼったくり
いやー、これは本当に配車アプリのおかげで革命的に改善されました!
乗車前に運賃が明確にされているし
どのルートが最短でちゃんとその道を走っているのかも確認できるので有難いです!(‘ω’)ノ
一方通行でないのにわざと遠回りしているとすぐにわかりますよ。
現地の乗り物、例えばインドのリキシャでさえも最近は配車アプリで呼ぶこともできます。
又、自分で交渉する場合でも乗車前に数台聞いてみて相場を確認し、それから一番適当と思われる運転手を選んで紙に書いて交渉すれば大丈夫。
値段の数字は・現地通貨かドルか、・一人当たりの価格か全員の価格か、・荷物は別料金なのか等
明確にしてから乗車すればぼったくられることはないでしょう。
(証拠の紙があるので)
悪質なぼったくり
土産物や乗車運賃の少額ぼったくりはまだ諦めもつきますが
笑って済ませられないケースもあります。
日本でもキャバクラ等でぼったくりがあると聞きますが以下のケースは明らかに外国人をカモにしています。(>_<)
ケース1:上海でぼったくり
店の従業員14名に囲まれ「女性を同席接客させることは違法でしかも個室となると大問題、
自分たちの店で違法行為を行った責任をとれ!警察にも話がついている」と脅されたケースがあったそうです。
約33万円を請求されてクレジットカードで支払ってしまったとか。
(この件は日本の弁護士がカード会社に交渉して全額返金されたようです)
イメージ写真は本文と関係ありません
ケース2:トルコでぼったくり
飲みに付き合ってほしいと頼まれタクシーであるバーに行きました。
一見メニューをみたら普通の値段設定なのに3,4杯ドリンクを飲んで出ようとしたら
二人で約20万円を請求されたそうです!
自称ドバイ人(グルの仲間)は半額10万円をキャッシュで払い
日本人男性は残りの10万を支払うことに。
手持ちがないから払えないと言うと強面のスタッフが出てきてATMまで連れて行かれ
キャッシングができないとわかると殴られクレカで決済させられたそうです。
日本大使館に相談してメモ書きとアドバイスをもらって警察に行ったそうですが
(英語がわからない)警察官が店に掛け合ってくれ決済分の75%はキャッシュで返金されたそうですが
その際に警察官の弟が英語通訳したとのことで返金額の半額をよこせと請求されました。
仕方なく支払い日本に帰国後警察レポートと大使館メモをカード会社に提出して
支払ってしまった分のいくらかを返金してもらったそうです。
イメージ写真は本文と関係ありません
世界各地でこのような観光客相手のケースを聞きますが、この様なぼったくりはある程度回避することができます。
「向こうから話しかけた来た現地人の誘いに乗らない!」ということです。
(親切にガイドをすると言ってくる場合は最初に有料かどうか確認を!)
海外旅の楽しみは現地の人と交流することにもあるので頭から疑うのは心苦しく、
「せっかくの交流のチャンスを逃してしまうかも・・・」と思うし迷うでしょうが
ここは万が一もある、と思って断るほうが賢明です。
私はこれまで現地で声をかけられた人の飲食について行ったことはありません。
既に友達になっている外国人とその人の友達宅にお邪魔したりすることがほとんどで
見ず知らずの人にはついて行ったことはないです。
誘われてもいないのに たまたま入った店でぼったくり!!
さてここからが最近見て気になった記事です。
いくらローマで物価が高めと言ってもこれはひどいケースですね!(-_-メ)
9月上旬、日本人女性2人がローマを観光に訪れ、バチカン近くの世界的に有名なサンタンジェロ城の隣の小さなレストランで控えめな食事をした。
日本人女性たちはスパゲッティ2皿、魚料理2皿、ミネラルウォーター1本を注文し、349.80ユーロ(約4万1373円)の食事代と、約80ユーロ(約9457円)の必須チップという驚愕の請求を受けた。
悲しいことに日本人女性2人は、世界で最も美しい都市の一つの歴史的中心地で昼食をとったことを考慮しても、食べた食事には釣り合わないこの金額を支払わなければならなかった。
日本人女性たちがフェイスブックに投稿したレシートの写真は、日本人だけでなく大勢のイタリア人たちの当惑や憤りも呼んだ。イタリア人たちは同国では外国人観光客が騙されることが珍しくないことを認めた。ローマを訪れた観光客にハンバーガー2個を80ユーロ(約9457円)で販売したり、ポテトチップス付きの手羽先を200ユーロ(約2万3642円)で売ったケースもあったという。
ガイドたちは観光客により慎重になり、特許、証明書、価格が表示されているサービスのリストを持っている人のサービスのみを利用するようアドバイスしている。
https://jp.sputniknews.com/amp/europe/201909296711618/?__twitter_impression=true
知らない店に入る時の対策として
- 「時価」とあったり値段のはっきりわからないものは注文しない。
- 量がどれくらいになるのかわからない時は1人前はどれくらいの量でいくらになるか確認する
悪質なレストランはそれを利用して食べきれない量を盛り付けたり、重さのある貝や飾りの氷などを載せて金額をかさ増しするのです。トリップアドバイザーに投稿された別の被害者のコメントでは「シーフードの盛り合わせを強引に勧められた」とあり、こうした手口が恒常的に行われていたことが推測できます
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191201-00010000-moneyplus-life&p=2
- 事前に店の評判をチェックしておく
- 店のHPには料金表があれば事前にチェック
- 客引きをしつこくしてくる店は避け、ホテル等でおすすめの店を紹介してもらう
実際に被害に遭ってしまった場合は
- 不当な金額は払わない、スマホがあれば警察を呼ぶ
- 詐欺にあった店の名前&住所を覚えておいて写真も撮っておくこと
- 警察で証明をもらい、必要ならば日本大使館へ相談する
私は旅先での食事にガイドブックに載っている店にはあまり行きません。
できるだけ現地の人もよく利用しているような店か
店の外にメニューを出している店や直感で大丈夫そうな店に入ります。
でも今回の記事を見てあらためて気をつけないと!と感じました。
皆さまもどうぞお気をつけて~
(*^^*)
おまけ:英語でぼったくりは何て言う?