先日から「人は何故海外旅にでるのか? その理由とは」と題して旅の心得なんかも交えて書いています。
今日は4回目。4番目の現地交流!
- 珍しいもの、見たことないものを食す、経験する=興味津々・好奇心
- 絶景を観る=五感を活かす
- 充電、傷心を癒す=パワーチャージ
- 現地の人と交流する=コミュニケーション
- 多様な価値観を知る=世界の常識
- 経験値を積む=臨機応変
- 自分探し(自分は何者かを知る)=源に還る
- やりたいことを見つける=可能性・創造性
- 知らない自分を知る=新発見
- 自信をつける=自己肯定
現地の人とコミュニケーション!
日本で外国人を目にするのは全く珍しくなくなった今日この頃、
わざわざ海外に行って外国人と交流する必要もないか、
と思う人がいるかもしれませんが、
やはり海外では現地の人と交流してみてもらいたいです!
できれば観光地の土産物屋さんの人とではなく。
土産物屋さんは外国人慣れしています。
下手な日本語で時に観光客に高く買わせるためにぼったくったり、しつこく話しかけてきたりして悪印象の人もいます。
お役所関係の人も含めて。
でもこんな場面に遭遇しただけでその国に対して良くないイメージを持つのはもったいないです。
こんな人達と話したからと言って心の交流が図れるかというとそれは難しいでしょう。
私がなぜ一人旅を勧めるのか、その理由はこのあたりにもあります。(*^-^*)
一人で公共交通機関を使い、リーゾナブルな宿に泊まると
必ずと言っていいほど現地の人にお世話になる機会が出てきます。
列車の中で相席になった人が旅の情報をくれたり、
道を尋ねたら親切に同行までしてくれたり、
もっとラッキーであれば家に招待してもらいご馳走してもらったり……
こんなことはツアーに参加していては無理なことです。
添乗員がすべて手配してくれ、ツアーメンバーの日本人と日本語でばかり話しをし、ガイドが連れていってくれる提携土産物屋だけで買い物していると現地の人の普段の姿を見ることはなかなかできないものです。
私が旅の中で大好きなのは「お宅拝見!!」。
なぜなら出会った現地人のお宅にお邪魔させてもらうと
その国の生活スタイル等を直に学ぶことができるからです。
そしてそこでいろいろ疑問が湧いてくるので質問すると
ガイドブックには載っていないような話も聞けるからです。
言葉の壁はあってないようなもの
「私は英語が全くダメだから……」と個人旅行を躊躇する人もたまに見かけますが
はっきり言って言葉なんてできなくてもどうにでもなります( ;∀;)
口と目と耳と手足と❤があれば通じるのです!
私がまだ若いころ旧東ヨーロッパを一人で旅したことがありました。
当時東ヨーロッパ圏は各国の言葉以外に共通語として通じるのは英語ではなくロシア語でした。
元々英語でさえ単語程度しかわかっていなかった私。
なのにロシア語なんて!!(+o+)
今なら翻訳アプリがあるのでかなり楽にコミュニケーションを図れますが当時はそんなものはなし。
「地球の歩き方」で隣国のドイツ語のフレーズを見せても全く通じなかったので身振り手振りでなんとかしました。
あとは英語がわかりそうな若者を捕まえて尋ねる等して乗り越えました。
今考えればかなり無謀な旅だったのですが、
ちゃんと生きて帰ってきたのですからその時のハプニングはいい思い出となっています。
言葉の心配より
「共産圏の国を見てみたい!!!!」
という好奇心がかなり勝っていたのでできたのだと思います。
今はもう存在しない東ヨーロッパ(共産圏)。
あの時代の様子をこの目に焼き付けることができたのは本当にラッキーでした。
ちなみにその時の東西ヨーロッパの旅で交流した人は
- 2週間以上泊めてくれた在ウィーン台湾人留学生たち
- プラハを1日全くの無償善意でガイドしてくれた若者
- ベオグラードで出会った怪しいトルコ人
- 列車内で出会って家に数日泊めてくれたパリのご婦人
- イギリスのホストファミリー
などが強烈な印象として残っています^^。
現地のガイドさんとも交流
若い時は何が何でも全て一人で旅しなくっちゃ!!と意気込んでいたものですが
最近は現地のオプションツアーを利用することもあります。
便利なことがあるだけでなく
それなりにメリットがあることに気が付いたからです。
現地人のガイド
現地人のガイドさんは特別なことがない限り
決まったルートを決まった紹介文でしか案内しません。
雑談は写真を撮ってもらう時くらい。
でも日本語が堪能な人にあたると超ラッキー!
是非いろいろ質問攻めしてみてください。
私が印象に残っているタイのガイドさんには
なぜ日本語がそんなに上手いのか?から始まって:
全国民が尊敬崇拝する国王の本当の姿とか、
タイ人の名前の由来は遡るとインド・バラモン教まで行きつくとか
ちょっと他所では聞けない話を教えてもらいました。
かなり複雑な日本語表現を使っても理解してくれたのが有難かったです。
現地在住日本人ガイド
現地在住の日本人ガイドは在住歴が長いベテランさんが多いです。
そういう人に出会った時は自由時間に捕まえて
現地で苦労したことの話とか
日本人の視点から見るその国のメリット・デメリット、習慣の違い等
いろいろ聞くようにしています。
南アフリカでガイドをしてくれた女性は
南アフリカで自然発生した森林火災のことについて語ってくれました。
火災で家を失ったそうです。
現地の人と結婚している人も多いので、
そうするとその国の教育のことや司法制度、家族に対する考え方等も教えてもらえるのでとても知識が深まります。
疑心暗鬼ではなく警戒心
私がブログでよく書いているのは
話しかけてきた人には要注意!
自分から話しかけた人にはオープンマインドで!
ということ。
外国では誰も信用できない!と、
疑心暗鬼になっていては心が閉じてしまって話しかけるのが怖くなってしまいます。
「私は今日本語を勉強してるので」
「私の友達が日本に住んでいる」ということで話しかけてくる人はかなり怪しいです。
けれども自分が困って誰かに尋ねる時は悪そうな人を選んで話しかけることはないでしょう。
ちゃんと善良そうな人を選んでいるはずです。
警戒心は常に必要です。でも心は閉じない。
実際このあたりの加減は容易ではないのですが、バランスが取れると旅は快適になりますよ。
海外では受け身の姿勢ではなく
どんどん自分から話しかけて交流してみてくださいね!
次回は5番目の「多様な価値観を知る、世界の常識」について書きます。
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