アルメニア エレバンからの日帰りツアー(ホル・ヴィラップ、ワイナリー、アレ二洞窟、ノラ・ヴァンク)

アレニ ワイナリー入口

*現地ツアーの申し込み方法、ツアー会社、当日の時間割等に関しては前回のブログをご覧ください!

*各観光地の由来や説明はできるだけ省略し、ガイドブックにない情報を記したいと思います。

ホル・ヴィラップ(古い地下牢)修道院

エレバン市内から車で約1時間南下

大小のアララト山が見える田舎の集落の先、墓地の隣の駐車場で下車し

土産物屋の並びを抜けて階段と坂を上るとホル・ヴィラップ修道院があります。

アルメニアは301年世界で初めてキリスト教を国教としたことで有名なのですが

そのきっかけになったと言われる

啓蒙者グレゴリウスと当時の王ティリダデスの伝説がここに残っています。

修道院とはなっていますが敷地はとても狭く、

小さな教会の建物が2つ建っているだけです。

(642年に最初の礼拝堂が建設され今の建物は17C建造。

小ぶりに作っているのは地震国なのでわざコンパクトに作ったそうです。)

祭壇はこじんまりとしていてとてもシンプル!(10分もあれば見終わります)

グレゴリオスが13年間囚われていたという地下牢は今も残っていました。

地下牢入口

*アルメニア教会に入る際の服装

これはどこの教会でもなのですが

女性は必ずスカーフで髪を隠し、スカートでないといけません。

ズボン着用なら肌を見せてないからいいと思いますが、それでも×で、

上から腰布を巻くことを求められます。(意味不明・・・)

大体入口で貸してもらえます!

 

この修道院の目玉はここから見えるアララト山の風景でしょう。

でもよく見かける写真(修道院をバックに巨大なアララト山)の撮影

実際無理です~。このアングルは近くの山から望遠カメラで撮らないと不可能!

因みに有料のトイレ(100AMD/約40円)は教会傍の

パラソルとおばあさんが見える所にあります。

 

公共交通機関で個人でも行けるみたいですが、バス停からかなり歩くので

多分ここ1か所で丸1日はつぶれると思います。

 

ここから数百メートル先に国交を断絶しているトルコとの国境があり

こちらはロシア軍が警備しているとか。

かつてアララト山もアルメニアの領土に含まれていました。

それが今は敵国の領土にあり、行きたくても行けないという事情、

アルメニア人の心情をお察しします。

アララト山

田舎の1本道からアルメニアがわかる

4か国国境付近

ホルヴィラップからアレニ方面に向かう際、国道M7を通ります。

アルメニアは東:アゼルバイジャン、西:トルコと国交がない上

内陸国なので物資は北のジョージア/ロシア、南のイランからしか

入ってきません。つまりこの北に続く国道が生命線となるそうです。

隣がイラン、というのはピンときませんが

アルメニアに来る観光客に多いのはイラン人だとか。

なぜならキリスト教国なので服装が自由、女性は自由を謳歌できるのが理由だそうです。

又、IT立国とは言うもののワインや蒸留酒も有名なだけあって

ブドウ畑や果樹園が道沿いに見ることができます。

そしてソ連時代に敷かれ(アゼルバイジャンと繋がっている為)

今はもう使われていない鉄道線路をみることができます。

池のように見える魚の養殖場の隣を通過すると

トルコ・イラン・アルメニア・アゼルバイジャン4か国が接する国境付近を通ります。

この1本の道を通過するだけでも

この国の産業、政情不安、複雑な歴史を観察でき興味深かったです!!

 

国境付近で左折するとそこから岩山が続く山間に入っていきます。

日本なら山と言えば山林に覆われていますが、こちらの山は岩肌がむき出し!

遠くまで見渡せる山並み、隣国から馬に乗って侵略者たちがやってくるには比較的

簡単に見え、ペルシャ帝国やモンゴル軍が攻めてきたときのことを

想像してしまいました。

アルメニア南部山並み

ワイン製造所(ヒン・アレニ ワイナリー)見学

アレニの村(この村だけでワイン生産、海外に輸出)

アレニ村近くで6200年前のワインを製造所跡が発見されたように

アルメニアはワインの国です。

日本ではジョージアがワイン醸造発祥地とうたわれていますが

それは過去にアルメニアワイン作りが途絶えかけたからかもです。

ソ連時代、共和国ごとに農産加工品の分業制が進められ

アルメニアはコニャック製造に集中させられました。

その後2013年になってやっとこのアレニの村で本格的に

産業としてワイン造りが始められたのです。

アルメニア固有の黒皮ブドウ品種のアレニノワールというブドウをこの地で生産、

それ以外の品種は使わないという拘りのワイン。

2年ほど前に増築したという新製造所には最新の設備が導入されていて

そこで(ブドウ収穫期ではないので)設備の説明とボトル詰め、ラベル張りの行程を見学しました。

ワイナリー設備

ワイナリー オークの樽

ワインナリー専属ガイドはロシア語も英語もでき

なぜこんな田舎の村で大掛かりな最新の設備に投資ができるのか

販売できる見込みがあるのか、その秘密を教えてくれました。

はい、ここでも海外にネットワークを持つディアスポラの人達の存在が

あったのです!Σ(・ω・ノ)ノ!

ロシア、アメリカ、カナダ、フランス・・

彼の地で成功している人達がきっと祖国の産業に投資しているのでしょう。

華僑と違って祖国にはもう親類縁者がいないかもしれないのに

この様に祖国のために動く人たちがいること、本当に驚きです。

ワイン試飲とランチ

私はアルコールがダメなのでワインの味はわかりません。

それでもジョージアで試飲させてもらったワインより

アルメニアのワインの方が飲みやすかったです。

押し売りはないのですがお土産に沢山の人が購入していたので

きっと安くて美味しかったのだろうと想像します。

アルメニアワイン

古代ワインの甕は巨大!

さて、試飲テーブルの横がレストラン。いくつかの8人掛けテーブルに分かれて着席。

私のテーブルには中東、アメリカ、ヨーロッパ、ロシア語圏の人がいました。

まず皆とシェアする前菜、パン、チーズ、サラダが並べられ

その後バスの中で注文していたもの(スープ)が配膳されました。

 

前菜だけでおなかはふくれました。スープとポテト、

悪くはなかったですが塩味が効いてなくて・・( 一一)

隣の人のドルマも鱒のグリルはかなりの量、食後にコーヒーとミニケーキも付いていて

とにかく満腹になるランチでした。(支払いは個々人で。カード決済可。)

アレニ洞窟

アレニ洞窟

2007年にアレニ村近くの洞窟で

ワインが醸造されていた跡が見つかりました。

甕(アンフォラ)の底からブドウの種や当時人の履いていた革靴なども発見。

その洞窟にも行きました。

もっと大規模な洞窟を期待していましたが規模はそこそこ。

エレバンで歴史博物館を訪れていた跡でもあり

正直そんなに感動はしませんでした。

ノラ・ヴァンク修道院

最後に訪れたのはノラ・ヴァンク修道院

敷地に3つの教会があります。(修道院というものの地震で倒壊後再建されていない)

10世紀までに既にこの地には教会があったそうですが地震で倒壊、

そこに1339年、当地のオルべリアン公爵に招かれた

トルコの有名建築家モミックによって

この神の聖母教会=スルブ・アシュトヴァツァツィン教会が建てられました。

ここにも伝説があり、2階建ての教会の片階段から落ちてモミックが命を落としたことから

階段は未完成のままだそうです。

以前は2階まで登れたそうですが今は危険とのことで2階を見ることはできません

 

 

 

 

 

教会内部は外側の様な色ではなく、暗く陰気な感じです。

正直、遺跡みたいな印象。

それもそのはず、この敷地内の教会の足元には沢山お墓があるのです。

歩く際には踏みつけないよう気を付けましょう!

他の教会も似たような感じです。

スルプ・カラベト教会には現在使われている祭壇があり

アルメニア教会の司教が黒マントを翻して去っていきました。

ちゃんとお世話されているみたいです。

スルブ カラぺト教会

内部の墓石

ここの場所の良い所は周りがピンク色の凝灰岩山で囲まれていること。

写真撮影をするには最適なスポット。

教会の裏手を上っていくと洞窟があるみたいです。

私は時間がないのでそこまで行きませんでしたが。

まとめ動画&現地ツアーに参加して

 丸1日でアルメニアの田舎、自然を堪能しながら4か所を回ることができました。

移動は大型バスで快適。

4月下旬でしたがアルメニアは日本より気温が高く、この日も日中は28度くらい。

ノラヴァンクを出発したのは17時すぎでしたが日没まで十分時間があって

10時出発でも全く問題なかったです。

又、ワイナリーは興味ない、と思っていましたが

ガイドさんの説明からワイン生産を通じて

アルメニアの歴史や政情、深い事情まで知ることができ大変満足でした。

時間を効率よく使えて、アルメニアに対する理解も深まり、

お値段以上の価値ある大変有意義なツアーでした。

 一つ自分の落ち度で悔やまれることは

ガイドさんの英語に普段使わない英単語がでてきて、

例えば○○朝ペルシャとか○○式建築とか言われてもピンとこず。

どういう意味?と考えているうちに話が次に進んでしまいました。

各スポットに行く前にウィキペディア等を調べてプリントアウト、

現地バスの中で熟読しそれを見ながらガイドさんの話を聞くと

もっとその場で理解が深まったはず。(涙)

日本を出る前に軽く調べて頭に入れていたつもりでしたが

現地ではすっかり忘れてしまって・・

集合時間までに写真を撮るのにも忙しく

わざわざスマホで再検索する時間はなかったです。( ;∀;)

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最後まで読んで下さりありがとうございました。

少しでも何かの参考になれば嬉しいです。

 

 

 

 

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