アゼルバイジャン バクー発日帰りツアー4 ツアーの感想とその他の現地ツアー

バクーフレームタワー

バクーから日帰りツアーの詳細

現地ツアーサイト:Get your guide から今回の日帰りツアーを申し込みました。

催行事業者は「Baku Heritage Tour」という会社。

バクーのツアー会社

前日にショートメッセージで集合時間と集合場所が指定されてきました。

ここで変なメッセージが。私は1名参加で申し込んだのに2名でしたっけ?みたいな確認が。

違うと答えたらそれ以上聞かれませんでしたが、

後からわかったのは同じ宿にもう一人参加する日本人がいて

混同していたみたいです。(この時点でいい加減さがわかる!

参加費用は日本円で2657円。入場料等含まず。所要時間は9時間と知らされていました。

ですが結果は11時間かかってしまいました(*_*;

今回のツアー行程

ツアー用バス ツアー用バス2

シェマハ門

8:30  迎えが来る  9:00 全員集合

(予定より30分遅れで)9:30  シェマハ門出発 30分ロス

9:50~10:20  ビビ・ヘイバットモスク(30分)

10:20 ~11:30 移動(70分)

11:30~12:30  コブスタン自然保護区 10マナト(60分)実際は見学30分で30分はロス

12:45 ~13:05 TAXI 移動(20分) 

13:05~13:25 泥火山(20分)

13:25~13:45 TAXI 移動(20分)5マナト

13:45~14:40 移動(バクー市街地へ)(55分) 既に予定より1時間遅れ

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ランチの店 ツアー用の部屋
メニュー

メニューの一部。沢山料理があって選ぶのに時間がかかる!値段は観光客向け。お味は良くもなく悪くもなく・・2人に1冊くらい用意して欲しい!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

14:40 ~16:00 ランチ(80分)各自支払い 注文に30分かかった 

16:00~16:40 移動(40分)

16:40 ~17:30 アタシュガ―(拝火教寺院)15マナト(50分)

17:30 ~18:30  移動(60分)

18:30 ~18:45 ヤナルダグ(燃える丘)(15分)

18:45~19:20 移動(35分)

●19:20 ~19:30 ヘイダル・アリエフセンター前で写真撮影(10分)⇒入館しないなら止まる必要ないかと・・誰も興味なし!

19:30~20:00 移動(30分)渋滞に巻き込まれる

20:00 シェマハ門にて解散 予定より2時間遅れで到着

と、バクー市街地を南西に、北東にと大きく動き移動時間がかなりかかります。

ツアーにはコブスタン保護区と泥火山だけの、または拝火教寺院とヤナルダグだけの

半日ツアーもあるので、時間に余裕のある人は半日ツアーの方がおススメです。

感想:ツアーはガイドの質で大きく左右される

アルメニアとジョージアで参加した現地ツアーの質とガイドに満足していたので

そこと比べると今回のツアー/ガイドには多々問題がありました。

●参加者は全員集合できているのに誰をどのバスに振り分けるか事前に把握できていなかった。

あっちのバスに乗れと言われたのにやっぱりこっちのバスで、みたいな人が続出。 これで出発が半時間遅れた。

●アルメニア、ジョージアはヨーロッパ系なのかガイドの英語はとても流暢で

バスの中でも国に関する様々な紹介や情報を提供してくれていたが

今回のガイドはイラン系の人?英語は得意ではないようで、必要最低限のことしかガイドしなかった。

多分ガイドマニュアルに書いてあることを話しているだけ。

●参加者に配るペットボトル水なんてツアー開始前に準備しておくものだろうに

途中でバスを止めて買いに行っていた。それで時間ロス。

入場料を含めないことでツアー料金を安く見せているのだろうが、

各所で皆が個々人でチケットを買うものだからそれに時間がものすごくかかった。( ゚Д゚) 

●参加者がトイレに行きたいと言ったらその目的だけを済まさせ早く次に行くよう指示すべきなのに

待ってる間にあちこちで写真撮影が始まり、それにダラダラ付き合っていたから半時間はロスした。

●団体のツアーのランチなんて少ないメニューから選ばせてさっさと済ませればいいのに

18人でメニューが3冊しかない上、皆がオーダーを決めるのに時間をかけた為

ランチの時間がとても長くなった。(ランチなのに15時すぎにやっと食べられるなんてありえない!)

因みにアルメニアのツアーでは時間短縮の為、バスの中であらかじめ注文をとってくれていたから着席しすぐに食べられた。

バクーの渋滞が慢性的なのがわかっているはずなのにそれを避けようともせず

だらだら動いていたから結局バクーに戻れたのは予定より2時間遅れ、

皆ホテルに近いところで降ろして欲しいと希望を出しても運転手が罰金を恐れて頑固にOKを出さないし、

ガイドは運転手に対して何も言えない。最善策を考えようともしなかった。

以上のようにとても経験豊富とは言い難い、時間管理能力と、引率能力に欠けるガイド

当たってしまいました。( 一一)

ヘイダルアリエフセンタ バクー風強い!

 

 

 

 

⇚ここでわざわざ写真撮影しなくても( 一一)

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ガイドの仕事は大変なのはわかりますが、こんなガイドに当たってしまうとせっかくの旅が

ストレスも溜まり疲労困憊になってしまいます・・

同じ10時間以上のツアーでもジョージアのガイドさん

疲れも見せずにずっとバスの中で必要な案内をしてくれていたし、フレンドリー。

かといってバスの中では水以外飲食厳禁!!とはっきり指示するし、

時間配分は完璧主導権をきちんと取っていました。(*’▽’)

デモのせいで渋滞に巻き込まれた時も臨機応変に客の希望にできるだけ沿って最寄りの地下鉄駅近くで

下車できるよう運転手に指示していたし、今回のガイドとは雲泥の差でした。

アドバイス

バクーの銅像

ガイドは選べませんが、やはり事前にそのツアーの口コミをチェックしたほうがよさそうです。

また、安かろう悪かろう、というのも今回でわかりました。

入場料や食事代込みの方が割高に感じても時間の節約、疲労軽減にはなるかもしれません。

又、上記でも言いましたが時間があれば半日ツアーを2日にわたって参加するのもいいかも。

このツアーで出会った日本人女性(一人旅)はランチの前に離脱しました。

もともと半日ツアーとして申し込んでいたので。

彼女は拝火教寺院は自分で行ったと言っていました。賢い選択です!

そして、ツアー内容とは直接関係ないですが、

バクーは風が強いです。そして春の寒暖の差は激しかったです。

この日、日中は25度位で暑く、車内はクーラーが欲しいくらいだったのに関わらず、

夕方になると急に気温が下がり、強風もあってとても寒く感じました。

そして・・風邪を引いてしまいました!!(涙)温度差に気をつけてくださいね。

他にも行きたいかった郊外のスポット キナリグ山村、キャンディケーン山脈クバ市のユダヤ人集落

アゼルバイジャンはバクー以外にも素晴らしい観光スポットがあります。

今回行きたかったのに体調を崩し断念したのが

キナリグ山村(キナリグ民族保護区)キャンディケーン山脈クバ市のユダヤ人集落

 

 

 

 

キナルグ村はアゼルバイジャン北部、ロシア国境に近い高地にある村で

独特の言語や建築様式文化を持つキナルグ人が住んでいる村。(世界遺産)

斜面に建てられた家の屋根は上にある別の家の中庭として機能するとか!!

映画「ブラブラブラ」の主人公が住んでいた村なのでは?と思っています。

キャンディケーン山脈はただ地層を見るのが好きなだけで行ってみたい!

そしてユダヤ人集落はイスラエルとアゼルバイジャンの中の良い関係を知る上でも行ってみたかったです。

コーカサスのエルサレムと言われる集落(クルムズ カサバ=赤い村)には13のシナゴークがあるそうで

約4000~5000人ものユダヤ人(ペルシャ系ユダヤ人の子孫)が住んでいるそうです。

なぜこんなに多くのユダヤ人がいるかと言うと

特に中世の時代からイランやその他地域からやってきたユダヤ人が定住していた上に

アゼルバイジャンはイスラム国ですが他宗教にも寛容で、長い間平和的共存が成り立っていた為と思われます。

19世紀にロシア帝国に併合された時は土地所有を許され、絹や絨毯を織りタバコ栽培やワイン醸造等

独自の事業を展開していたとのこと。

しかしソ連崩壊後は政治、経済的混乱から多くの人がイスラエルに出国したそうです。

これで納得!なぜアゼルバイジャンがイスラエルに石油を輸出し、友好関係を築いているのか。

こういう歴史背景を知り是非この目でユダヤ人とそのコミュニティを見てみたかったのです。

(主要貿易相手国、輸出国第4位)

★現地旅行会社ATITRAVELの日帰りツアー料金:110マナト(約1万円)

先祖の文化を受け継ぐアゼルバイジャンの山岳ユダヤ人

他にもある世界遺産 シャキの歴史地区とハーンの宮殿

バクーから北西に約330㎞にシャキという都市があります。交易で栄えたシャキは

サファヴィー朝、オスマン帝国などの大国によって支配されましたが

1743年シャキ・ハーン国として独立。19世紀にロシアに支配されるまで独立は続きました。

18世紀に洪水ににより街は破壊されましたが

現在の街なみは18世紀後半から19世紀にかけてつくられたものだそうです。

世界遺産に登録された理由はコーカサスの商業・文化の中心地であり

中心部は水力システムによる計画された田園都市だったということ。

シャキで一番訪れられるスポットは1797年設立のシャキ・ハーン宮殿。王の夏の離宮として使用されていました。

この離宮は内装と外装が豪華で木製の格子細工にセットされた色付きガラスのモザイクで覆われていて

残りの表面は花柄タイルパネルとタイルモザイクで装飾されているそうです!!

シャキハーン宮殿 シャキ宮殿ガラス窓

 

 

 

 

 

もうひとつの見どころはキャラバンサライ(隊商宿)

キャラバンサライは単一の門を持つ要塞構造で建設されており

宿の他、馬車宿、商店、倉庫等の複合施設になっていたそうです。

現在はホテル、レストランとして利用されているとのこと。

シルクロードが繁栄していた当時に思いをはせながら滞在してみたかったです!

キャラバンサライ キャラバンサライ2

 

 

 

 

 

 

★現地旅行会社ATITRAVELの1泊2日ツアー料金:320マナト(約3万円)

シャキに行くにはGet your guide等で検索すると日帰りツアーもありますが、

旅程に余裕がある場合は宿泊するつもりで自力で行くのもおススメです。

バスターミナルからバスが日に数本あります。今回の旅で出会った日本人女性は自力で2泊3日で行き

現地の人といろいろ交流してとても楽しい体験をしたと言っていました。

グーグルマップではバスターミナルは閉鎖中となっていますが20024年5月現在、ちゃんと営業していたそうです。

 

●参考の時刻表:(直近の時刻表はアプリ:BILETIMからご確認ください。)iPhoneアプリ androidアプリ

バクー(Baki)→シャキ(Seki) 9:50,11:00,14:00,16;30,23:20  13.39マナト(所要時間約6.5時間)

シャキ    →バクー     8:30,11:00,17:00,23:15,23:55  13.39マナト

 

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