スペイン旅 リピーターにおすすめ アラゴン州テルエル県の田舎で遊びペンションに泊まる&相乗りブラブラカーとは

スペインの東部、岩山に囲まれたテルエル県に思いがけなく数日滞在する機会があり

その時にスペインの田舎風景に心を奪われたので今回はそのレポートをしてみたいと思います。

一人旅や初めてのスペイン旅行にはあまり向かない旅先ですが

スペインに長期で旅行を考えている人などの参考になれば嬉しいです。

テルエル県とは

テルエル県の位置

アラゴン州にある県で、地形的に松林と岩山だらけで気候は夏は涼しめ冬は厳しい寒さとなります。(冬場は0度くらい)

インフラ整備が遅れていることもあって過疎化が進んでいる地帯。

県都はテルエル

アラフィフ 旅女 リピーターにおすすめの街 悲恋物語と生ハムで有名なスペイン・テルウェルへ

2020.02.16

前回と前々回の記事で県都テルエルとスペイン10大美村のアルバラシンをご紹介しました。

今日は観光客が訪れることも稀な田舎についてです!

テリエンテ(Terriente)

テリエンテはテルエルの市街地から西へ約50㎞、車で46分、

アルバラシン経由なら約1時間のところにある

人口200人ほどの小さな村です。

夏は近くのキャンプ場に避暑や遊びに来るスペイン人がやって来ます。

特にこれと言って見どころはないのですがこの村には意外にも

観光客のための宿泊施設が複数あり、しかも設備が整っているので驚きました。

外見は石造りの質素な家に見えても中は近代化されとても使い勝手のよい、居心地のよい住まいとなっています。

スペインの宮殿や修道院を改築したパラドールに宿泊するのもお洒落&贅沢で素敵ですが

ペンション(casa rural)に泊まってスペインの「お宅拝見」のような体験もいかがですか?

Xana Casa Rural

Trip Adviser

こちらは私が宿泊した16世紀のアラゴン式家屋を改装したおしゃれなペンション。(*’▽’)

スペインならでは部屋も石壁がむき出しの部分があったりしてとっても風情があります!

オーナーのXanaは亡き旦那さんがイギリス人だったこともあり英語がペラペラ。とっても親切♪

出身はコルドバ。ヨーロッパ各地に居住経験がありインド瞑想などに興味があって話題が豊富なXanaとのおしゃべりは楽しいですよ。

ちょっとしたバーのようなスペースもあるので夜はここで音楽を聴きながらのんびりできますし

肌寒い日は元家畜小屋だったおしゃれなリビングにある暖炉の火を眺めながらお茶することもできます。

可愛い寝室❤

部屋からの眺めも良し~

リラクゼーションルームや裏庭にはテラスもあります。

1泊朝食込み8000位から 予約は2泊以上で。

Xana casa ruralでは夕食のサービスはありませんが隣にもペンション兼レストランがあるので

そちらでどうぞ。↓

Hotel Rural Abuelo Rullo-Restaurante

サラゴサ出身のご主人シェフが美味しい料理を振舞ってくれます。

私が訪れた6月はアマポーラがあちこちに咲いていてとても穏やかな時間を過ごすことができました。

Booking.com

エル・バジェシージョ(El Vallecillo)

テリエンテの村から更に山奥に入っていったところ(車で約20分)に

2004年人口60人ほどの本当に小さな村、エル・バジェシージョがあります。

本当に何も無いのがとてもよくて、

古びた家並みと近くにある自然公園や滝が日頃の疲れを癒してくれます。

ハイキングやトレッキングが好きな人におすすめの場所です。

Ojos del Cabriel

ガブリエルの目👀という名前の場所名前の由来はわかりません。

泉が湧き出ている小川があったり滝がありました!

シーズン中には小道の傍に野花が咲いていてとても静かな場所です。

泉が湧き出ています~

   

Cascada del Molino de San Pedro

「サンペドロの滝工場」と言う名前の滝。

滝の傍にはかつての水力を利用した工場?の廃屋が残されていました。

滝壺まで落差があるので上から見下ろすとちょっとスリリング!

夏には泳ぐ人もいるみたいです。

滝の上流の川辺も美しいです。

参考サイト

お宅拝見

この小さな村に友人宅があります。

どんな暮らしぶりなのか、お宅拝見をした時の様子はこちら。

友人は元々バレンシアに住んでいましたが、この田舎が気に入って古い家屋を買いとり、少しずつ自分でリノベし暮らしています。

 

毎朝この窓から日の出を拝めるとか。素敵💛

近くにスーパーなどないので時給自足のために畑をしたいと言っていました。

日本でも若い世代が田舎へ引っ越していますが、スペインでもそんな傾向があるのでしょうか。

彼女の職業はアーティストなので絵を描いたり作品を作って生計を立てています。

私にもそんな才能があったら田舎暮らしもいいな、と思いました。

家の前の野生アマポーラ。

公共交通機関のない田舎へ行くには

さて、上記のようなスペインの辺境部へ個人旅行で行くにはどうしたらいいでしょう?

まずは国際免許を持っている人ならレンタカーがありますね。


私は車を運転できないので詳しいことはわかりませんが

調べてみると日本からも予約できるようです。

エクスペディアでレンタカーを予約↓(日本語サイト)

https://www.expedia.co.jp/Destinations-In-Spain.d166.Car-Rental-Destinations

又、こちらの方が詳しいレンタカーの借り方や注意点等をまとめられているので参考にどうぞ

https://blog.goo.ne.jp/nosoko_/e/d0b70cac0d79e99b31e6cba4132de902


そして車を運転できない私が注目したのがこちらのシステム:

Bra Bra car!

ヨーロッパを中心に18か国で取り入れられている相乗り

昔のようにいつ来るかわからない車を待ってヒッチハイクする必要はありません!(*’▽’)

魅力的な点は:

  • 公共交通機関を利用できないところにも行ける可能性がある。
  • 費用が公共交通機関と比べて割安。
  • 例えば公共交通機関で1日に1本、2本の便しかない場合でもこれなら移動したい時間に利用できる可能性がある。
  • 現地の人と会話する機会が増える。(情報ももらえるかも

利用するにはまず登録(氏名やカード情報、写真などの個人情報が必要)しないといけません。

(乗車時の会話は英語でも大丈夫と思いますが)サイトを読んで理解、申込するには多少のスペイン語ができたほうがいいです。

公式サイト(スペイン)https://www.blablacar.es/

↓の記事がとてもわかりやすくまとめておられるので参考になさってください。

利用時に心配となる「見知らぬ人の車に乗って大丈夫なのか?」などについても書かれています。

ブラブラカー(Bla Bla Car)を使ってみた!使い方と感想・注意点


いかがでしたか?

スペイン各地の有名どころは沢山回りましたが大都市だけでは見えてこないスペインの良さやちょっとした問題も垣間見ることができたので

田舎体験もよかったです。

なんと言っても岩山の景色が南部では見られない景色だったので印象に残っています。

是非リピーターさんにおすすめしたい旅先です!!

  

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