世界を旅する動機は百人百様、海外旅の魅力って?主な旅に出る理由10選 その⑨

先月から「人は何故海外旅にでるのか? その理由とは」と題して旅の心得も交えて書いています。

今日は9回目。9番目の知らない自分を知る=新発見

について書きます!

  1. 珍しいもの、見たことないものを食す、経験する=興味津々・好奇心
  2. 絶景を観る=五感を活かす
  3. 充電、傷心を癒す=パワーチャージ
  4. 現地の人と交流する=コミュニケーション
  5. 多様な価値観を知る=世界の常識
  6. 経験値を積む=臨機応変
  7. 分探し(自分は何者かを知る)=源に還る
  8. やりたいことを見つける=可能性・創造性
  9. 知らない自分を知る=新発見
  10. 自信をつける=自己肯定

知らない自分とは

誰にでもセルフイメージ、ってあると思います。

「私の性格は○○で、○○ができる人。」

「私は○○だから可愛くない・・」みたいな。

でもそれは本当の自分でしょうか?

自分のセルフイメージって実は他人から刷り込まれた部分もかなりあるそうですよ。

本当はできるのに子供の頃から親に「あなたはこんなこともできないの?ダメね!」なんていつも言われていたらどうなるでしょう?

例えば、勉強はクラスメートより良くできるのに、進学校に進ませたいという親からすればまだまだダメな成績だとします。

一般レベルでは優秀なのに親からの言葉で

「自分はできない」と信じこまされ、

それがいつのまにか「できない自分」というセルフイメージになってしまうことだってあるのです。

つまり言いたかったことは

人は自分のことはよく知っていると思っていても

実は知っていない

のです。


海外へ旅に出ると非日常の世界に放り込まれます。

いつもの決まったパターンで行動できないことが多々あり、

新しい出会いがあったりハプニングが起きたりすると

日本では考えられなかったような自分ひょっこり顔を出すこともあります。

それが本当の自分かも??

私の場合の新発見

私は(日本では)対人関係ではできるだけ丸く収めたいタイプ。

意見はあってもあまり外に出して言わないタイプ。

遠慮しがちなタイプ。

そんな私が最近の旅で印象に残っている出来事と言えば

インドでのタクシー運転手とのやり取り。

カーナビがあるにもかかわらず道に迷った上にガス欠を起こして途中下車させたのです。

なのに運賃はしっかり請求するという厚かましさ!

当初は目的地までの料金、後からは下車した場所までの料金を請求。

日本でなら「ま、いいか、許してあげても。」と物事を穏便にすませる方を選択するのですが

なぜかあの時は毅然と躇なく

「No!!あなたに非があるのだから絶対払わない!」と言いました。

その場を立ち去ろうとしてもしつこく泣き脅ししてくる始末。

それでも「No!」。

外国では意思表示をはっきりさせなくては!ということが頭にあったのでできたのだと思います。

本当の私は”いつでもいい人ぶりたくない”し、

いつでもはっきり自分の意見を言える人のかもしれません。

自分でもびっくりした一面でした。

(物を値切る時にはNo!と言いながらも心の中でこれくらいなら払ってもいいかな、と様子見してるのですが、この時ははっきり、きっぱり聞く耳持たずでした~)

やってみて自分の才能に気づくことも

とてもよくある一般例で、

日本で「自分は語学が苦手、英語なんて・・・」と思っていても

海外に出てしゃべらざるを得ない状況に遭遇し

実際にじゃべってみたらと意外と通じてびっくり!

ということがあります。

又、語学だけでなく日本ではまだまだのレベルと感じていた趣味や習い事でも

海外では思った以上に評価されて自信につながることもあります。(日本古来の茶道や生け花等)

その他、現地で初めてトライしたことが意外と上手にできて褒められ、

自分には才能があるのでは?と気づく場面もあるようです。(民族楽器など)

ベテラン トラベラーが旅する理由

世界120か国以上を一人で旅し続ける近藤瞳さん。

彼女ほどの人になると世界のほとんどを回っているから

もう見たいものや、行きたいところなんてあまりなのでは?と思っていました。

そこで「まだ旅をし続ける理由はなんですか?」と聞いてみたのです。

そうしたらその答えは

新しい自分に会いたいから。新発見したいから!」と即答でした。

いろんなことが新しく起こる度に

「自分がどう反応して、どう動き、そこから何を学ぶのかを知るのが楽しい!」らしく

見たことない自分に会えると思うとワクワクする」そうです。

なるほど!!(*’▽’)

(*ギリシャで全財産盗まれた時やアフリカでマラリアに感染した時に新発見があったとか!彼女の強烈な体験を聞いてびっくりでした)

人から言われて新発見!

上記の発見は自分の内側や才能を知ることによって「自分ってこんな面もあったんだー」と気づくことでしたが

人から言われて新たなセルフイメージが湧くこともあります。

旅で出会った人と話をするとき、まず名刺交換から始まることはあまりないでしょう。

それに相手が外国人の場合、あなたの職業や肩書を話したとしても具体的にイメージまで湧きません。

それよりも、旅をしている姿(素のあなた)を見、

外国人目線でいろいろ褒めてくれたり感想を言ってくれます

例えば日本人女性でよく言われるのが「あなたは若いですね!」

よく言えば若い、悪く言えば子供っぽいということなのですが( ;∀;)

日本にいると私の年齢では「おばさん」。

自分が若いつもりでいても世間ではおばさん扱いされるか、そんな目で見られます。

しかーし、外国に行くと「この人が自分より年下?信じられーん!」という場面によく遭遇します。

自分で「おばさんだ」と決めつけているだけで、

実は世界的に見ればそうでもない??と知りました。注)実際にこの年齢で学生と思われたこともあり(^^;)

これに加えて日本女性は「従順、親切、優しい」というイメージが広がっていてモテるみたいです。(悪く言えば優柔不断)

確かにこの私でも若い時は言い寄ってきた人もいました!

でもお金目当てでしたが!!”(-“”-)”

「日本人は誰でもお金を持っている」と今でも勘違いされています。

又、日本人に対する一般イメージでなくても

例えば自分が当たり前にできることが

相手にとってはとても特別なことなので感嘆されたり、とても喜んでくれたりして

「自分ってすごい人やったん?」と感じることは無きにしもあらず。

料理の得意な人は海外で日常に作っているものをさっと作ってあげるだけで、「Oh!Japanese food!!」と言って大変喜ばれますよ。

自分の心の変化に気づく

何かのきっかけや他人に言われることで

知らない自分を新発見するのですが

どちらもその出来事=心にインパクトを受けたことに

「気づく」ことが大切だと思います。

ただ何んとなーくでその場を過ごしてしまうのはもったいない!!

そして新たな自分と出会った時にどう感じたのか?

「嬉しい、楽しい」等を覚えておきましょう。

瞳さんの言うように

その時の感動や

知らない自分はそこでどう動いて何を学んだのか

を忘れずにいると自信にも繋がって

日常生活でも新たな扉が開くかもしれません。(*^^*)

Have a nice trip!!


いかがでしたか?

次回は10番目、最終回です。

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