「ソフィア〜テッサロニキ移動完全ガイド|国際バス予約・ターミナル・国境越え/到着後の市バス&地下鉄情報」

ソフィアバスターミナル

2025年1月、ブルガリアの首都ソフィアからギリシャ・テッサロニキまで国際バスで移動しました。

その際、ソフィアのバスターミナルや、テッサロニキ到着後の市内バスの利用方法で戸惑う点や分かりづらいことがいくつかありました。

この記事では、実際に体験したことをもとに、予約方法や乗車の流れ、注意点などを詳しくご紹介します。

ソフィアからテッサロニキへのアクセス方法

ギリシャ第2の都市テッサロニキへ行くには①電車+バス②バスのみの利用の2通りがあります。

ブルガリア鉄道の国際線はルーマニアやトルコ方面はあるものの、ギリシャへの直行はないようです。

ブラゴエヴグラード駅でバスに乗り換えないといけない上に所要時間もバスのみの利用より時間がかかるので

結局はバスのみの利用が賢い選択になると思います。

  • ステップ 2: ブラゴエヴグラードからテッサロニキ駅までバスで移動します。バスは 1 日 3 便運行、所要時間は 3 ~ 4 時間、料金は約 9 ユーロです。ardatur.bgで時刻表を確認し、チケットを購入してください 。ブラゴエヴグラードでは、バス停は駅のすぐ外の主要道路沿いにあります。
  • 時間は異なる場合がありますので、ご自身でご確認ください。たとえば、次のようなことが考えられます。ソフィア中央駅発の 07:30 の列車は 、ブラゴエヴグラード発の 11:30 のバスと接続し、15:25 にテッサロニキ駅に到着します。ソフィア中央駅発10:20の列車は 、ブラゴエヴグラード駅発14:10のバスと接続し、テッサロニキ駅に18:30に到着します。ソフィア中央駅発12:35の列車は 、ブラゴエヴグラード発18:15のバスと接続し、テッサロニキ駅に22:30に到着します。

参考:https://www.seat61.com/international-trains/trains-from-Sofia.htm#Sofia_to_Athens

バスチケット予約

チケットは事前に日本で予約しました。Get by Bus(今はTraveling.comに改名)

Traveling.com(旧Get by bus)のサイトでは複数のバス会社の便を確認できます。

テッサロニキの停車には

鉄道駅隣の「テッサロニキ」(Train Staion Bus Stop)、

「テッサロニキ、マケドニア市外バスターミナル」の2か所があるので

チケット予約の際は要注意です。両方停車するバスもあれば、

マケドニア市外バスターミナルにしか行かないバスもあります。

私は宿が古代アゴラの近くだったので鉄道駅隣のバスストップを選びました。

テッサロニキ行きバス

時刻は朝7:30発→13:15着(所要5時間半)、代金は1月だったので9.5€(約1600円)でした。

他社と比べると安くて、5時間もの距離でこの価格のバスって大丈夫?と不安はよぎりましたが

結果的に全く問題なく、UNION IVKONI/UNI BUSはブルガリアではかなり大手のバス会社みたいで、

大手だから安かったのだと思います。

*近隣国や国内のバスステーション発着はHPで確認できます。Central Bus Station – Sofia

*UNIBUSのHPからもチケット検索、予約ができます。https://union-ivkoni.com/en/routes

これまでのバルカン半島の国際線バスもこのサイトで予約することが多かったのですが、

その際の予約はGet by busから確認メールが届いて、予約状況もサイトから確認できました。

しかし、今回の予約はGet by busでの予約完了後は運行バス会社UNION IVKONIから直接メールが来て

そこにチケットが添付されており、あらかじめ印刷しておきました。

バスチケット

チケットを見て一つ気になったのですが、珍しく座席指定(48番)がされており

11月初旬という早めに予約したせいか、

どう見ても座席番号は最後列5人掛け席の真ん中あたり”(-“”-)”

もし満席だと5時間も両端ずっと他人と一緒の状況で耐えなければいけません!

直接メールをして座席変更をお願いしました。

返信はすぐに来ましたが、今は変更手続きはできないが12月以降ならOKと言われ、

12月にもう一度お願いしたらすぐに希望の席に変更してくれました。

予約管理はアプリはないようですがUNION IVKONI のBUSのサイトから確認できます。

https://www.union-ivkoni.com/

ブルガリア人、親切!これで一安心!と思いきや・・・(当日残念なことに)

紛らわしい!!ソフィアのバスターミナル

ソフィアのセントラルバスステーションには2か所の発着場があり隣接しています。

●2004年オープンの大きくて新しい建物(GoogleマップではSofia Sentral Bus Stationと表記)

古い建物(GoogleマップではSofia Serdical Bus Stopと表記)

古い方の建物は厳密には鉄道駅側に面している建物大通り側に面している建物の2つがあり

正直初めての人にはわかりにくいです!

(この構造を知らないとプラットフォーム探しで迷子になる)

新しい建物(Sofia Sentral Bus Station)

セントラルバスステーション内部

1階には、総面積1500平方メートルの待合室、57の切符売り場、

ATM、両替所、コンビニ、トイレ、オフィスがあります。

支払いは現金、デビットカード、クレジットカード可。

薬局、託児室、医療ステーション、障害者用設備も完備。

乗客はバスの到着と出発状況をコントロールパネルで確認できます。

50のバスセクター(プラットホーム)から、国際線または国内線へ向かうバスが

47~50台同時にバスターミナルから出発します。

2階には、8つのショップ、銀行オフィス、レストラン、カフェがあります。

私がスコピエから到着したときは建物の前で下車しました。

回転扉の入口を入るとチケット売り場などがあり、

直進して建物裏側に行くとに大きなバス発車場があります。

古い建物(Sofia Serdica Bus Stop)

2棟で構成されています。建物にはATM、旅行会社、カフェがあり、

場所の確認まではしていませんが荷物預かりの表示もありました。

すぐ近くにレストランやカフェがあります。

私が利用した鉄道駅側の建物のカフェは早朝でも開いていました。

ここにはインフォメーションデスクはないように見えました。

旅行会社のオフィスで何か教えてもらおうとしても不愛想で頼りになりません。

トイレは屋内にはなく、建物の近くに2つの有料トイレ(1レバ)があります。

一つは地下にあるので大きな荷物がある場合は不便かも。

近くに荷物預かりの店も見かけました。

ターミナル見取り図 セントラルバスステーション乗り場 セルディカバスストップ

 

セルディカバスストップ セルディカバスストップ トイレ1階 地下トイレ
荷物預け

鉄道駅構内スーパーの隣に荷物預けの場所が。

 ⇚建物内ロッカー。

 

乗車前のハプニング!

当日の朝、余裕をもって1時間前に“バスチケットに示してある”新しい建物の窓口に行きました。

事前情報では国内線は古い方の建物から、国際線は新しい建物から、と聞いていたので何の疑いもなく

新しい建物に向かったのです。

早めに行ってバスステーションの中の様子を動画に収めようと考えていました。

ところがです!!!UNIBUSの窓口でチケットを見せ、プラットフォームを聞くと「15番」と書いてくれ

「ここじゃないよ、隣!」と言われました。

「えっ????( ゚Д゚) 隣は国内線でしょ?ほんまに15番なん??」と疑心暗鬼。

近くにいたスタッフのおじさんが「ついて来い!」というので慌ててついていきました。

建物を出て国内線と信じている建物の方を指さし、「あっち!」と言い残し去っていきました・・

15番ホーム

騙された気分で古い方の建物に行くと、プラットホーム/セクター「15番」を確認。

暗くてよく見えてなかったのですが、もしかしたらプラットホームの番号は

古い建物に1~18番まであって、新しい建物に19~50番まであるのでは?と予想します。

座席変更後に再度送ってきたチケットにはUNIBUSが直接発券したチケットで、

珍しく事前にプラットフォーム番号も記載されていました。

2回目のチケット

*ブルガリアのソフィアにある中央バスターミナル(Central Bus Station Sofia)では、

 バス乗り場を「セクター(sector)」という表現で案内しています。このターミナルには50のセクターがあり、

 それぞれが国内外のバスの発着地点として機能しています。

今回私の乗る時間のバスがセクター15番だっただけで、時間帯によっては同じUNIBUSでも新しい建物から出発、という事も考えられます。

プラットフォームの場所は確認できたものの、この建物から出発予定のバス一覧(電子掲示板)に

7:30発がありません・・・

本当にここから国際線は出るのだろうか??と最後まで不安がぬぐい切れませんでした。

(というこのような事情から今回新しい方のターミナル内の動画や写真が撮れませんでした、すみません_(._.)_)

古い建物のステーション

大通り沿いの建物 FLIX BUSはここを利用してるっぽいです。

電光掲示板

行先はブルガリア国内行きばかり。セクター15、7時30分発の表示はなし!!

バスは時間通りに来た!(*’▽’)

アテネ行きバス

出発時間少し前にバスが入ってきました!!

テッサロニキ行きだと勝手に思っていたのですが、テッサロニキ経由でアテネ/ピレウス行のバスでした。

ソフィアではターミナル使用料も預け荷物代金も必要ありませんでした。

ただ手荷物は5㎏(30x40x15)一つ、預け荷物は30㎏(80x60x40)一つという制限はあります。

そしてバスに荷物を預ける場所は行先によって左右の扉が分かれていて

テッサロニキ行きは左側、アテネ方面行は右側に入れるよう指示がありました。

テッサロニキ行きバス テッサロニキ行きバス

わかったこと

建物特徴
Central Bus Station Sofia(新しい)大手バス会社中心、国際線が多いが、全部ではない
Serdika Bus Station(古い)地方行き&一部国際線、セクター番号で管理されている

Union Ivkoni(大手バス会社)も路線によって出発セクターが違うらしい
特に近距離の国際線(ギリシャとかセルビアとか)は、わざわざ古い建物から出すケースあり。

混雑回避のため(メインターミナルは混む)、コストの問題(古い建物を使うと安い)
みたいな事情も絡んでるのではないかとチャットGTPさんは回答をくれました。

国境越えは超スムーズ!

テッサロニキ行きバス テッサロニキ行きバス

さて、事前に座席変更をしてもらって何の問題もないと思っていたら……

何故か右側窓際の席だったのに左側の通路側が私の番号でした・・(涙)

どうやら私や、予約係の人が想定していたバスの型と違ったみたいで残念無念

乗客は多めでしたが満席ではなかったので、

最初は指定席に座っていた人も様子を見て空いてる席に勝手に移動していました。

ということで、私の隣の人も移動してくれたので1人ゆったり座れることに。

バスルート

7:40 発。高速に乗ってからはスムーズで

9:00 Blagoevgrad(ブラゴエヴグラド)でトイレ休憩も兼ねて15分間停車

丁度リラに行ったときに高速を降りた場所です。

トイレは有料。売店があり、そこでホットコーヒーとドーナツを注文。

パン類を注文する人には頼まなくても温めてくれました。

10:10 サンダンスキ停車1組の老母娘が乗り込んできてちょっとした揉め事。

運転手は足の不自由な母親を入口近くの席に誘導したのですが、

老娘が「絶対指定した席に座りたい!」と言い張って、そのせいで15分のロス。(苦笑)

サンダンスキ

 

 

 

 

 

 

 

 

10:50 国境到着 10分ほどの手続き終了Σ(・ω・ノ)ノ!

やはりシェンゲン協定の国同士は入国もスムーズ!(^^)!

シェンゲン協定とは:加盟国間で国境検査なしに自由に国境を越えることを許可する協定

「​ブルガリアは2025年1月1日より、ルーマニアとともにシェンゲン協定に完全加盟し、

陸路、空路、海路すべての国境検査が撤廃されました。

これにより両国と他のシェンゲン加盟国との間でパスポートなしでの自由な移動が可能となりました 。​

となったことから

北マケドニアからのブルガリア入国時は時間がかかってスタンプの押印もありましたが、

ブルガリア出国時とギリシャ入国時のパスポート審査無し、スタンプ押印も無しで超簡単でした。(#^.^#)

ギリシャ入国直後にあるカフェで15分のトイレ休憩

国境

国境

トイレ休憩のカフェ

トイレ休憩のカフェ

ブルガリア走行中は山脈を超えているので景色は単調だったのですが

ギリシャに入ると山間から平地になり景色が変わりました。

設備の整った農地やテッサロニキに近づくと工場や太陽光パネルなんかもあって

西ヨーロッパの雰囲気がしてきました。

13:05 予定通り鉄道駅に到着

テッサロニキバス停 テッサロニキバス停

テッサロニキからアテネやギリシャ各地へ行くバスの予約はこちらKTEAのサイトでチェック!

テッサロニキ バスステーション(Train Staion Bus Stop)

テッサロニキ鉄道駅

バスの降車場は鉄道駅の右隣でした。鉄道駅構内にはカフェ、バー、雑貨店や地下にトイレもあります。

有人の荷物預けもあるみたいです。https://maps.app.goo.gl/itPPhhZ1T6ohduhEA

インフォメーションデスクもありました。鉄道に関してだけなのか、観光案内もしてるのかは不明。

とにかくここで市バスチケットを購入しておくのを強くお勧めします!!(ThessTicketについては下段で説明。)

鉄道駅構内

市バス 乗車に関する注意

ΠΛΑΤΕΙΑ ΑΡΙΣΤΟΤΕΛΟΥΣ

遠くに見えるΠΛΑΤΕΙΑ ΑΡΙΣΤΟΤΕΛΟΥΣバス停

 

観光スポットが密集する方面、有名なベニゼロス像(Statue of Eleftherios Venizelos)

の近くまで行くのに鉄道駅の前の大通りを渡ったところにあるバス停から乗車しました。(上の地図左)

下車したバス停​「Antigonidon(Αντιγονιδών)」(↑の地図右)は3つ目の駅、約10分で到着しました。

次の「Egnatia – Kentriki Agias Sofias(ΠΛΑΤΕΙΑ ΑΡΙΣΤΟΤΕΛΟΥΣ)の方が近かったかも。

01X、02K、45A番なら乗車可。

乗車したら券売機があるのでそこにお金を入れてチケットを買う、はずなのですが

私が乗車したバスの機械は「故障中」!

運転手さんに伝えても英語は通じないし、我関せずの様子”(-“”-)”。

他の外国人観光客もどうしていいかわからず、結局みんな無賃乗車を決め込みました!

支払いをせず下車しても何も言われませんでした

この問題は同じく空港に行くバスでも発生!!

券売機故障中だった為、車内でチケット購入するつもりだった人は皆無賃乗車になりました(苦笑)。

バスの車内

バスは新しいけど、チケットの機械は古くて壊れている。タッチ決済できる機械はクレカ用ではない。

知らないと戸惑うテッサロニキの交通!  便利なバス&地下鉄チケット(Thess Ticket)

テッサロニキでは公共交通機関で使用できる再利用可能なスマートチケット

ThessTicketというものがあります。(バスとメトロで形状に若干の違いあり。)

*私はテッサロニキで2回バスに乗りましたが2回とも券売機は超古いタイプで故障中でした。

券売機を使うことができなかった上、このThessチケットも手にすることがなかったので

以下はあくまで調べた内容のシェアです。ご了承下さい。

Thessチケット

注)Thess Ticket(紙製)に似たものでThessa Card(プラスチック製)があります。

特徴ThessTicket(チケット)ThessCard(カード)パーソナライズ
対象者一般利用者、観光客長期利用者、割引対象者
個人情報の登録不要必要(写真・名前など)でオンライン購入可
チャージ可能な商品短期チケット、パック商品長期定期券、割引商品
再発行不可可能

ThessTicket(バス用)とは?

主に短期滞在者や観光客向けに6種類あります。

  • 都市部ゾーン(初回有効化から70分間有効、乗り放題):€0.60

  • 郊外ゾーン(初回有効化から70分間有効、乗り放題):€0.80

 

 

 

 

 

 

 

  • 特別バス路線(初回有効化から70分間有効、乗り放題):€2.00(空港に行くにはこれ)

  • 24時間チケット:€2.50

 

 

 

 

 

 

 

  • 10回分+1回無料パック(都市部ゾーン):€5.80

  • 10回分+1回無料パック(郊外ゾーン):€7.80

 

 

 

 

 

 

 

ThessTicketはどこで買える?

  1. OASTHチケット販売所(公式窓口)
     → 主にバスターミナル(例えば「KTEL Macedonia」や市内中心部など)にあります。
     → 窓口では、1回券、1日券、10回券などを買えます。

  2. 市内の売店(Periptero ペリプテロ)やキオスク
     → 街中のコンビニのような小さな売店で、多くの場所でチケットを販売しています。
     → 「Bus tickets?」と聞けば、すぐにわかってもらえます。
     → クレジットカードが使えない場合が多いので、**現金(小銭)**を用意しておくと安心です。

  3. バス車内の自動券売機(よく故障している!!)
     → 車内にも小さな券売機が設置されています。
     → 現金(小銭)しか使えません。お釣りも出ません!
     → 価格は市販価格より少し高い場合があります(例:通常€0.60 → 車内では€1.00など)。

チケット販売所の場所と営業時間

テッサロニキ市内には、以下のようなチケット販売所があるそうです:

販売所名営業時間
空港(Airport)06:15 – 21:00
IKEA トランジットステーション06:05 – 21:05
ミトロポリ(Mitropoli)06:35 – 20:25
アリストテロス広場(Aristotelous Square)06:45 – 20:00
エレフセリアス広場(Eleftherias Square)06:25 – 20:20
新鉄道駅ターミナル(New Railway Station Terminal)07:05 – 19:50
KTEL トランジットステーション07:15 – 19:40

土日祝日は休業の販売所が多いそう。

※私が訪れた1月はオフシーズンだったのでアリストテロス広場に観光案内所のブースは見当たらず、警察の人に聞いても不明でした。

又、一般のキオスクでは特別ゾーンのチケット(空港行バス)は扱っていないと言われました。

※androidユーザーはアプリから購入できるみたいです。https://oseth.com.gr/en/user-guide-mobile-app

使用方法

バスやメトロに乗車したら、車内または駅構内にある検証機にThessTicketをタッチして検証

または、QRコード付きの紙チケットの場合は差し込んで打刻

検証後、70分間は同じゾーン内での乗り換えが可能で

空港行き(01Xおよび01N)や文化路線(50番)などの特別路線を

利用する場合は、専用のチケットが必要。

検証機(バリデータ:Validator)券売機券売機

検証機(写真左)は「チケットをスキャンして乗車を記録するための機械」であり、

券売機(写真右)(チケットを販売する機械)とは別です。

券売機は、バスの中に(小さな箱型で)設置されていて、小銭(現金)を投入して紙チケットを買います。

この券売機は古いタイプが多く、故障している確率が高いです!

英語表示が出ないこともあり、少し分かりにくいとも。

●券売機の種類:

新型(QR対応)→  タッチパネル・QR印刷付き。 市内中心部の新型バスで導入
旧型(紙のみ)  →  ボタン式・紙チケットだけ。 まだ多数。空港線含む
故障中                   →  画面が真っ暗 or 「OUT OF ORDER」表示 。よくある。運転手も気にしない

紙チケットを受け取ったら、すぐ近くの「検証機」に差し込んで打刻(検証)します。

チャージ

このチケットはチャージできるみたいで、前回の運賃商品が期限切れになった後に可能とのこと。

チャージ可能場所、方法、支払いに関してはHPを参考になさって下さい。

https://oseth.com.gr/en/thessticket-buses

英語を選択するとそこから日本語翻訳で見ることができます。

旅行者におすすめの買い方

バスに乗る前に街の売店(キオスク)でチケットを買っておいて乗車時に検証機でタッチするです!

テッサロニキ市内を何度かバス移動する予定なら、

街中の売店(Periptero)で、事前にThessTicketを何枚か買っておくのが一番楽でお得です!

🇬🇷 ギリシャの公共交通機関事情(特にテッサロニキ)

  • 運営がやや緩い(日本のような厳格さはほぼありません)

  • 機械故障が非常に多い(券売機や検証機が故障しているのは普通)

  • 運転手もチケット販売を「しない」ことがある(売るのが面倒で無視するケースあり)

  • 無賃乗車でも運転手が何も言わない特に空港路線01X・01Nは多い

  • キオスクでも「専用チケットは置いていない」ことが多い

路線確認はアプリから

停留所や時刻表、リアルタイム運行状況を確認できるアプリがあります。

検索するのに行先はギリシャ文字でよくわからないので、

まずGoogleマップで自分の行きたい場所に行くバスの番号を調べてからこのアプリを使うと便利です。

HPの画面一番下にアップルストアとGoogleプレイ各々のダウンロードリンクがあります。https://www.oasth.gr/en/

バスルート アプリ

テッサロニキ地下鉄

地下鉄入口

テッサロニキの地下鉄(メトロ)は、2024年11月30日にようやく開業しました。

このプロジェクトは、遺跡の発掘や経済危機などにより、当初の計画から大幅に遅延しました。

地下鉄の建設中、特に市中心部のヴェニゼロウ(Venizelou)駅付近で、

ローマ時代やビザンチン時代の遺構が多数発見約30万点の遺物)され、大幅に遅延しただけでなく

遺跡の保存方法を巡って法的な争いも発生しました。

*ヴェニゼロウ駅では、地下鉄網を構成する最大級の考古学遺跡の一つで、ローマ時代の遺跡を見ることができます

テッサロニキ地下鉄

https://www.thessaloniki-metro.gr/en/map/

現在13駅あり、無人運転。駅のそばには遺跡の展示があるのが特徴。

現在建設中のライン2(青色)は、2025年末の開業を予定しており、5駅が追加。

さらに、Mikra駅からマケドニア国際空港(SKG)への延伸が計画されています。​​

ただし、この計画は現在、地質調査や設計段階にあり、完成までには数年を要する見込みです。

チケットの種類

  • ThessTicket:​紙製チケット、最大6回までチャージ可能。

  • ThessCard:​個人情報要登録、プラスチック製カード、長期利用者向け。

​基本チケット   €0.60        検証から70分間有効。乗り換え自由。
10+1回チケット €5.80        70分チケット11枚分。
24時間チケット     €2.50        検証から24時間有効。乗り放題。

購入場所と支払い方法

  • 自動券売機:​全駅に設置されており、現金(€5、€10札および硬貨)での支払いが可能。

※現在、券売機でのクレジットカード支払い非対応ため、現金のみ。

  • 有人窓口:​主要駅(Neos Sidirodromikos Stathmos、Venizelou、Agias Sofias、25is Martiou、Nea Elvetia)

にあり、営業時間は7:00〜19:00thessmetro.gr

地下鉄券売機 地下鉄構内

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

注意点

  • バスとの共通利用:​地下鉄のチケットは、現時点ではバス(OASTH)との共通利用不可

thessalonikiblog.com+1Wikipedia+1

営業時間

  • 月~木、日曜:午前5時30分~午前0時30分
  • 金&土曜  :午前5時30分~午前2時

この記事に関する動画とおススメ参考動画

 

マケドニアバスターミナル、鉄道駅の様子↓