
5月13日 歩行距離23㎞ HORNILLOS del Camino-CASTROJERIZ
小雨がふったり止んだりの中、この日もメセタの泥道と格闘した後、
やがて舗装された並木の綺麗な小道に入って行きました。
サン・アントンという村では
歴史的に由緒あるという教会を見学。
驚いたことに
ここの教会外壁の人物は全て頭が無し!( ゚Д゚)
尋ねると戦いで敵に首をすべてはねられてしまったそうです。
教会前でアナが、小物を売ってるおじさんから
木彫りの珍しいT(tau )字架を買ってプレゼントしてくれました。
この地方ではなぜかこのT字がポピュラーらしいです。
ロサが「エジプトのアンクシンボルの丸部分が取れた形よ。」
と教えてくれましたが、よくわからないので帰ってから検索しました。
古代からあったようです。
カストロへリスの村
村は小高い丘の斜面にありました。私営宿は村の真ん中あたり。


とても狭い大部屋のベッドルームでしたが清潔です。
コンセントは多数人で共用。コインランドリーはなかったと思います。
干すところはありました。キッチンスペース、食堂も狭いですが快適です。
後でこの狭い、という理由がわかり納得しました。
この家は相当古いらしく、かつてはワインを製造していたそうです。
食堂のど真ん中に木造の巨大な道具↓ブドウ圧搾機!(*’▽’)
そして宿のご主人が夕方に宿泊者を連れて地下を案内してくれました。
石造りの地下道の先にはなんと、ローマ時代からあるという石室が!
長い間ワイン貯蔵庫として使用されているそうで、
私達もワインを試飲させてもらいました。
蝋燭を持っての地下ツアー面白かったです!
巡礼者料金でこんな楽しいツアー付きなら多少狭くても気にしません!


ランチは久しぶりにきちんとしたレストランに入って食べました。
村のどの家もローマ時代からの家?と思うようなつくりで素敵~❤


小さい村なので教会を見て散歩するくらいなのですが
この村に来たら皆が参観にいくという「病院」があるとのことで
私達も行きました。
魂の病院
扉を開けて一歩入ると空気感が違いました。
癒しの空間です。
見終わって出ていく人達の目には涙があふれていました。
何があるのだろうと足を進めると・・
印象的な写真の1枚1枚に心に響く言葉が添えられ展示されていました。

(写真で空気感が伝わらないのが残念です)
写真の他、絵画や、動物の骨や流木、
アンティークなものを利用して作ったオブジェなどが飾られていて
独特な雰囲気を醸し出していました。
驚いたことに階段の踊り場には「般若心経」の手書きまでありました!!
この病院には宗教や文化を超えて「人」の魂に訴える何かがあると思いました。
魂が癒される空間です・・・是非訪れてみてください。

魔女避けのアザミ

教会の壁に髑髏紋様
カストロへリス村はあちらこちらに怪しい?シンボルが
点在していて、とてもスピリチュアル感満載!
印象に残る場所となりました。(気づかないうちに新しいご縁も芽生えていたので)
5月14日 歩行距離31㎞ CASTROJERIZ-FROMISTA
昨日宿で一緒になった人と、「毎日宿の予約が大変だよねー」という話から
アナが一緒に予約してあげるということになり、
2名と新なご縁ができました。
イタリア人おじさんのジュゼとアルゼンチン女性のモニです。
もともと二人は見知らぬ同士でしたが、
モニがイタリア語を話せるということで
英語&スペイン語がわからないジュゼを助けるようになり、
今は一緒に歩いているとか。
カストロへリス村をでるとすぐに峠越えです。
息をきらせて登り切り、
振り返ったら良い眺めが待っていました。
見晴らし最高です。
それからはこのような可愛いお花畑が続きました。
髪に花を飾って歌を歌いながら進みます。
登のあとは下りです。なだらかに見えますがかなり急な坂道でした。
注意標識があるくらい急な坂
又、スペインの教会の塔の上には必ずと言っていいほど
コウノトリの巣があったりします。^^
立ち寄ったカフェの扉の奥には大きな庭があって
そこでのんびりくつろぎました。
ネイティブアメリカンの妖精ココペリやヤモリの鉄アート等
ここにもスピリチュアル系の装飾があり興味深い庭でした。
一見目立たない入り口ですが穴場のおススメカフェです。
(多分ボアディージャ エル カミーノの村)

やがて運河沿いの道を・・・
川の植物に目をやり、いろんな種類の鳥の鳴き声に耳を傾けて
久しぶりに歩くことを楽しめました。
運河の水門を超えるとフロミスタの街はすぐです。
公営宿Albergue Municipal in Fromista

https://www.caminodesantiago.me/camino-frances/castrojeriz-to-fromista/albergue-municipal-in-fromista/
カルメンさんという陽気なオスピタレイロ(女主人)のいる宿です。
外見は綺麗めですが設備はまあまあでした。
ベッドは簡単な鉄パイプでコンセントは下段だけ。
大部屋に簡単な仕切りがあるだけなのでよその部屋の声もよく聞こえます。
鉄パイプの簡単なベッドは不安定で、上り下りが大変だけでなく
下に動きが響くのですごく気を使いました。
又、私のベッドの下段男性の鼾がすさまじく、この夜は参りました!
洗濯はカルメンさんにお金をわたしてしてもらいます。
乾燥機はなく、庭に干場があるので干せます。
共用ルームのソファーの部屋は居心地よさそうでした。
宿の裏手に大きめの雑店があり、自炊する人はそこで買っていましたし
私も日用品でなくなってきたものをそこで補充しました。
チェックインした後は近くのカフェでランチ。
めずらしく手の込んだ
巡礼者用定食でないランチを食べました。
地元の人も来るお店、そこで若い夫婦+女の子+シェパード犬に出会いました。
私が女の子と犬遊びをしている間に
アナとロサはそのカップル(実は夫婦でなかった)と仲良くなり
なんと翌日家に招待してもらうことになりました!!
晩は近くのカフェでロサ、アナ、モニと私の4人で女子トーク会。
モニとロサは英語がわからないので3人の会話はスペイン語。
その横で私は甘いものをひたすら食べていたわけですが、
会話のところどころにでてくる単語を知っていて
何の話題を話しているかの察しはつきました。
行く前に「パウロコエーリョ の 星の巡礼」読み
映画「星の旅人たち」観ておいてよかったです。話に参加できたので。
また、南米チリの女性作家イサベル・アジェンテのことも
知っていたのでその話にもなんとか話しについていけました。
*死の象徴や一番古い形の十字架等、諸説あるみたいです。
横の線が天=神、縦の線が大地=人間をあらわし、
両者が合流する形で、「真実・言葉・光・善に向かった心」をあらわす、
の説に納得しました。